もくじ
第1回ほぼおかず2品弁当。 2019-03-19-Tue
第2回毎日同じおかずが続いても気にしない。 2019-03-19-Tue
第3回週末に、おかずの「パーツ」づくり。 2019-03-19-Tue
第4回お弁当づくりがたのしくなるグッズ。 2019-03-19-Tue
第5回お弁当づくりは、筋トレ。 2019-03-19-Tue

北国出身です。料理すること食べることが好き。

お弁当づくりのたのしみ。

お弁当づくりのたのしみ。

担当・さとりえ

わたしは34歳の会社員。
ここ5年間、週4でじぶんのためのお弁当をつくっています。

お弁当づくりをはじめたきっかけは、
小麦アレルギーになったこと。
自分でつくるものならば、材料を把握できるので
安心かなと思ったからです。

お弁当づくりをはじめたころは、
つくり方も見映えも不器用でした。

試行錯誤を繰り返すうちに、
無理なくつくるコツが徐々に身についてきます。

すると、お弁当をつくる日々のリズムができ、
たのしい、と思うようになってきました。

このエッセイでは、じぶんなりにつかんだ、
「お弁当をたのしくつくり続けるコツ」を
お伝えできたらと思います。

第1回 ほぼおかず2品弁当。

わたしのお弁当は、
だいたい2品のおかずでできています。
このエッセイでは、「ほぼおかず2品弁当」 と呼ぶことにします。

「ほぼおかず2品弁当」は、
「メインのおかず」+「サブのおかず」で構成しています。
時間に余裕があれば、漬け物や佃煮などの箸休めを入れます。

「メインのおかず」とは、
お肉やお魚などのたんぱく質のおかず。
お弁当のために毎日つくるのは、
「メインのおかず」1つだけです。
わたしの場合は、夕食づくりのついでにつくっています。
準備する材料が少し増えるだけなので、
夕食だけつくるのと手間はほとんど変わりません。

夜につくったお弁当用のおかずは、一旦タッパーに入れておき、
翌朝、お弁当箱につめます。

「サブのおかず」とは野菜のおかず。
週末にまとめて準備しています。

この「ほぼおかず2品弁当」。
はじめからこのスタイルでつくっていたのではありません。
ここに至るまで変遷がありました。

お弁当づくりをはじめたころは、
「少量のおかずをたくさん」「見映えよく」
と、ずいぶん気合いを入れてつくっていました。
頭のなかに「幕の内弁当」があったんだと思います。

平日は晩ご飯のあと、2品ぐらいお弁当用のおかずを準備。
週末も半日かけて何品も常備菜づくり……。
何をつくるか考えるのも一苦労。
自分の毎日を支えるお弁当のはずが、
気づいたらお弁当づくりに生活が支配されそうになっていました。

さらにわたしのキッチンは、コンロが一口。
「片方の火口で野菜を茹でて、
 もう片方ではお肉を焼いて」といったように、
調理を並行してできません。

電子レンジを使うなど工夫するものの、
何品もおかずをつくるのはどうしても時間がかかる。

そこで、おかずの数を減らしてみました。
おかず4品だったのを3品、2品と。
試行錯誤を経てたどりついたのが、
「ほぼおかず2品弁当」。

1つのおかずをつくることに集中すればいいので、
日々安定してつくれるようになり、グッとたのしくなったんです。

よく考えたら、週末に家でつくる昼食って
「うどんを茹でて、わかめと天かすをトッピング」のような
すごく簡単なもので、それでもじゅうぶん満足。
平日のお弁当も、そのぐらい簡単なものでいいんですよね。

第2回 毎日同じおかずが続いても気にしない。