正解!食べられません!
キツネノカラカサ食不適

阿寒湖畔の暮らしでは、森が身近にあるので、
あまり時間がとれなくても、理由がなくても、
とりあえず森へ行くか、みたいな感じで、
気がつけば、森で、多くの時間を過ごしてます。

ただし、季節や気象条件によっては、
たとえ街のすぐそばに森があるといっても、
危険と隣り合わせになる場合は多々あるので、
最初は、慣れた人と一緒に訪れるのがいいかも。

ぼくは、幸いと言うべきか、いつの間にか、
森できのこや粘菌の写真を撮ることを、
仕事にしてしまったので、いや、
たまたま、仕事になってしまったので、
森へ行く=仕事、となるケースがほとんどです。
自然と対峙することは、一期一会なので、
やはり、カメラを置いていくわけにはいきません。

昨年2022年の11月6日に、
愛犬のはなさんが18歳と7か月で亡くなり、
愛用していたコンパクトデジタルカメラ、
SONYのRX100マーク3で、
最期の姿を撮影をしたんです。

そしたら、どういうことか、
どうやってもカメラの電源が入らなくなっちゃった。
はなさんがあちらの世界に持っていったのかなあ……。

ということで、代わりに購入したのが、
RICOHのGR3というカメラでして。
最強のスナップショットカメラ、
なんぞと言われておりますが、
野外の自然の撮影にも有用でして。

大きな一眼レフカメラを首からぶら下げることなく、
ポケットに入る大きさのコンパクトカメラでも、
十分に仕事で使える写真が撮れるんです。

と、いうことで、今回ご紹介する写真は、
ポケットに忍ばせたRICOH GR3で、
ネイチャーガイド中に、さっと撮影しました。

そのきのこ、キツネノカラカサは、
夏から秋にかけて、広葉樹の林地や芝生から発生。
ときに群生します。

傘は経1.5〜4cm、釣鐘形のち平らに開きます。
表面は白色で繊維状の地に褐色で粒状の鱗片が付着。
中央部が色濃く見えます。

ヒダは白色〜クリーム色で、
間隔がぎゅっと詰まっています。

柄は高さ3.5〜6.5cm、
上部には白色で膜質のツバをつけ、
ツバより下部は褐色を帯びて鱗片におおわれます。

食不敵。

触ると鱗片の一部が手に付くし、
あんまりおいしそうにも見えません。

それにしても、やはり、阿寒の森はステキです。
友人も、知人も、知人の知人も、訪れた人は、
口をそろえて、阿寒の森を絶賛してくれます。

読者の皆さまも、機会があれば、ぜひ、
阿寒の森においでくださいませ。

このコンテンツでは、
				きのこの食毒に触れてますが、
				実際に食べられるかどうかを判断する場合には、
				必ず専門家にご相談ください。