べっかむ3
みなさん、こんにちはー!
先週の金曜日に
ビンゴさんの「オレンジのう○こ」を紹介したところ、
こんなメールが届きましたよ。
=
かたつむりは食べたものの色つきう○こをする、
という研究を中学2年でされた方が
いらっしゃいましたが、
私は小2の時に「かたつむりの観察」をしていたら
偶然その結果を得ることができました。

かたつむりが飼育箱から逃げ出す、という
ハプニングがあり、探したところ色紙ケースの中で
発見しました。色紙には食べられた形跡が。
そして翌日、七色のう○こをしていたのです。
食べられた形跡の残った色紙と、う○こを
テープで貼り付け、ついでに卵の殻や、葉っぱ、
色々な色のものを食べさせて、そのう○こを
貼り付けました。

これが小2の時だったおかげか、
市で賞をとりました。
観察にはハプニングが起こると
メリハリがついて
よいのかと思います。
(ぴよ)

モギコ
おもしろーい! オレンジだけでもなんだか
かわいらしいことになってるのに、
さらに倍率ドンで「七色」かぁ〜!

オガー
自由研究にたいする、
「ハプニング→メリハリ」っていうぴよさんの
おとなっぽい考察もいいね! 余裕を感じるわ。
さてさて今日も、みなさんの自由研究を
バリバリと紹介していきますよー。

べっかむ3
自由研究は、家族に支えられて
完成することが多いようですね。
さいしょの発表は、
やさしいおねえさんからの投稿ですー。


清書までで500円

私は二つ下の弟の夏休みの宿題を手伝ったことがあります。
しかも自分の宿題も抱える6年生のときに。
たしか、短い小説というか童話というか
とにかくなんか話を書いて提出するというもの。
弟から500円という額を提示され、
ついつい引き受けてしまった私。
ストーリーに起承転結をつけ、
なにか教訓みたいなものもこめて、
で、かなり自分なりに工夫しました。
でも、一番苦労したのは、
とーっても字が下手な弟の字をまねること。
よく考えれば、別の紙に書いて、
本人に書き写させればよかったのですが、
なぜか清書までしてしまった。
しかも2学年の差といえど、
知っている漢字に差が出るのは当然。
4年生がまだ習っていないような漢字も使い、
まねても、本人とは筆跡が違うはずなので、
当然、やつの先生にばれるかと思いきや、
夏休み明けの名作文集にどうどうと掲載されてた。
(将来は小説家!って思った姉)


べっかむ3
何年前ぐらいのお話かは、わからないけど、
小学生にとって500円ってのは、大きかったハズ!
遠足でもおやつ300円までだったりするんだから、
おとうとくんも、清水の舞台から飛び降りるような
気持ちでお願いしたのでは!?

モギコ
そのときはおとうとくんは何もしてないのに
「なんだってぇ〜?」
って思ったかもしれないけど、
あとになってみたら
名作文集に載っかったっていうのは
おねえさんにとってのご褒美ですよねー。


宝の古地図をつくる

息子は小学生になってから今まで
強制ではないので
手をつけることがなかった自由研究を
5年生になって初めて挑戦することにしました。
とはいえ、どうすればいいのか母親の私と相談。
結局、「古く見える宝の地図を作る」という題材で
画用紙をいろいろな物で染めたり、
画用紙以外の紙や布を同じ物で染めたり、
漬ける時間を変えてその差を調べたりしました。
その結果一番古そうに見える
(かなり本人の好み)やり方で
作った用紙に得意のイラスト、宝の地図を書きます。
紅茶に6時間ほど浸した画用紙が彼好みでした。
簡単で面白かったですよ。
息子は吹奏楽部でお盆以外は、
朝から夕方まで練習です。
お盆休みの一週間にやらなければならない宿題は、
山のよう。
計画的とか、毎日とか、
疲れてとても出来ない彼なので
とても苦労しています。
っていうか、親を当てにしてるのか?
まあ、今は、27日の九州大会に向けて、
一生懸命頑張ってくれ!
全国大会に行けたら宿題なんかどうでもいいって。
(谷小がんばれ!)


べっかむ3
古く見える「宝の地図」って、
わくわくするよね。
紙の質感や素材から作っていくところが、
えらいなー。
おかあさんも「簡単で面白かったですよ」って、
たのしんで協力してあげてる様子がいいですね。

オガー
小学生ながらに、宿題に、
クラブ活動にと、アツイですね!
おかあさんが宿題を手伝ってくれたり、
練習を応援してくれてるっていうのが
しっかりつたわってるんだろうなー。
さて、このあとは
器用なおとうさん3連発ですよ。


大人の仕上がり

私が小学生のころ、やはり自由研究には悩まされました。
そんな時アイデアをくれるのは、父でした。
ある年は、「あさがお日記」と題し、
日々あさがおの育って行く様を
画用紙に克明に写生するというものでした。
最初の一枚を父が手本として描いたのですが、
本人がすっかりこの作業にはまってしまい、
最後まで父一人で仕上げたのでした。
鉛筆と色鉛筆を巧みに使い、
一目で大人の作品とわかるものでした。
ある年は、味噌汁の実になって
捨てる運命にあるアサリの貝殻の標本というのも、
父のアイデアでした。
「よく見ろ、ひとつひとつ柄が違うじゃないか」
というわけで、これは私一人で完成させました。
味噌汁の実であったという表示はしたかどうか
覚えていません。
(あんず)


モギコ
どうもさ、お父さんって、
「自分がはまって、手伝うだけじゃなくて、
 完成させてしまう」というパターン多いよね!
それが、男のサガなのか。

べっかむ3
そうそう、それは、まさしくサガ!
子どものように描いて、
ばれないようにしよう、なんて考えず、
おとうちゃんのすごいところを見せてやろう、
とか言いながら、
すっかり自分が子どものようになってしまう。
それが男のサガ。
「よく見ろ、ひとつひとつ柄が違うじゃないか」
っていうのは、
無意識に出た、
含蓄のある言葉じゃないかなって思います。


最優秀賞

美術が大嫌いだった私に標語ポスターの課題が出ました。
やる気の出ないまま、下絵を描いて、標語の文字を書いて、
仕上げに入りましたが、なかなか思うようにいかず、
面倒くさくなって、描きかけのままギブアップ。
ところが、美術と体育なら任せておけ! という父が帰宅。
あっという間に、立派な絵と、
すばらしいレタリングが完成し、
何食わぬ顔で提出しました。
そして、9月。
美術の先生宅にあった昔の優秀作品を、今の生徒達にも、
参考に見せてやろうということになり、
少し色あせた力作鑑賞が始まりました。
そして、最後に「最優秀賞」の作品を見ると、
画用紙の裏に父の名が‥‥。
いつになく緊張が走った秋の一日でした。
よりによって、同じ先生だったなんて!
(こめご)


オガー
つづいて登場、がむしゃらとうさん!
おとうさんが絵を描く姿を
となりで見つめるこめごさんの姿が
目にうかぶようだわ。

モギコ
ほんとだね。でもさ、提出時の
こめごさんの
冷や汗のほうを想像するとすごいね。
過去のお話なのに思わず
「先生よ、気付いてくれるな!」
って祈っちゃったよ。
それにしても、
昔の作品をちゃんととってある学校って
いいですなあ。


私の作品が、ない!?

小学校の時の自由研究といえば、今から20年前、
お盆も過ぎてそろそろどうしようかと悩んでいる時に、
ある学習雑誌に描かれた小さな扇風機が目に映りました。
動物の顔が描いてあり、かわいかったので
父にこれがいいと言って、
電池やモーターなども買ってきてもらい、
ほとんど父が作った物を提出しました
(動物の顔は自分で描いた)。
先生は、すごいね〜! と大変褒めてくれましたが、
夏休み後のみんなの作品コーナーの所に
私の作品だけありません。
気になって先生に聞くと、
職員室の先生の机の上で活躍しているとのことでした。
先生のすごいね〜というキラキラした目は、
そういうことだったのかとびっくりしたのを覚えています。
(ハッシー)


モギコ
みんなの作品コーナーには
置き忘れちゃったけど、
きっと、先生、
職員室で他の先生に自慢してたんだと思うな。
「いえ、これね、
 うちの生徒が自由研究で
 作った扇風機でね、
 これ、案外涼しいんですよ〜、
 ホラ、動物の顔もかわいいでしょ」
なーんてね。

べっかむ3
ハッシーさんはびっくりしたでしょうけど、
じんわりいい話だよねー。
先生はすんごく気に入っちゃったから
扇風機を手もとに
置いておきたかったんだもんね。
言いようによっては、
すごくいい褒め方だと思うな。
さて、つぎの発表の先生も
なかなかのキャラですよ。
先生が「手伝った」
と言えるのかどうかはギモンですが。


題名

僕が小学6年生のとき、
今年は何をテーマに自由研究しようかと考え、
ブーメランを題材に選びました。
よく見かける、くの字型のブーメランを作りましたが
案の定帰ってこなかったので、
夢をあきらめ3枚、4枚
羽がついている形のブーメランを
厚紙で作りました。
それでもなかなか帰ってきませんでしたが、
15枚、違うサイズ、違う羽の枚数でつくって
公園で飛ばしました。
公園の芝生が湿っていて落ちたブーメラン(紙製)が
ぬれたりしましたが、
結局一番よい作り方を発見しました。

学校に提出すると、
ほかに提出したのが同じ学年で数人だったので、
学校から市展に提出者全員出すことが出来ました。
ところが、その際担当の先生が、
「せっかくだからもう一度模造紙に書き直しなさい。
 題名は君がつけた「ブーメランの研究」よりも
 『もどれ ブーメラン!』がいいでしょう」
と助言され、まあいいかとそのとおりに書き直し、
提出しました。
その作品は最終的に県展まで行きました。
毎年市展どまりだったので、
今年は県展まで行きたいと思っていたので
ものすごくうれしかったです。
数ヵ月後、賞状が学校に届いたので、
全校朝会の時に校長先生が僕の賞状を読み上げました。

「6年1組、題名、『もぉどれ ブゥーメラン!』
 あなたの作品は云々‥‥」
‥‥題名は自分で納得してからつけることを、
これから作品を提出する皆様に強くお勧めいたします。
(Kazzy)



べっかむ3
先生も長年やっていると、
県展への「傾向と対策」が
いろいろできてきてるんだろうね。
タイトルも変えずにはいられなかったと。

オガー
うんうん。先生にしてみたら、
よかれと思って、ってことだよね。
それにしても、
ちから入りすぎちゃったよなぁ。
ものすごく発音しづらいもん、
「もぉどれ ブゥーメラン!」

モギコ
ふふふふ。ちから入ってるようで
抜けちゃってるよね。
もちろん、
いろんな種類のブーメランを作ってがんばった、
Kazzyさんの内容がよかったから
県展まで行けたんだよね。



べっかむ3
本格的にスパートの時期ですぞ!
もう、いよいよと言うことで、
「科学の自由研究って、ありますか?」とか、
「カビの実験何かないですか?」とか、
ピン・ポイントの質問も寄せられています。

われら「自由研究相談所。」では
まだ研究テーマが決まっていない
現役小中学生のために、
ギリギリすべりこみセーフな
研究テーマをお待ちしています!

「たった1日で仕上げた!」
「超かんたん、ひとりでできたよ!」
なんていうプチ自慢を
postman@1101.comまでジャンジャンお送りください。
8月の最後の週に大発表しますよ!