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アーカイブ 2020/07/19
 

レシピその371
新紫タマネギの冷製パスタ
〜もう大丈夫派と注意深く行動する派〜


7月に入って初めての週末です。
バカンス前の最後の挨拶パーティが
開かれる時期でもあります。
我が家の前のレストランは、
店内は広く、換気や距離など、
諸々のことには気を付けている様子ですので、
問題はないと思いますが、
レストランの前で、全員が揃うまで、
談話をしながら待っている人たちの様子を見て
一喜一憂しました。

久々に直面で会えている気持ちの高揚感に加えて、
バカンス前のお別れの挨拶で、
その声の華やかさは、
凄まじさを感じるほど、にぎやかです。

そして、なんとなんと!
頬にキスを交わして挨拶をしている人を見かけ、
「あ〜、イタリア式挨拶が復活してしまった!」
とびっくり。
かと思うと、他のグループは、
大学生くらいの年齢の十数名の集団でしたが、
こちらは全員マスクをしながら談話しています。
もう一つのグループもいます。
きっと家族親族なのでしょうか。
子ども達はマスクなし、
大人もマスクを口元から下げてあごにして、
大声で話しています。

今、ミラノは大きく
二派に分かれているように思われます。
ひとつは、もうコロナ感染者の人数も減った。
だから、そろそろもう大丈夫で気をゆるめる派。
もうひとつは、
少なくなってもまだ収束はしていない。
だから、まだまだ注意深く行動をする派。

もう大丈夫派の人たちも
気のすべてはゆるめてはいないにしろ、
統計上の人数が少なくなったという安心感から
以前の習慣や慣習的な行動に
戻ってしまっているように思われます。

減ったとはいえ、
救急車のサイレンは依然と毎日聞こえてきます。
油断を許さないこの時期です。
もう少しの間、意識を持った行動で
この大波を乗り切りたいと思っています。

さて、新タマネギが美味しい時期になりましたね。
今回は、新紫タマネギの冷製パスタをご紹介します。
私はタマネギが大好きですので
たっぷり入れてみました。
タマネギの分量はお好みで、
そしてパスタも、お好きなパスタでどうぞ。


新紫タマネギの冷製パスタ

■材料(4人分)

ショートパスタ:350g(今回はセモリナ粉の生パスタ)
紫タマネギ:350g
レモン:1個(皮1個分)(レモン汁半分)
ケッパー:大さじ2
黒オリーブ:15〜20個
EVオリーブオイル:大さじ3
塩:適量




■作り方

(1)タマネギを繊維を断ち切るように
薄切りにして15分くらいおき、
表面を良く洗ったレモンの皮をすって
まんべんなくかける。
パスタ用の湯をわかし始める。



(2)オリーブとケッパーを入れる。



(3)レモン汁を入れる。



(4)塩で味付けをして、
EVオリーブオイルを入れる。
パスタをゆで始める。



(5)パスタがゆで上がるまで
おいておく。



(6)ゆであがったパスタ。



(7)パスタに流水をかけて冷やす。



(8)パスタをタマネギの器に入れる。



(9)全体を混ぜ合わせて味付けを見る。
EVオリーブオイルや塩の加減を整える。



はい、出来上がりました。
レモンスライスとバジリコの花を添え、
EVオリーブオイルと
ペコリーノチーズをかけました。
レモンでさっぱり。
そして新タマネギの味を堪能して下さいね。
そうそう、このパスタをベースにして、
ツナやアンチョビ、スモークサーモン、
フレッシュトマトの角切りなど
いろいろと具を変えて楽しむのもおすすめです。
Buon appetito!



おまけです。
私のようにタマネギ大好きな方に
お役立ちソースをご紹介します。



紫タマネギ100gを荒い微塵切りして、
レモン汁少々、塩少々、砂糖隠し味程度、
EVオリーブオイル大さじ1を入れて
バーミキサーでソースを作ります。
冷蔵庫で保管しておいて下さいね。
このタマネギソースは何にでも使えます。
ドレッシングの中に入れたり、
他の調味料と合わせて
また別のソースを作ったり出来ますよ。


△こちらの冷製パスタは、
ツナとトマトを加え、
このタマネギソースをかけました。


 
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