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アーカイブ 2022/01/09
 

レシピその407
ハーブ漬け酢〜今年はどんな1年に?〜


明けましておめでとうございます。
2022年、始まりました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
去年をふりかえりながら
今年はどうなるのかしら? と
至らぬ想像を繰り広げている新年です。

去年は、ざっくりと言って
「無いところから始まる」を
経験した年でもありました。
ロスとかレスとかは
「有る」があったから感じること。
有ったこと、居てくれたこと、やれたことに目を向け、
それらにまず感謝をすれば、
かすかでも見えて来る灯りが
新しい気持ちの行き先を導いてくれて、
少しずつでも活力をもらえ、
産み出すという芽が生えてきた感じがしました。

それでも、この世とあの世と別れてしまう悲しみは
どうしょうもなく切なく、
自分を見失いそうになりますが、
一緒に過ごした思い出を心に刻みながら
ゆっくりと時間をかけて悲しみたいと思います。
時間をかけることで、いつか自然体で
自分の中に同化できるのではとも思っています。
いろいろなことがあった去年でした。
今年はどうなるのでしょう。
なにごとも柔軟に受け取れる自分でいたいと思います。

さて、今回のメニューは「ハーブ漬け酢」です。
スイスの姪が持って来てくれた物です。
元来お酢好きの私ですし、
風邪の始まりの喉の痛みに、
そのお酢力を発揮してくれました。
美味しいので薄めて料理にも使ってみましたら
なかなか素敵な新しい味との出会いがありました。
あれやこれやと使っていたら、
すっかり使い果たしました。
ここのところ国境越えは難しいので
それでは自分で作ってみようと思い
原材料を見ながら作りました。
この時期ですから
フレッシュな物が見つからない物は
乾燥の物を使いました。
お酢は自家製の柿酢を使い
柔らかで香りを楽しむ物にしましたが
お好きなタイプのお酢で
お好きな酸度で仕上げて下さいね。


ハーブ漬け酢

■材料(容器1リットル分)

好みのお酢:必要分
※ハーブを入れビンの口に一杯になるまで。
今回は出来立ての柿酢と3年物柿酢を使用。

ニンニク:2個
ショウガ:少々
シナモン:少々※粉シナモンでも可
グローブ:少々
ナツメグ:1個※粉でも可
ハーブ:ローズマリー2〜3本、
セージ数枚、ローリエ1枚、タイム少々、
乾燥チャボアザミの根ー10g、
乾燥ラベンダー10g、
乾燥レシェナ(地衣類)10g
※ハーブはお好みのハーブを使ってください。




■下準備

・ニンニクは芯を取り除く
・ショウガは汚い皮ののところを
取り除き切り分ける。
・ナツメグは砕く。
・フレッシュの香草は洗い水気を切っておく。




■作り方

(1)ビンに全ての香草を入れて
好みのお酢を入れる。
※今回は新しい柿酢を8分目入れます。



(2)好みの酸度になるように他のお酢を足す。
※今回は3年もの柿酢を加えました。



(3)お酢を口まで入れてかき混ぜ
フタをして保存する。



(4)毎日1度かき混ぜて3週間ほどおく。



(5)3週間経ったところ。



(6)ザルで濾す。
ニンニクとショウガを取り出す。



(7)ニンニクとショウガは千切りにして
ほかの料理に使う。



(8)目の細かい網で濾す。



(9)コーヒーフィルターで濾す。



(10)ビン詰めにする。
料理用、毎日飲む用、
テープルにおいておいて
さっと料理にスプレーする用に分けて
それぞれを好みの酸度にするように調整し、
各々の容器に入れる。
※今回は飲む酢用に酸度が高い
3年もの柿酢を少し足しました。
飲むお酢はスプーン1杯を好みで水で薄めたり、
そのまま飲んだりしましょう。




おまけ:我が家のお正月料理です。





肉の上にスライスした酢ニンニクと
酢ショウガをのせ、
揚げポテトにスプレーハーブ漬け酢をかけます。
一違う味わいに出会えますよ。
どうぞお楽しみ下さいませ。
Buon appetito

 
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