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アーカイブ 2024/04/21
 

レシピその463
シラスのフリッテッレ〜ふたりの幼馴染。〜


「シラスがとれたぞ!」
朝いちのうれしい電話。
潮でダミ声になった声の主は
茅ヶ崎の近所に住む幼馴染です。
彼は父親の後を継いで漁師になりました。
浜辺に立ち、海原を見つめるたたずまいに
海の男の粋を感じ、
「かっこいい〜ぞ〜」
と思わず声をかけてしまいます。
中・高・大と野球児だった彼は、
女学生達の黄色い声の応援が似合う
ピッチャーでした。
この年齢になっても「かっこいい男」が獲るシラス。
それだけでも美味しいのに、
さらに最上級の味になります。
穫れたてのピチピチのシラスは、
もちろん生でも頂きますが
揚げてもとても美味しいです。

今回のメニューはイタリアでも食べる
シラスのフリッテッレです。
シラスの繊細な味を愉しむように
卵は少な目に。
フリテッラの衣は薄めに。
シラスを主役にするために
衣も少な目にするのが私流です。
ちょうど揚げているときに
別の幼馴染が茅ヶ崎の農家の
トマトを届けに来てくれましたので、
さっそく付け合わせにしました。
「揚げ物は揚げ立てが一番ね!」
そんな事を言いながら
一緒に熱々を半分も食べてしまいました。
ふたりの幼馴染のお陰で海と土の香り、
そしてイタリアンの味わいを
堪能できる私らしい一品になりました。
どうぞお楽しみくださいね。


シラスのフリッテッレ

■材料

生シラス:500g
卵:1個
小麦粉:80g〜
グラナチーズ:大さじ4
イタリアンパセリ:1束
ガス水:80〜100cc
揚げ油:適量 ※写真に抜けています。




■作り方

(1)イタリアンパセリを
みじん切りにする。



(2)小麦粉の中にチーズ、
卵を入れてかき混ぜる。



(3)ガス水を硬さを見ながら加える。



(4)イタリアンパセリを入れて、
かき混ぜる。



(5)生シラスを入れる。



(6)そっとかき混ぜ合わせる。



(7)生地の硬さが
やわらかいようなら小麦を足す。



(8)180度くらいの油で揚げる。



(9)裏返して色がつくまで揚げる。



(10)油を切って、盛り付けて完成。



上からフレーク塩をかけて
お好みでレモンや胡椒をかけて
お召し上がり下さいね。
Buon appetito!




 
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