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アーカイブ 2023/09/24
 

レシピその450
サーモンの塩味カンノーロ〜ちいさな手助け。〜


昨日、目に飛び込んできた光景です。
ラッシュタイムの茅ヶ崎駅で、
駅の階段を登ろうとしたときのこと。
忙しく動く人波の中で、白杖の女性が
階段の真ん中にある手すりを頼りながら
ゆっくり階段を登っていました。
階段の途中にある踊り場に手すりはなく、
白杖の彼女が頼りにしているものが
なくなってしまいます。
どうしましょ、と思ったときに、
階段を登っていた別の女性の手がすっと伸び、
白杖の女性の手を握り、共に踊り場を歩いて、
次の手すりに彼女の手を置いてあげていました。
挨拶や会話もなく、手助けしていた女性は、
すっと人の波に戻って行きました。
でも、きっと、手と手を通して二人の間では
しっかり会話があったと思いました。

こまやかなことや、
些細と思われることにも
気づける自分になりたい。
ときには勇気を持って行動に移す自分になりたい。
すぐに判断がくだせる
自分磨きをしなければ‥‥と
つくづく思った次第です。

さて、今日はドナータから教わった
塩味のカンノーロをご紹介します。
カンノーロはイタリアの伝統菓子で、
筒形の甘いお菓子です。
甘いと思って口に入れたら驚きの塩味!
大家族が集まる時のアンティパストに出したら、
意表をついてみんなから大好評だったとのことです。
カンノーロの本体は事前に作っておいて
冷凍にすることもあるそうです。
食べるときに具を入れるだけでいいのは便利ですね。
甘くないカンノーロをどうぞお楽しみくださいね。


サーモンの塩味カンノーロ

■材料(10個分)

・生地
小麦粉:150g
全粒粉:50g
ベーキングパウダー:2g
塩:少々
EVOオイル:70cc〜と生地に塗る用少々
水:50cc〜
ビネガー:小さじ2
卵:1個(仕上げ用)

・中身
リコッタチーズ:100g
スモークサーモン:50g+飾り用
アボガド:小2個
レモン汁:少々
ケッパー:10粒
コショウ:適量
粒ピスタッチオ:適量




■作り方

(1)小麦粉と全粒粉を
ふるいにかけてボールに入れ、
水とEVOオイルを入れてかき混ぜる。



(2)ざっと混ぜてひとまとめにして
ビニール袋に入れ(ラップでも可)
1時間くらい休ませる。



(3)生地をのばす。



(4)EVOオイルを塗る。



(5)3つに折ってEVOオイルと
小麦粉少々をふってのばす。



(6)薄く伸ばす。



(7)10〜12cm角で切る。
足りないときは生地を足しながら
四角の生地を作る。



(8)筒状に斜め巻きする。
カンノーロの筒状の型があると便利。
ない場合はアルミホイルを丸めて代用する。



(9)溶き卵を表面に塗る。



(10)180度オーブンで
表面がこんがりするまで焼く。



(11)常温になるまで冷ます。



(12)型から外す。



(13)中身を作る。
サーモンは小口切り。
飾り用は別にとっておく。
リコッタチーズはほぐす。
アボガドは小口切りと
飾り用にくし切りにしてレモン汁をかける。
塩ケッパーは塩抜きをしておく。



(14)全てあわせて、
塩少々、レモン汁、
コショウを入れてかき混ぜる。



(15)中身を詰める。



(16)中身を詰めたところ。



(17)手の上で、片側にピスタッチオを、
もう一方にケッパーをつける。



はい、出来上がりました。
盛り付けます。
Buon appetito!


 
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