感激団でございますー。 |
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いえ~~い。 |
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見応えたっぷりでした。 |
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おもしろかったですー。 |
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ねえ。 |
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すばらしい展示でした。 |
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そう、「展示」。 今回われわれは「展覧会」を感激いたします。 |
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その展覧会とは‥‥。 |
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特別展『細川家の至宝』。 珠玉の永青文庫コレクション! |
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この展覧会を感激することになったご縁は、 やっぱりあの対談ですよね。 |
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細川護煕元首相と糸井さんの対談。 |
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あの対談が、もう『細川家の至宝』の サブテキストのようなものですからね。 |
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はい。 ですから『細川家の平熱。』を読んでいない方は、 ぜひそちらもご覧になっていただきたいです。 |
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注釈もばっちりで、勉強になりますよね。 |
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と、いうわけで、ぼくらも行ってきました、 |
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『細川家の至宝』へ。 |
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ぼくとシノダさんと、 それからやえちゃんは先に観てたんだけど‥‥。 やえちゃん、もう1回行ったんだ。 |
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好きですから、何度でもー。 |
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では、このあたりで、 『細川家の至宝』というのが どういう展覧会なのか、 読者のみなさんにわかりやすいようシンプルに ご説明いただけますか、武井さん(シェフ)。 |
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あ、ぼく。 |
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あの対談をまとめた担当者として、ひとつ。 |
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「永青文庫」とは? |
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はい、「永青文庫」は、 細川家に伝来した文化財を後世にに伝えるために、 十六代細川護立(もりたつ)さんによって、 昭和25年に設立されました。 東京・目白にございます。 「永青文庫」の所蔵品は、 なんと8万点を超えるそうです。 |
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は、8万‥‥。 |
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『細川家の至宝』には、 8万点からの選りすぐり、 まさに珠玉のコレクションが展示されている というわけです。 |
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じゃあ、あれはほんの一部‥‥。 |
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そう、まだまだあるんでしょうねえ。 で、この展覧会の構成は、 大きくふたつにわかれておりまして。 |
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そうでした、二部構成。 |
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第一部は「武家の伝統ー細川家の歴史と美術ー」。 鎌倉幕府の御家人として始まる 700年続いた細川家に伝わる 数々の展示物が、バーンと。 |
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バーンと、ズラーッと。 |
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戦国時代もあるわけですから、 鎧なんかも展示されてるわけですよ。 一方、お茶の道具や能に関するものも、ある。 |
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「武」と「文」が。 |
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そうですね、文武両方の展示物が ズラーッと展示されている。 それが、第一部です。 で、第二部が、 「美へのまなざしー護立コレクションを中心にー」 |
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細川護立さんのコレクション。 |
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護立さんは、護煕さんのおじいさんですね。 この人がまたすごいかたで、 廃藩置県になったあと 国からお金が出たらしいんですけど、 それをほとんどコレクションに注いだという‥‥。 |
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すごいですよ。 |
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だから護立さんのコレクションって、 すさまじいんです。 ものすごく「いい目」をもった ひとりの人間が集めたコレクションを見られる、 これが第二部になっております。 ‥‥という説明でいかがでしょうか。 |
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よろしいかと。 ありがとうございました。 そして、いまさらですが、 今回はシノダさんが感激団に初参加です。 |
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よろしくお願いいたします。 |
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なぜ、シノダさんが参加しているのか。 ちょっとこれには理由がありまして。 |
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そうそう。 簡単に言うと、シノダさんは‥‥徳川家? |
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いや、あのですね‥‥。 |
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簡単に言いすぎましたね(笑)。 |
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ええと、私の祖母が徳川家の宗家の 末っ子ちゃんだったんですね。 そこから私の実家へお嫁に来たので、 うちの父親と徳川家の当主が いとこ同士という関係になったんです。 |
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ええと‥‥?? |
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系図にすると、どんな感じでしょう。 |
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ええとですね‥‥(書く)‥‥ こうなって‥‥待ってくださいねー。 ‥‥うん、こんな感じかな。 |
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お、これは徳川に遠からぬ‥‥。 |
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ほんとだ。 |
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だから、細川さんと糸井さんの対談では うちの親から聞いた話と 同じようなトーンをときどき感じて、 それがすごくおもしろかったです。 |
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シノダさん、対談に同席したんですよね。 |
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はい。もう私、 人生初の鼻血が出るかもしれないと思いました。 |
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人生初? |
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結局、出てないんですけどね。 |
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‥‥鼻血、出したことないんですか? |
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うん。 |
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一同 | えーーー! |
ないの。鼻血出ない。出たことない。 |
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あの‥‥鼻血の話はともかく。 |
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すみません、失礼しました。 |
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シノダさんと「永青文庫」にも行ったんだけど、 「あ、これ、うちにあった」 みたいなことを言うんだよ、この人。 |
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いやいやいや、そんなことない! |
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だって「鉄砲あった」って言ってたよ? |
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‥‥‥‥あ、鉄砲、ある。 |
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あるんだ(笑)。 |
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ゴロンとあるんですよ。 先っぽが折れて壊れたやつが。 それを子どものころバチーンって‥‥。 |
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遊んだんだ(笑)。 |
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はあ~~。 |
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あと、壁にふつうに 能面が飾ってあるんです、実家には。 友だちを呼んだとき、 「それ怖いから外して」とか言ってた(笑)。 |
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すごいものなんでしょうねえ、それ。 |
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だって、わかんないから。 |
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まあ、そういう 徳川家につながっているシノダさんから おもしろい話がきけるんじゃないかと、 感激団に参加してもらったわけですね。 |
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いや、きっとたいしたお話はできないです。 でも、あの展示はほんっとうにすごかった。 考えられない。 |
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一同 |
へえええ~~~。 |
鼻血がでます。 |
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(つづきます) |
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2010-05-24-MON |