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アーカイブ 2020/11/08
 

レシピその378
リンゴバター シンプル味と香辛料入り味
〜再びのロックダウン。〜


隣国のニュースが着くとすぐに、
イタリアも騒がしくなり、
また救急車の音が
頻繁に聞こえてくるようになりました。
友人のなかには、仕事の目処が立たず、
先の予定が組めないという人が増えています。
私たちもニュースに耳を傾け、
あたらしい規制が出たらすぐに
行動を変えなくてはいけません。

マスク着用が義務づけられ、
高額な罰金も発生することになったので
急に皆がしっかりとマスクをし始めました。
でも、タバコを吸うときとか、
カフェでお茶を飲むときとか、
レストランで食事とか、
鼻を噛みたいとき、
そんなちょっとしたときに、
マスクをどこに仮置きするか?
置き忘れはあってはいけません。

そのちょっとの置き場所の
スタンダードはあごの下です。
他、手首や腕。
そして忘れないように、
目の前に置いて手放さない場所、
指先に巻きつける人もいます。
その人にあった置き場所選びを
しているものだなあと感心もします。
今まで一度も見たことがない場所は、
頭の上と太ももです。
たとえば、頭には、
ヘアーバンド兼用にもなります的な両面マスク。
太ももを置き場にするのでしたら、
ストッキングどめのように太ももに通して、
取り出す時は、ジョージ・チャキリスが
『ウエストサイド物語』でしたように、
足を高くあげて、
そこからサッと出すってどうかしら。
さぞカッコ良いだろうと思うのですが、
いかがでしょうか?
‥‥そんなことも考えたくなるくらい
大変な毎日が続く今です。

リズムを刻みながら、心を弾ませる。
少しでも口元をほころばせて、
今を乗り切って行きたいと思っています。

さて、今回、ご紹介するレシピは、
若い友人からいただいたリンゴバターです。
秋の豊さを感じた味でした。
さっそく作り方を教えていただきましたので、
ゆっくりと時間をかけて作りましょう。

シンプル味と香辛料入りの2種類です。
ソースやお料理の隠し味、
ケーキに入れたり、
お茶に入れたりと、いろいろ使えます。
煮ている間はキッチンにリンゴの香りが満ちます。
どうぞその時間もお楽しみ下さいね。


リンゴバター
シンプル味と香辛料入り味


■材料

リンゴ:2.5kg (皮付き、芯を取った重量)
リンゴジュース:500cc
レモン:大1個
砂糖:大さじ6、大さじ3
※リンゴの甘さで加減して下さい。
塩:少々
シナモン、ナツメッグ、グローブ:全て粉状を適量
煮沸消毒したビン:数本




■作り方

(1)芯を取ったリンゴを8切りにして、
レモンの輪切りと一緒に鍋に入れ、
リンゴジュースを入れて
フタをして中火にかける。



(2)煮立って来たら弱火にして
時々かき混ぜて40〜45分くらい煮る。



(3)煮る時間はリンゴのかたさに合わせる。
今回はしっかりしていたので45分。



(4)目の荒いざるでこす。



(5)リンゴの皮を取り除く。



(6)取り除いた皮を全て入れて、
もう一度こす。



(7)こしたリンゴを鍋に入れて
ブレンダーを1分かける。
※大鍋はシンプル味用、小鍋は香辛料入り用。



(8)シンプル味用にする大鍋には、
砂糖大さじ6を入れて弱火で煮始める。
煮立ったら極弱火にして1時間煮る。



(9)香辛料入り用にする小鍋には、
砂糖大さじ3と香辛料を入れて煮始める。
煮立ったら極弱火にして1時間煮る。



(10)水分が飛ぶため
軽くフタなどをして煮る。
時々かき混ぜる。



(11)水分がなくなって
飛び散らなくなったらフタを取って、
水分を飛ばしながら後1時間ゆっくり煮る。
時々、焦がさないようにかき混ぜる。



(12)かき混ぜるときは、
底と側面も取りながら混ぜる。



(13)2時間煮たところ。
混ぜたときに筋がついて
底が見るようになったら出来上がり。



(14)こちらも出来上がり。
熱湯消毒した瓶に詰める。



お好みでバターを塗って、
その上にリンゴバターを塗ります。
豊饒な秋の凝縮された美味しさを
お楽しみ下さいませ。


 
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