おさるアイコン

アーカイブ 2019/11/24
 

レシピその355
ジャガイモニョッキのリンゴソースとスペック
~塩加減の決め方。~


毎日の料理は全体のメニューと、
各自の食べる分量、
そして、家族の体調を把握し、
その時々、味を決める。
このことが家庭料理の真骨頂だと思っています。
私は塩加減をあえて薄めにしています。
お客様をお迎えしたときも、
いろいろなタイプの塩をテーブルにのせ
「遠慮なく自分の決め味にしてください」と伝えます。
すると各々がより丹念に味わいながら
最後の塩梅を整えてくれます。

そう、私の料理の仕上げは、セルフサービス。
お客様の様子を見ていると、
料理とじっくり向かいあってくれるように感じます。
「ホントだ、少し塩を加えると味が冴える」
と言われたことがあります。
そのときは料理を一緒につくりあげる
醍醐味すら感じました。

祖父の料理をつくっていたとき、
「あと、ひとさじ、お砂糖と
 少しお塩を足してくれるとな~」
とよく言われたものです。
そして、味を濃くすると
祖父の晩酌の量が増えました。
そんなわけで、薄味にして様子をみる、
という姿勢が基本となったのでしょう。
「決めてない味付け」も
なかなか楽しいものです。


さて、今回のお料理は、
いつも薄味で安心するレストランのシェフに
教えていただいたニョッキです。
リンゴの甘さやスペックの味わいで
味を整えて下さいね。
楽しい味わいのソースです。
どうぞお楽しみ下さいませ。


ジャガイモニョッキの
リンゴソースとスペック


■材料(2人分)

ジャガイモニョッキ:180g
※今回は少し小さいサイズにしました。
バター:40g
リンゴ(ゴールデン):大2個
レモン:半分
スペック(燻製生ハム):70g
コショウ、塩:適量




☆下準備

・リンゴを薄切りと角切りにする。
角切りは形が少し残るようにする。



・レモン半分を絞って
リンゴにかけておく。




■作り方

(1)鍋にバターを溶かす。



(2)リンゴを入れてフタをして弱火で煮る。
ニョッキのお湯をわかし始める。



(3)時々かき混ぜて
水分が足りない場合は水を少し入れる。



(4)リンゴが煮えてきたら
短冊切りにしたスペックを入れて煮る。
時々混ぜる。
水分が足りない場合は水を少し足す。



(5)塩とコショウで味を整える。



(6)ニョッキを塩入りのお湯でゆでる。



(7)リンゴソースの鍋に
ゆで汁も少し入れる感じでニョッキを入れる。



(8)ソースと合わせる。



はい、出来上がりました。
たっぷりとコショウをかけて
リンゴを飾ってみました。
お好みで粉チーズをどうぞ。
リンゴのほのかな甘さに
スペックの香りが加ったサッパリとしたソースです。
秋らしいニョッキをお楽しみ下さいませ。
Buon appetito!


 
ご感想はこちらへ もどる   友だちに知らせる