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アーカイブ 2022/09/18
 

レシピその424
ミニトマトのマリネ漬け(保存食)〜いつのまに。〜


母と私は、いつも驚かれるほど違います。
沈着冷静、沈黙寡言(ちんもくかげん)、
温厚篤実(おんこうとくじつ)、
四字熟語がぴったりとする母。
私といえばそのまさしく逆。
いつもバタバタと焦ってばかり
ものの言い方もガミガミと直下型で
カタカナ音が似合います。

そんな二人が織りなす夜な夜なの奮闘記。
几帳面な母は夕飯後すぐ、
戸締まりをし、窓をしめ、
鍵をかけ始めます。
「まだ暑いから開けておこうね」と
がちゃがちゃ開ける私。
「そうだね」と納得する母。
しかし、数分後には
また全て閉まっています。
「開けておこうね」と哀願する私に
「そうだね」と言葉優しげにうなずく母。
でもすぐに閉ざされる窓。

「なんでそんなにしめたいの?」と聞くと
これから雨が降るから。泥棒が入るから。
閉めないと気がすまないから。肌寒いから‥‥。
穏やかに答える母のその理由は
その度にかわります。
すべりが悪い家中の窓を
全く音を立てずに
どうやって締めてまわっているのでしょう。
しかも短時間のうちに。
くのいちのような動きでしょうか。
一度見てみたいものです。
結局のところ、毎晩私が根負けして、
外の新鮮な空気が入ってこないことに耐えます。
「頑固一徹」の面もある母です。
やはり四字熟語の母には勝てないカタカナ娘です。

さて、今回のメニューは
ミニトマトの甘酢漬けです。
母のアイデアで昆布と白梅酢を入れて作りました。
イタリアの味に日本の旨味を入れたことで
優しい味になりました。
どうぞお楽しみくださいませ。


ミニトマトのマリネ漬け(保存食)

■材料

ミニトマト:40〜50個
ワインビネガー:200cc
白ワイン:150cc
水:200cc
砂糖:大さじ3〜
白梅酢:大さじ2〜
だし昆布:少々
バジリコ:一握り




■作り方

(1)ワインビネガー、白ワイン、水、
白梅酢、だし昆布を入れておいておく。



(2)トマトは洗ってヘタを取り
水気を切っておく。
バジリコも洗って水気を切る。



(3)(1)に砂糖を入れて煮立たせて
溶けたら火を止める。



(4)トマトに串で3ヵ所穴を開ける。



(5)熱湯消毒したビンに
トマトとバジリコを入れる。



(6)人肌くらいの温度になったマリネ液を
トマトが隠れるくらいに入れる。



(7)鍋に布を敷き、
ビンを並べて火にかけて
沸騰したら中火にして15〜20分煮沸する。



はい、出来上がりです。
Buon appetito!


 
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