しぐれ揚を知っていますか?
担当・ながけん
はじめに言ってしまうと、
私は自分について書くことが苦手です。
理由は簡単で、私よりもおもしろい人が
まわりにたくさんいるからです。
ですが、せっかく「ほぼ日の塾」という
ステキな「場」をいただけましたので
自分なりの好きを紹介してみようと思います。
でも、ふつうに「自分の好き」を紹介しても味気ない。
紹介する中から誰かの役に立ちたい。応援したい。
これが今回の「私の好き」を選んだ動機です。
ということで、さっそくなのですが。
「しぐれ揚(あげ)」というお菓子を
ご存知でしょうか?
2011年3月11日に発生した東日本大震災で
お菓子を作っていた自社工場が津波に流され、全壊。
震災当時、30名近くいた従業員やパートさんも
やむなく解雇。
以来、しばらくの間、食べることが
できなくなってしまったお菓子。
それが「しぐれ揚」です。
現在は、当時の1/3の規模ながらも
なんとか工場も復活し、関東を中心に
しぐれ揚を楽しめる日々が戻ってきました。
ほんとうによかった。
ただ、よくないことが「ひとつ」だけありまして・・・
この「しぐれ揚」というお菓子はうますぎるのです。
ついつい食べすぎてしまうのです。
ようするに太ってしまうのです。
そして今では、すっかり「しぐれ揚」の
おいしさの虜になってしまった私。
うれしいような、切ないような・・・
これはそんな「しぐれ揚」への
私なりの小さな小さな応援歌です。
今回は久しぶりに「しぐれ揚」の生みの親、
山中食品の山中社長にお電話をすることから始まりました。
ぜひあたたかい気持ちで読んでいただけたらうれしいです。