日本に帰国しています。
イタリアの友人とビデオで話をしているときに
思わず涙が出てきて困ります。
言葉から伝わってくるものが直球で、
私の心を揺さぶります。
言語や表現の違いはあるにしても
イタリア人と日本人のコミュニケーションは、
なにかが違います。
「ぬくもり」なのかもしれません。
挨拶に握手、ハグやキスをするイタリア人。
体のぬくもりを感じ、
そのカロリーが籠もっている言葉が
心を温めてくれるのではないかと思っています。
イタリアにいる頃は、
なにも感じずに当たり前だと思っていることが、
違う土地に身を置くと、
なんともノスタルジーに繋がります。
タッチし、体温を通して感じて交信することを
大切にしていきたいものだと思っています。
さて、今回のメニューは
春菊と釜揚げシラスのパスタです。
イタリアにいるときに食べたくなる春菊と
釜揚げシラスの組み合わせです。
イタリアにはしらすに似た魚はありますが、
釜揚げシラスはありません。
日本のノスタルジーにひたる食材です。
今回は手打ちのショートパスタを合わせました。
もちろん、スパゲッティでもどうぞ。
私はここぞとばかりに
春菊もシラスも多量に入れますが
皆さんのお好みで分量を決めて下さいね。
|
春菊と釜揚げシラスのパスタ
■材料(2〜3人分)
釜揚げシラス:150g
春菊:ひと束
熟トマト:2個
にんにく:1かけ
ショートパスタ:150gg
※今回は手打ちセモリナショートパスタ
EVOオイル:大さじ4(シラス炒め分)
大さじ3(パスタ用)
塩:好みの分量
アンチョビ:少々
ペペロンチーノ:お好みで少々
☆下準備
・シラスは少し残して
水気を飛ばす程度に干す。
・トマトは湯むきしてざっくりと切っておく。
そのときにでたトマト液は取っておく。
・春菊は生でトッピングする分は細かく刻み、
後は数センチに刻む。芯は斜め切りにする。
・にんにくは刻んでおく。
■作り方
(1)熱したEVOオイルの中に
シラスを入れてさっと揚げ炒める。
鍋にパスタ用の水と塩を入れて沸かし始める。
(2)炒めたら油を切っておく。
(3)フライパンにEVOオイルと
にんにくを入れて火をつけて香りを出す。
(4)パスタをゆで始める。
(5)にんにくの香りが出てきたら
ペペロンチーノとアンチョビを入れる。
(6)トマトを入れる。
(7)さっと火を入れる。
(8)火を止めてゆで上がったパスタを入れる。
(9)好みの分量のシラスと
春菊も好みの分量を入れてかき混ぜる。
(10)春菊やシラスの全体的な分量を見て
足したりして好みの割合にする。
最後にEVOオイル一周かけ回し、さっと混ぜる。
盛り付けましょう。
取り置いた細かく切った生春菊と
シラスをのせてトマト液を少しかけ、
最後にオイルを少々かけます。
生トマトのフレッシュさがシラスの味を引き立たせますね。
Buon appetito.
今回のセモリナのショートパスタは
お届け弁当も出来ます。
歩いて5分のところに住む姉に届けます。
ショートパスタならでは出来ることです。
|
|
|
|