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アーカイブ 2024/09/22
 

レシピその472
ジューリアのリンゴとタマネギのキッシュ
〜プラスチックの分別。〜


イタリアに戻り、ただいま、
時差ボケ直しに時間を有しています。
まず、キッチンのどこに
なにが置いてあるかがはっきりしない。
日本とゴミの分別が違うので迷って、
もう一度、市の分別ゴミの説明書を
読んだりしています。
そうそう、機内で出された
プラスチックボトルのお水を手にしたときに、
ボトルとフタの関係にいろいろ考えました。
フタを開けた後も本体と離れないフタ。
フタをなくさない配慮なのかしら?
これは私のようなものにはぴったりで、
狭い機内では良いアイデアだと思っていました。
が、街に戻ってきてから買った
プラスチックボトルも
フタを開けても離れない仕様のものでした。
そしてなんと、紙パックのミルクの
プラスチックのフタも離れない。
これらのフタは化石原料を使用していない
と謳ってはいますが、
分別ゴミではミルクの紙パックの本体は紙、
フタはプラスチック部門に
分別するルールになっているので、
紙パックからフタを取り外すのに
手間がかかるのです。

聞くところによると、
フタとプラスチックボトルがくっついているのは、
環境のためで、
フタだけを捨てるのを防ぐ効果を
狙っているそうです。
こちらではプラスチックボトルは
そのまま捨てますが、
フタをプラスチックに分別せずに
捨てることを防ぐためのようです。
とりあえず環境問題の取り組みということなので
この不便さも生活に取り入れて行かなければ
と思っています。

さて、今回はキッシュが上手なジューリアの
リンゴとタマネギのキッシュです。
今までの私の生地の作り方と違い、
とても簡単にできます。
リンゴとタマネギの組み合わせが
魅力的な味わいです。
この生地で他のトルタも作りますが、
彼女は中身がフルーツや薄く敷くものの場合は
二度焼きはしません。
驚くほどかんたんに作ることができます。
皆さんもどうぞお試し下さいね。


ジューリアのリンゴとタマネギのキッシュ

■材料(型21cm)

・パスタブリゼ(生地)

中力粉:200g
コーンスターチ:20g
バター:100g
卵:1個
水:25cc
ビネガー:5cc
塩:少々

・中身

リンゴ:2個
タマネギ:4分の3
バター:15g

・卵液

卵:2個
生クリーム:250cc
(好みで生クリーム200cc+ミルク50cc)
塩コショウ:好みの分量




■作り方

(1)小麦粉とコーンスターチを
ふるいにかける。
バターはやわらかくしておく。



(2)粉にやわらかくしたバターを入れ、
ざっと混ぜる。



(3)溶いた卵を入れる。



(4)水とビネガーを入れて
ざっと混ぜる。



(5)手でざっと混ぜ合わせる。



(6)生地をさっとまとめる。



(7)平らにしてラップで包んで
冷蔵庫で1時間以上休ませる。



(8)中身を作る。
バターでタマネギをゆっくり炒める。



(9)色が付くまで炒める。



(10)リンゴを入れて数分炒める。



(11)卵液を作りましょう。
卵に塩とコショウを入れ良くかき混ぜる。



(12)生クリームを入れて
かき混ぜる。



(13)タルト型に薄くバターを塗り
小麦粉を振って冷蔵庫に入れておく。



(14)生地をタルト型より
一回り大きくのばす。



(15)型に生地を入れて
しっかりと押さえる。



(16)余分な生地を取り除く。



(17)フォークで底に穴を開ける。



(18)ベーキングペーパーに
重しをのせて
180度のオーブンで15〜20分焼く。



(19)まだ白い感じ。



(20)炒めた中身を入れる。



(21)卵液を入れる。
180度で30〜40分、
表面に色がつき中身が焼けるまで焼く。
中身を串をさして焼き具合を確かめる。



(21)完成。



リンゴとタマネギの甘さの
新鮮な味の組み合わせを
お楽しみ下さいませ。
Buon appetito!


 
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