不正解、食べられません!
アシグロタケ食不適

最近のカメラはすごいんです。
(あ、正確には、デジタル一眼カメラ)
A1サイズに引き伸ばしても余裕で耐える画質で、
4K画質くらいで当たり前に動画が撮影できるし、
1秒間に何十枚も連続して写真が撮れるし、
素早く動く小さなものに自動でピントが合うし、
真っ暗な場所でも三脚なしでブレないし……。

ぼくが愛用しているのは、旧オリンパス、
現OM SYSTEM のOM-1というカメラですが、
とても気に入ってます。
なぜOM-1というカメラを選んだかというと、
小ささ、軽さ、頑丈さ、「防水」性能、かな。

ぼくは、阿寒湖に滞在している期間は、
ほぼ毎日、森へ通って歩き回るので、
軽さと、小ささこそが、正義なんです。

だったら!
と、誰かの声が聞こえてきましたよ(笑)!
最近のスマートフォンの最高機種なら、
カメラと同じような画質で撮れるじゃない、と。
いや、カメラよりも簡単できれいに撮れる、と。

いやあ、そうなのかもしれませんねえ……。
特に、きのこなんか、まったく動かないから、
撮るのも楽ですし……。

そして、ジャ〜ン。
今回ご紹介する写真は、その、スマホ、
今ではちょっと古くなってしまいましたが、
iPhone SE2 で撮影しました。

何を隠そう、夏の阿寒湖で、
カヌーガイドをしていて、休憩で立ち寄った森に、
そりゃあ立派なアシグロタケが生えていたわけで。
カメラは持ってなくても、もちろん、スマホは所持。
お客さんに隠れて、さささ、と撮ったうちの1枚です。

アシグロタケは、夏から秋にかけて、
主に広葉樹の倒木や枯木から発生します。

傘は円形〜腎臓形で、薄くて波形に屈曲し、
中央部がややくぼんでいます。
経は5〜20cmくらいと、けっこうな大きさです。
濃栗色〜淡栗色で中央部は暗色、毛は生えてません。
肉は白くて強靭な革質。

傘の裏は小さな孔がたくさん集まった管孔で、白色。

柄は傘の中心部からずれて伸びていることが多く、
その名の元になったように、黒色です。

食不適。

噛んでも噛み切れないくらいの硬さなので、
まあ、食べるには向きませんな。
暗い森の中でも存在感が抜群なので、
ぜひ、じっくりと鑑賞しましょう。

そう言えば、ぼくも、
スマホを手にしたばかりのときは、
ラーメンとか、柴犬はなさんとか、
けっこうスマホで写真を撮っていたんですよ。

ところが、RICOH GRⅢ という、
コンパクトデジタルカメラを買ったら、
もう、写真を撮るという行為が楽しくて!

ああ、ぼくは、
単に写真を撮るのが好きなのではなく、
カメラで写真を撮る、
という一連の行為?が好きなんだなあ、と、
改めて思いました。

なので、最近では、
スマホで写真を撮影することは激減しました。

このコンテンツでは、
				きのこの食毒に触れてますが、
				実際に食べられるかどうかを判断する場合には、
				必ず専門家にご相談ください。