日本の紅葉を見るのは41年ぶりです。
小春日和の中、黄金色や移ろいでいく色を愛でるのは
情感の真髄に栄養分が浸透していくような感じがします。
前に住んでいたリエティのテルミニッロ山。
その中腹、標高1000メートルのところの平地は
夏にはテントで賑わう場所ですが
誰もいない時期外れの
春にはお花見、秋には紅葉狩りができ、
よくお弁当を持って出かけたものでした。
どこに居ても自然を愛でる事はできますが、
「あら熟れている柿を鳥たちがついばんでいる!」
「おみかんが色づいてきた!」
「たくさんのゆずがなっている!」
日本では1軒単位で、秋を感じることができて、
ご近所散歩で充分に楽しめます。
そして、毎朝出会う忘れかけていた習慣に
小さい驚きを隠せません。
「自分の家の周りを掃く。」
自分たちが汚した物は
自分たちで掃除するものでした。
特にこの時期、枯れ葉を掃く箒の軽やかな音色が
秋真っ只中の音として快く耳に届きます。
さて、今回は柿のリゾットです。
熟させた柿と普通の柿を使いました。
秋の味覚を楽しみましょう。
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柿のリゾット
■材料(3〜4人分)
お米:200g
ゴルゴンゾーラ:60g
柿:柿1個、熟し柿1個
ベーコン:4枚
ニンニク:一かけ半分
タマネギ:みじん切り大さじ2
バター:大さじ1
野菜ブロード:お米の3倍〜
Evoオイル:大さじ2
塩コショウ:適量
☆下準備
・柿熟し柿は皮をとり実を崩す。
普通柿はサイコロ切飾り用に
4枚薄切りにしておく。
・ゴルゴンゾーラは小さく切っておく。
・ベーコンはカリカリに焼き
1枚半を細かく切る。
残りは飾り用にする。
・タマネギ、ニンニクは荒みじん切りにする。
■作り方
(1)フライパンにEvoオイルを入れて
ニンニクとタマネギを入れ、
弱火にかけて香りを出し、
タマネギをゆっくり炒める。
(2)中火にして米を入れて
半透明になるまで炒める。
(3)お玉2杯分の野菜ブロードを入れて
弱火にして煮る。
ブロードがなくなったら、
足しながら煮る。
(4)8分目のかたさになったら
2種類の柿を入れる。
※熟した柿を飾り様に少し残しておく。
(5)塩コショウを入れて
アルデンテになるまで煮る。
※ゴルゴンゾーラとベーコンの
塩味があるので薄味にしておく。
(6)切ったベーコンと
ゴルゴンゾーラ、バターを入れる。
(7)火を止めて勢いよくかき混ぜる。
はい、出来上がりました。
盛り付けましょう。
熟した柿とスライス柿、
ベーコンと柿のへたを飾りました。
お好みでパルミジャーノや
バルサミコ酢をかけてどうぞ。
秋味たっぷりのリゾットどうぞお楽しみ下さいね。
Buon appetito!
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