みなさんほぼにちわ! 天久です。
ぞくぞく届いてます、
プライベート重要文化財「家庭遺産」!
今回もチビッコの微笑ましい遺産から、
オッサンには懐かしいマニアックな遺産、
グッと胸に迫る遺産の3点を陳列しております。
どうぞご鑑賞くださいませ!

あんまり頭が良くないけど、
ものすごく真面目で努力家の次男(当時中2)が
テスト前に一生懸命覚えて書いた
漢字テストの答案です。
「問題の解決を図る」の
「図」がカワイくなってしまっています。

真顔で大まじめに
思い出しながら書いたんだろうと思うと、
その姿が愛おしくて3年経った今も捨てられません。
「諮る」なんて難しい字は書けているのに‥‥。


所有者ネーム  cheese

なんともおかしい、
そしてカワイイ家庭遺産です!
個人的にはぜんぜんこっちで正解です!
次男さん、現在の顔文字文化を
予見していたのでしょうか。
だとしたら言語学的にも
貴重な文化遺産といえるかもしれません。
また、先生の律儀なお手本がいいですね。
そしてそれを踏まえて、
棒線よこに書き直した「図」の字を見ると、
心なしか
ミッフィーちゃんに見えるから不思議です。

「図」から生まれたズッフィーちゃんをよろしく!

 




98年、ORION社製のブラウン管テレビです。
捨てられません、まだ映るので。
 家内と二人暮らし(猫もいます)ですが、
家にはこれを入れて3台のTVがあります。
いい大人がでデカイテレビで
ゲームをやるなんて許してもらえず
これで我慢しろ!と当時ゲームをやる為に
購入させられた代物です。
 そして大好きなプロレスのビデオテープが
見られるTVです。
「ダブルデッカー」なのです。(笑)
 どうぞ宜しくお願い申し上げます。

所有者ネーム 竹内辛痔労(伸二郎)

中途半端になつかしい家庭遺産です!
これ、テレビデオってヤツですよね。
もう20代のひとには
馴染みがないかもしれません。
大事なビデオは重ね撮りしないように
ツメを折ったとか、
懐かしい思い出です。
当時のビデオの登場は、
スマホどころの騒ぎではありませんでした。
でもそう考えるとテレビの登場は
さらに衝撃だったわけで。
家電の移り変わりって、
実はその家庭の歴史なのかもしれません。
さりげなくテレビの上に置かれた
プロレスビデオも味わい深いです。
爆発するまで(しないけど)
末永く使ってください!




父の足跡です。
 父が家中の床にワックスをかけた日から
私の部屋の前にそれはあり
4年前、父が亡くなる前に付けられたというのに
マメではない娘のお陰で奇跡的に保存に至っています。
 今では、消すなんて考えられない父の遺産です。
お父さん、毎朝笑わせてくれてありがとね。

所有者ネーム ケロノ

遺産というより家庭遺跡です!
まさに奇跡といっていいお写真を
ありがとうございました!
そしていったい
いつこの遺跡が発見されのかを考えると、
実に深いものを感じます。

ひょっとすればこの足跡はお父さまご存命の頃から
なんとなく目に入っていたのかもしれません。
しかし亡くなったあと、
あらためてこの足跡に気づいたとき、
それはまったく違う意味と価値をもって、
所有者さまの目に映ったに違いありません。
実は偶然を越えた、
もっと深いお父さまとの絆のようなものが、
この足跡を消さずに
残していたのかもしれませんね。

また亡き人を悼みながらも、
こうした痕跡は消し去ることを
選ぶ人もいるでしょう。
それもまた、ひとつの選択だと思います。
でも所有さまのように、
こうして残し、慈しむことも、
素晴らしい偲び方だと思います。
所有者さまの最後の一行が、
そのことをずばり言い表しています。
胸に迫る遺跡をありがとうございました!



いかがでしたでしょうか?
当然ながら家庭は、家族が住まう生活の場。
そこにはたくさんの記憶と、その遺産が残っています。
どうしても捨てられなかった遺産、
偶然残ってしまった遺産、
理由は違えど、あとから振り返ったとき
それは掛け替えのない思い出として、
家族の歴史の一項目を刻むでしょう。
それではまた次回、
素晴らしき家庭遺産の世界でお会いしましょう!

「家庭遺産」は12月に静岡で開催予定の
「家庭遺産展」に向けた期間限定企画です。
締め切りは11月20日の予定です。
早めのご応募を、よろしくお願いします。



2013-11-03-SUN