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アーカイブ 2024/10/27
 

レシピその474
蒸し料理ザクロソース添え〜毎週水曜日の楽しみ。〜


最近の楽しみに、カルフールという
スーパーマーケットでの買い物があります。
毎週水曜日は、60歳以上10%割引の日で、
それをめがけてでかけます。
初めてでかけたときのこと。
こんなにたくさんの老人が
この地区にいるのかしら?と思うほど、
店内は老人ばかりでした。
そして、彼らのカートやカゴは一杯です。
どう見ても老人が消費する分量ではありませんが、
きっと1週間分まとめての買い物なんでしょう。
いきいきと買い物をしている老人を見ていると
こちらまでも元気になってきます。
なにより水曜日のカルフールは、
なにかが違います。
それは老人が醸し出す音とリズムです。
老人同士が大きい声で話す、
のんびりとした挨拶、長い世間話。
まるで老人社交クラブのようで、
居心地が良いです。
音楽や照明で買い物意欲が湧く
と聞いたことがありますが、
私は割引を彼らと共有することで、
さらにお得感を感じ買い物が進みます。
こんなこともありました。
私がビスケットを買おうとしているとき、
「こっちの方が今日はお買い得よ。
 そしておいしいわよ。」なんて
全く知らない方が助言をくれました。
老人的おせっかい、私は大好きなのです。
私にとって「水曜日」は
とても楽しいお買い物なのです。

さて、寒くなってきているミラノです。
冷たい雨にあたり、風邪をひきました。
料理はかんたんにすませたいです。
ミラノに、好きな具材を選んでお皿に入れて、
蒸して出してくれるところがあります。
これだ! と思いました。
お皿洗いをしなくてすむ紙皿を使って、
冷蔵庫の中にあるものを組みあわせて、
蒸しました。
私は大好きなザクロソースや
EVOオイルをかけていただきますが、
素材の味が充分に味わえますので、
お好きな味付けでお楽しみくださいませ。


蒸し料理ザクロソース添え

■材料

蒸す材料(すべて適量)
きのこ、かぼちゃ、じゃがいも、トマト、
ニンジン、なす、カリフラワー、
ブロッコリー、バカラ(塩漬け鱈)、
甘塩鮭、ボリジのラビオリなど



ザクロソース
ザクロ:1個
バルサミコ酢:好みの分量




■作り方

(1)ザクロジュースを作る。
レシピ360を参照)
できたジュースを弱火で煮る。



(2)量が半分くらいになって、
とろりとしてくるまで煮る。



(3)粗熱がとれたら、
バルサミコ酢を好みの味になるまで入れる。



(4)よく混ぜる。
ソースが完成。



(5)硬い野菜は薄切りに。
トマトは種を取って切る。
残りの野菜も切って、
じゃがいもを紙の皿の底に並べて、
その上に野菜をのせる。



(6)魚やラビオリをのせる。



(7)アルミで包みます。



(8)湯気が出たら材料を入れて、
フタをして蒸す。



(9)10分ほどしたら、
硬い野菜の蒸し具合を竹串をさして確認。
足りないときはもう少し蒸す。



はい、出来上がりました。
ザクロソースのほか、EVOオイルや、
コショウなどかけて熱々をどうぞ。
この一皿で身体がポカポカ、
お腹もいっぱいになりますね。
Buon appetito!


 
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