24歳、メーカー勤務。就職で1年半前に上京。
彼氏とは遠距離恋愛に(がーん)。
・・・そう、社会人になってひとり時間がどーんと増えた。

これからひとりの楽しい過ごし方について書こうとしているが、
私はひとりで過ごすのが特段得意な訳ではない。
例えば大学生の時に挑戦した一人旅では、
寂しくなって友達と合流した。
その時の思い出がトラウマでなかなか
再チャレンジできていない。
例えばツレヅレハナコさんのように
1人で飲み屋に入って、隣の席の人や店主さんと
仲良くなれたらどんなに楽しいだろう、と憧れる。
でも生憎、私はそれほどのコミュニケーション能力を
備えていない。
そんな私でも、ひとりで“こそ”楽しいのが浅草橋!
早速ご紹介しましょう!
1.下町の中華料理屋さん、水新菜館

JR浅草橋駅から徒歩3分。
予算1,000円。
おすすめの時間14:00頃。
創業はなんと1897年!
100年以上続く老舗の中華料理屋さん。
ピーク時には結構な行列ができる。
時間をずらして行くのがおすすめだ。
14:00頃だと並ばずに入れることが多い。
とにもかくにも、まずは絶品メニューの紹介だ。
このお店で圧倒的な人気を誇るのは、
あんかけ焼そば、通称あんやき。

あっつあつで火傷するけど、
それでも早くほおばりたいおいしさ!
麺は焼付けてぱりぱりの部分と、つるつるの部分が半々。
甘めの餡がとろとろ、具沢山。
和辛子がたっぷり添えられていて、
最後まで飽きずに楽しめる。
水新菜館デビューの際は、一番人気のあんやきをどうぞ。
続いて店主さん直々のおすすめは、葱肉麺(ツンローメン)。

(おすすめされた後、次はそれ食べます!
と言ってすぐに来訪。
これが、長年町で愛される中華料理屋さん店主の
心わし掴み技か・・・!と思ったのは内緒。)
あっさり醤油味のスープに、
たっぷりの葱と細切りチャーシュー。
生姜と胡椒がきいていて、食べれば食べる程
食欲が湧き出てくる。
これは・・・。
二日酔いが残る土曜日の昼下がりにぴったり。
前日飲みすぎて朝寝坊、今日何しよう~っていう日に、
このお店の葱肉麺の存在を思い出せば
一目散に布団から出られる。
ひとりの土曜日を充実スタートさせられる!
おいしい料理に加え、楽しみなのが店主さんとの会話。
気を使うほど近すぎず、
でも寂しさを忘れるくらいの距離感で
笑わせてくれる店主さんとの会話に、
ひとりでちょっと不安だった心が救われる。
店内は常連らしきご年配の方がたくさん。
ひとりで来ている方が結構多い印象だ。
あなたも、ひとりで行けばきっと常連さん気分を味わえる。
本格的においしい中華料理の数々。
親戚のおじちゃんのような店主さんとの程よい距離感の会話。
それに加えて、ひとりでより味わえる常連さん気分。
楽しい昼食になること間違いなしだ!

店主さんの蝶ネクタイの柄をチェックするのも密かな楽しみ。
浅草橋の場所について
浅草と入っているが、
浅草からの距離は徒歩で25分くらいと、結構遠い。
卸業者が集まる「問屋街」で、
観光街や若者に人気のデートスポットではない。地図で言うと、このあたり。
蔵前や鳥越とも呼ばれる場所だが、
この記事では浅草橋駅から徒歩圏内の場所を
浅草橋としてくくらせてもらう。東京駅からJRで7分、新宿から17分。
道行く人は、外国人か、おじちゃんおばちゃん。
若い人はそう多くない。
人目を気にしないで過ごせるのは、
ひとりでも楽にいられる理由の1つだと思う。
(つづく)
