小劇場演劇は未体験という方も すくなくはないと思いますので、 どうでしょう? もうひと押し、魅力を語りたいのですが‥‥。 |
||
では、ぼくから。 |
||
はい、山下さん。 |
||
「劇団HOBO」で作・演出と出演をされてる おかやまはじめさんという人のことを。 |
||
おかやまさん、いい味~。 |
||
そうかぁ、「ラッパ屋」! |
||
この「ラッパ屋」がまた、 いいんです。 |
||
そう、いい! |
||
|
へえええ~。 |
|
この前、観にいきました。 |
||
観にいきました、すばらしかった。 「ラッパ屋」はすでにもう、 とても人気のある劇団ですよね。 |
||
そうですね、 ことしで設立27年の劇団ですから。 |
||
すごーい。 |
||
それで、ですね、 「劇団HOBO」は、 その「ラッパ屋」という劇団の雰囲気に とても似ている印象があったんです。 |
||
ほう。 |
||
失礼かと思ったんですが、 おかやまさんに聞いてみたんですよ。 「ラッパ屋に似てますよね?」って。 そしたらおかやまさん、 「おれはラッパ屋っ子だから」って。 |
||
へえ~。 |
||
あのぉ、「ラッパ屋」さんっていうのは、 そんなにすてきな劇団なんですね。 |
||
‥‥ぼくはむかし演劇をやってまして。 |
||
しってます。 |
||
しってます。 |
||
演劇畑。 |
||
その畑であまり育たなかったんですが、 まあ、それでもお芝居をやってますと、 周りにはいろいろとこう、 「うるさがたの演劇人」がいらっしゃるわけで。 |
||
ああ‥‥。 |
||
みんな自分の方法論とかを 信じてやってますからね。 「あそこの劇団はだめだ」 みたいなのが、まあ、けっこうあります。 |
||
なるほど、厳しい人が。 |
||
ところが、そういううるさがたが、 方法論とかをとっぱらっちゃって、 「あそこは、いいよねえ~」 と笑顔になってしまう劇団が、 ぼくの知っている限りふたつあったんです。 |
||
話の流れでいうと、ひとつは‥‥ |
||
「ラッパ屋」です。 多くの演劇人に愛されていると思います。 で、あとひとつがですね、 「劇団☆新感線」なんです。 |
||
へええええええーーーー! |
||
どんな種類のお芝居やってる人も、 「ラッパ屋と新感線は別。いいよねー」と。 これはあくまで、 ぼくの身の周りでの話ですよ。 |
||
愛されている。 |
||
長く、愛されています。 |
||
その劇団のスピリッツを 受け継いでいるのが、 「劇団HOBO」なんですね。 |
||
そうですね。 もちろん、劇団の個性は違うんですが、 同じような気持ちよさがあると思います。 |
||
にゃるほどー。 |
||
あややさんはどうですか? 「劇団HOBO」っていうのは、 テレビドラマでいうと どんな感じだと思います? |
||
テレビドラマでいうと・・・・。 |
||
何だろう? |
||
うーん、ありそうでなかなか‥‥。 |
||
あれじゃないですか、 NHKの朝ドラ。 |
||
そうか、朝ドラか! |
||
さすがだわ。 |
||
そういえば「ラッパ屋」の脚本家さんは、 朝ドラを書いてませんでしたっけ? |
||
あ、書いてます。 『あすか』。 |
||
ええー! 『あすか』?! 和菓子職人の話! 主演、竹内結子! |
||
さすがだわ。 |
||
あれ、よかったですよねえ。 |
||
そうなんだ、 『あすか』は「ラッパ屋」の人が。 で、その「ラッパ屋」の精神を継ぐ、 「劇団HOBO」が、あの味わい。 つながったわーー。 |
||
つながった。 |
||
なんか、あれですね、 ほんとうに、ほのぼのとしたっていうか、 そんな安っぽい言葉で申し訳ないんだけど。 |
||
いやいや。 ほのぼのとしたものっていうのは、 ばかにはできないですよ。 |
||
できない、できない。 |
||
あと、これもよくある言い方なんだけど、 「息が合ってる」って、 ああいうこというんだなって思いました。 |
||
ああ、息合ってた。 |
||
あの感じをやりたくて、 「劇団」をつくったんでしょうねえ。 |
||
いま、あえて「劇団」を。 |
||
みんなでやろうとしてることにブレがない。 |
||
そうですね。 |
||
ないね。 |
||
見てるところが同じなんですね。 |
||
家族みたいだった。 |
||
たぶん飲み屋とかで、 「こういうのやりたいよなあ」 みたいなのを散々重ねてきて。 |
||
あの安定感が つくられたんでしょうね。 |
||
ええとですね、 「明日の幸福論」のチラシの裏に、 おかやまはじめさんが書いてある文章、 これがなかなかいいんですよ。 |
||
ペーソスあふれて(笑)。 |
||
その文章の最後の「締め」を、 ちょっと読んでみますね(読む)。 「たいして若くないのと、 もう若くないのが入り混じって、 漢方系作品をお届けします。」 |
||
漢方? いい! それ、いい!! |
||
漢方ねー(笑)。 |
||
すごい、すごい(拍手)。 |
||
「おもしろ~い」だけじゃなくて、 実はじんわりあたたまってる、みたいな。 |
||
あっため系だ。 |
||
そうだね(笑)。 |
||
しょうが入り演劇! |
||
(笑) |
||
というわけで、なにしろ、まあ、 われわれは盛り上がっているわけです。 |
||
この盛り上がりを共有したいですよね。 |
||
はい。 ですのでぜひ、演劇が初めてというかたも、 チケットをお求めいただいて。 |
||
中野の劇場にお越しくださいませー。 |
||
中野、便利だよね。 新宿から中央線で、すぐ。 |
||
東京公演だけなのが、 ちょっと残念です。 |
||
ですねー。 大人気の劇団になって、 全国ツアーを目指してもらいましょう! |
||
チケットはまだあるんですよね? |
||
それがですね、 やっぱり旗揚げ公演が好評だったので、 千秋楽(最後の回)や土日の公演は だいぶ埋まっているそうです。 |
||
あ、そうなんだ! ちゃんといいものは、 口コミで伝わるんだねー。 よかったねー。 |
||
のんきなことを言ってもいられません! |
||
そうそう、チケットおさえないと! |
||
ですね。 ぼくらももちろん観にいきます。 |
||
ああ‥‥ なんか、ドキドキしてきた(ブルブル)。 |
||
なーんで武井さんが 武者ぶるいしてるの(笑)。 |
||
うーん(ブルブル)。 |
||
いや、でも、ほら、 舞台は幕が上がるまで どうなるかわからないですから。 |
||
そうなんです。 クオリティは信じてますよ? 信じてますけど(ブルブル)。 |
||
心配しちゃいますよね(笑)。 でも、旗揚げ公演が あんなにおもしろかったんだから、 きっと大丈夫ですよ。 |
||
そうそう、たのしみにして、 中野へ行きましょう! |
||
漢方系の演劇を、あなたと。 |
||
中野のホールで、逢いましょう。 |
||
そうですね、 ぼくらが言うのも変ですが、どうぞ‥‥ |
||
おたのしみにーーー!! |
||
(劇団HOBO編、終わります。 タイミングが合えば、 劇場でお会いしましょー) |
||
2010-02-05-FRI |