私、『美しい男性』で
ひそかにいちばん好きなのが、
あの、こう、垂らすやつ。

ローション？

ああ、ローション！

「真剣ぬめり場」ですよね。

シンケンヌメリバ？。

ぬめり場。
ぬめるのよー。
いろんなものが混ざって、
ぬめるのよー。

ナルトとか。

キュウリとか。

「真剣10代しゃべり場」のパロディーを
ボーイズたちがやるんですけど、
なぜか、ローションまみれなんです。

人間の皮膚の上を
ナルトが滑っていく様子ってのは、
生まれて初めて見ました。

初めて見た。
あれ、舞台じゃ分かんないですよね。

あの距離がね。

映像でないとね。

しかも美しい男性の上を。

美しい男性の上を。

で、いいところまで行くと、
床をこけ出すじゃない。
あれがね、私、たまんなく好きで、
他のバラエティでもあるけど、
ローションもの、ほんとに好きなのよ。

私もー。どうしても！

ちょっと待ってくださいよ。
ローションものが好きって言われても。

妙なカミングアウトになってますね。

（気にせずに）何だっけほら、
ＴＢＳのさ、『オールスター感謝祭』
とかでもあるのよ。

ある、ある、ある。

ああー、ローション相撲。

そう、ローション相撲じゃなくて、
最近新しいコーナーができてて、
ローション障害物競走みたいなのがあるのよ。

へえー。

こう、だから山とかになってるから、
登れないわけよ。
むふふふふ。

そういうの、好きなんですね‥‥。

で、ステーンとか転んでるとかが！

ローションものは、
平成のギャグシーンには
欠かせないですよね。

欠かせない。うん。

ちなみにそのＴＢＳの裏話ですが、
知り合いの某格闘家のところに、
ＴＢＳから依頼が来て、
バイトで練習生貸してくださいと。
何のバイトだと思ったら、
ローション相撲の安全性を
きちんと検証したいと。

それ、屈強な人がやっても‥‥？

だめじゃんねえ。
そんな簡単に怪我する人たちじゃないから。
転んでも受け身できるし。

（うっとりして）
本当にいちばん好きかも。これが。

そ、そうですか‥‥。

わかる、わかるよ、もぎさん！

あの、ひとつ言っておいても
よろしいでしょうか。
この作品、ぼくの友人でもある
天久くんが、
構成作家として参加しているんです。

天久聖一さん！

天久先生！

これ、どのくらい携わってたんでしょう。

「久しぶりに作家をがっちりやりました」って。

へえー。

全部の会議に出たという話を聞きました。

僕、最初の「白男性」だけ観て、
すごい面白かったってメールをしたら、
「あ、あれが大丈夫なら、
　きっと全部楽しめると思います」って返事で。

ああ、それはいい情報ですね。
これを読んで興味を持たれたかたは
まず「白男性」だけ借りてきたらいいと。

うん。

まず１本からお奨めします。
４巻一気はやめた方がいい。

一気に借りない方がいい（笑）。

やめた方がいい。

珍しい感激団だな。
あと、１人で観ると、
かなりぐったりしますよ。

受け止めきれないですよ。

疲れちゃうよね。

疲れちゃう。

食あたりみたいな、

なります。ですから大勢で
観ることをおすすめします。

ちょっと１人だと
お腹いっぱいになりそう。
何か脂っこいもの食べたみたいな。

そうそう。

あらためて天久さんが参加していると聞くと、
松尾さんと天久さんが
混ざった感じがすごくするね。

すごい分かる。

だから、『バカドリル』好きな方にも
お試しいただければ。

そうですね。

（つづきまーす）