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アーカイブ 2020/07/05
 

レシピその370
ザワークラウト〜バカンスにむけて。〜


この原稿を書いている6月末、学校も終わり、
年末試験も終わった子ども達は
もうすっかりとバカンス気分です。
そして、久々に太陽の中で、
友達と直面で会って話せる機会を持てたことで
一層の喜びを感じているのでしょう。
はしゃぐ声で外が賑わっています。
家でのWEB授業を数ヶ月した子どもたちも、
そして、その子たちの面倒をみた親も
共々に味わってしまった、今までになかった閉塞感。
少しでも解放されたい気持ちが
盛り上がってきたこの時期、この季節。
移動制限措置の緩和で、親たちは、
「ファミリーバカンスはイタリアのどこで」の
話題に花を咲かせています。

まだ毎日救急車のサイレンの音が響く中でも、
コロナはもう収束したかのような印象を受けています。
共存しなければいけないという思考が変化しながら、
違う方向での拡がりを見せ始めている
日常生活模様です。
多少の内容変更があったとしても
イタリア人のバカンスは健在です。
やはりそれはこの時期、この季節、
今を乗り切るという英気を養うには、
バカンスは必要不可欠な物なのでしょう。

さて、今回は我が家の常住者で、
居ないと寂しく感じる、ザワークラウトです。

キャベツを塩で発酵させ、
時間に身を任せるだけで出来上がります。
プクプクと産まれ、育っていくのを
見ているだけでも楽しいですよ。
すっぱさの好みも自分次第です。
シンプルだからこそいろいろと楽しめますので
どうぞお試し下さいね。


ザワークラウト

■材料

キャベツ:1個
塩:キャベツの2%
クミンシード、黒コショウ粒:適量
容器:ビン




☆下準備

・ビンを熱湯消毒する。
・キャベツの上葉を1枚残しておく。
(フタにするため)




■作り方

(1)キャベツを洗い、千切りにする。



(2)キャベツの重さだけを計る。



(3)キャベツの2%の重さの
塩を用意する。



(4)塩を振りかけて全体をかき混ぜる。



(5)重石をのせて、
水分が少し出るまで1時間くらいおく。



(6)水分が出たら、水分も少し入れながら
キャベツをビンに詰める。



(7)ぎゅっと底にキャベツを詰め、
クミンシードを入れる。



(8)黒コショウ粒を入れる。



(9)手で押しながらキャベツを入れて
(7)(8)を繰り返す。



(10)最後に水分で浸かるようにして、
残しておいたキャベツの葉でフタをする。



(11)直射日光を避けておいておく。



(12)2日目くらいから発酵が始まり、
あぶくが出てくる。
※気候により発酵がはじまる日数は異なる。



(13)ビンのフタを開けて見ましょう。
キャベツのフタも発酵で膨らんでいます。



(14)ギュッとつぶす。



(15)5日目。
ギュッと潰し、発酵具合の味見する。



好みの発酵度になったら
冷蔵庫に入れて保存します。



この酸っぱさは食欲を増しますね。
Buon appetito!


 
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