
私が書くことを好きな理由
担当・むらかみ みさと
書くことが好きだった女の子は、
年を重ねるにつれ、書くこととの付き合い方がわからなくなってしまいます。
何よりも書くことが好きだった、好きなだけでよかった幼い時代が過ぎ、
書くことと、働くことをうまく切り分けられない時間を迎えます。
書くことを人生から切り離すと決めたのに、未練が頭をもたげてしまう。
とても好きだからこそ、好きでいることがつらくなったり、
好きなせいで、人生が少し窮屈になってしまったり。
振り返ってみると、いろいろなことを難しく考えすぎていたようです。
でもそれは、好きなものとずっと付き合っていくために必要な時間でした。