晴れは良い天気で、雨は悪い天気。
イメージ的にはそう感じることもありますが、
もちろん、生物が行きていくためには、
適度な雨が必要なことはみんなわかっています。
休日に出かける予定だったのに、
前日の天気予報からして雨の確率が高く、
当日起きたら、やはり雨が降っていた、なんて日は、
村上春樹風に言うなら「やれやれ」ですよね。
でも、思い切って出かけてみたら、
まんざら悪いことばかりではないかもしれません。
湿り気を帯びた空気は清浄で新鮮な感じがしますし、
街はきれいに洗い流され、木々は生き生き、
見慣れた風景が一変しています。
そして、もし、
森へ行く予定を立てていたとしたら、
土砂降りだったらともかく、たとえ雨でも、
お出かけすることを強くお勧めします。
いいレインウエアは裏切りません。
雨でもけっこう快適に過ごせます。
持つべきは高性能のレインウエア、です。
雨でしっとりした森は、ちょっと薄暗くて、
ちょっと不気味な感じがするかもしれませんが、
雨音って案外、心が落ち着くんですよね。
また、コケがきれいなんです、これが。
雨に濡れた緑がきらきら輝いています。
うっとり。
そして、気がつけば、目はきのこにロックオン!
雨粒をまとった白い立ち姿は神々しさすら感じます。
またまた、うっとり。
シロコナカブリは夏から秋にかけて、
針葉樹林の落葉や枯れた枝などから発生します。
傘は経2〜8mmくらい。
白く、全面に、粉をまとっています。
また、放射状の条線が見られます。
傘の裏のヒダは白く間隔が広めです。
柄も白く、高さ1〜3cmほど。
表面は微毛に覆われ、根元がやや膨らんでいます。
食毒不明。
まあ、これだけ小さければ、
食べる気にはあまりなりませんよね。
写真撮影的には、雨の日は大歓迎。
ぼくが使っているオリンパスのカメラは、
防水、と言えるほどに、雨に強いんです。
ただし、通常より暗くなってしまうために、
ブレたりしないように注意が必要ですね。
晴れても、雨でも、
阿寒の森は最高です、はい。