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アーカイブ 2024/11/10
 

レシピその475
ズッキーニとジャガイモのリゾット〜心にしみる味。〜


友人のアントニアから
「カタツムリを食べにきてね。」
とお誘いがありました。
年に一回、カタツムリ祭りしてくれる彼女は、
カタツムリと季節の野草ストゥリドロを冷凍して、
メンバーのスケジュールが揃うタイミングを
待ってくれています。
軽いトマト味で煮込んであったこのお料理、
治りかけの風邪も吹っ飛ぶエネルギーを感じました。

今回ご紹介する
「ズッキーニとジャガイモのリゾット」は
その時に出たプリモでした。
事前に胃の調子が悪いと伝えたら
作ってくれた料理です。
彼女のこのリゾットは、
なんとも胃にやさしいものでした。
ズッキーニの皮は剥いでいる理由は、
彼女の孫が緑の色を見ると食べないから。
栄養価は別として、
まずはズッキーニの味に
親しんでほしい気持ちからだそうです。

野菜ブイヨンは使わず、お湯で炊いて、
最後に入れるバターもチーズも少量にして
材料のやさしさを引き出して、
各人が食べるときに好みでチーズをかける
スタイルにしているそうです。
完成された説得力のある一皿ではなくて、
軽い味に仕上げておいて、
各自で好みの味にするのは、
大人数の家族の料理をしている
彼女の知恵です。
そして今回は、私の体調を思っての
メニュー選びでもあったのだと、
彼女の人を想う気持ちが伝わってくる
心にしみる味のリゾットでした。
これこそが「家庭料理の真髄」だと感じました。
アントニアのズッキーニとジャガイモのリゾット。
仕上げのバターやチーズは、
セコンドの味との組み合わせや
胃の具合と相談しながら、お好みの分量でどうぞ。
シンプルでやさしい味をお楽しみ下さいませ。


ズッキーとジャガイモのリゾット

■材料(3〜4人分)

スッキーニ:1本
ジャガイモ:1個
タマネギ:少々
にんにく:少々
米:1カップ半
バター:10g(好みの分量)
パルミジャーノ:大さじ1(好みの分量)
EVOオイル:大さじ1(野菜炒め用)
大さじ1(米炒め用)
塩:適量




■作り方

(1)ズッキーニは皮を薄く剥き、
サイコロ切りにする。
ジャガイモは小口切りに。
タマネギは粗みじん切り。
ニンニクはつぶしておく。



(2)EVOオイルにタマネギと
ニンニクを入れて炒める。



(3)タマネギが少ししんなりしたら
ズッキーニとジャガイモを入れて
塩を少々入れて炒める。



(4)全体にEVOオイルが回ったら
野菜が浸るくらいの水を入れて煮る。



(5)水分が足りなくなったら
水を足してる。



(6)煮えた野菜を
ハンドブレンダーで潰して
クリーム状にする。



(7)鍋にEVOオイルを入れて
米を入れて軽く炒める。



(8)湯を米より少し多めに入れて
中火で混ぜながら煮始める。
水分が少なくなったら
湯を足して混ぜる。



(9)米が8分目まで煮えたら
野菜のクリームと湯を入れて
時々かき混ぜながら煮る。



(10)米がアルデンテになったところ。



(11)火を止めてバターを入れる。



(12)パルミジャーノを入れて
勢いよく混ぜたら出来上がり。



やさしい味のリゾットは、
身体も心も温めてくれますね。
お好みでコショウや
パルミジャーノをかけてお召し上がり下さいね。
Buon appetito!


 
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