不正解、食べられます!
タマキクラゲ食毒不明

森の楽しみ方、あるいは、
きのこの楽しみ方は人それぞれ。
基本的なルールやモラルを遵守しつつ、
個々人の思うがままに楽しめばよいかと。

例えば、阿寒の森では、
五感=視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、
そのすべてで、森を堪能できます。

我らがきのこも、ぜひぜひ、
五感を駆使して楽しみたいところなのですが、
いかんせん、聴覚で楽しめる部分が見つからない、
(必ずきっとあるとは思うのでありますが、
 今のところまだそれに気づいてない……?)
というのが現状でありまして……。

今後、意識して、
聴覚できのこを楽しむ方法も探してみます(笑)。

しかしながら、聴覚以外の「四感」でも、
十分にきのこを堪能することができます。

今回ご紹介するタマキクラゲは、
何と言っても、触感が楽しいきのこです。
知らないきのこを触っても大丈夫なのか、
不安になる方がいらっしゃるかもしれませんが、
大丈夫ですよ。

ちなみに、昨今、
触っただけでもかぶれることがある、
と言われる、猛毒きのこのカエンタケが話題ですが、
こちらは、その名のとおり真っ赤っかで、
地面から生え、手指のような形をしているので、
それっぽいきのこには十分にご注意を!

さて。
タマキクラゲは、春から秋にかけて、
ブナ科の落葉樹の枯木や枯枝から発生します。

球状、座布団状、コマ状、耳状などなど、形は多様。
個々にひとつずつ大きく成長していくので、
くっついて大きな塊に融合することはありません。

キクラゲの仲間ゆえのゼラチン質。
色は黄褐色〜褐色〜赤褐色で、
湿り気があるときは、ぷるっぷるです。
これが、触り心地の良さの秘密ですね。
上皮が細かいイボで覆われることもあります。

食べられそうな感じもしますが、
食毒はわかってないようなので、
まあ、見て、触って、楽しみましょう。

人は、常に、視覚に頼りがちですが、
立ち止まったり、座ったりして、目を閉じると、
香りや音にすごく敏感になるので、
(街場では十分にお気をつけのほどを!)
まったく知らない世界が開けてきます。
ぜひ、トライしてみてください!

このコンテンツでは、
				きのこの食毒に触れてますが、
				実際に食べられるかどうかを判断する場合には、
				必ず専門家にご相談ください。