「ブログ」といっても書いている人の数だけ
内容も違うと思うので、まずは少しだけ、
私のブログについて触れたいと思います。
大学生の頃から数年前まで、毎日ではありませんが
約9年間ブログを書いていました。
ブログをはじめたきっかけは、大学生の時に
進路の相談をしていた先生に勧められて、
面白そうだったからという単純な理由です。
最後の更新は2014年の12月31日。
そこから更新はしていないのですが、
今でもごくたまにブログをのぞいては
思い出の場所に立ち寄るみたいに、
「そんなこともあったなぁ」と
いろいろなことを思い出しています。
基本的にブログにはネガティブなことはあまり書かず、
おすすめのランチのお店だとか、
面白いものを見つけただとか、
旅先でこんなものがあっただとか、
この作品に感動しただとか、
なにげない私の日常のことを書いていました。
大学生の時のくだらない笑い話。
新卒時代の悩みや、転職して感じたこと。
嬉しかったこと、面白かったこと、感動したこと。
その時その時の想いがそこに残っています。
今、読み返してみても、よくこれだけ書き続けていたなぁと
昔の自分に感心します。
私は何度か転職をしているのですが、
どの職場も忙しかったはずなのです。
特に編集の仕事をしていた時は、文章ばかり書いて
寝に帰るような生活をしていたのに、
その息抜きにブログで文章を書いていたなんて、
我ながらちょっと笑ってしまいます。
今回、「私の好きなもの」を書くにあたってそこまで考えて、
ようやく気付きました。
私はどうやら「ブログ」という場所を思っていた以上に
大切にしていたことに。
有名人でもなく、情報を発信していたわけでもないので、
特定の読者がいて応援してくれていたわけではありません。
いつも読んでくれているのはほんの一部の友人たちくらいで、
ごくたまにコメントがついた程度です。
それでも、ブログは更新し続けていました。
続けるのが面倒だと思った記憶もあまりありません。
あぁ、ブログを書くのがただただ好きで続けていたんだと
気づきました。
でも、なぜそんなに好きになったのかは
考えたことがありません。
まるで、相手がいなくなった後に
片思いに気付いたような気持ちですが、
好きになった理由を考えてみることにしました。
(つづきます)