菌賀新年。
あけましておめでとうございます。
今年もお付き合いのほどよろしくお願いします。
日本経済はずっと停滞したままだし、
パンデミックの災禍はまだまだ続いているし、
世界各地で戦争が起こっているし、
たった1人の行動でどうのこうのできるような、
甘い状況では決してないと思いますが、
それでも、
物事を少しでもいい方向に進めるには、
きっと1人ひとりの行動から始まります。
いろいろなことをすぐに諦めずに、
昨日よりは今日が少しだけいい日であるよう、
気持ちを前に向けて、
できることからやっていきたいと思います。
ぼく自身については、このところ、
写真が荒くなりつつある感じがするので、
多少基本にもどって、しっかり、じっくり、
きのこや粘菌たちに向き合っていきたいなあ、と。
その心は、初心者と同じく、ズバリ、構図です。
ミラーレスカメラの性能アップによる自由さ、
写真現像ソフトによる後付けの各種加工が、
撮影時の気合いをゆるくしちゃっているのかも。
フィルムカメラを使っていた時と同じような、
気合と緊張感を取り戻したいと思います。
今年2024年は、辰年。
辰と言えば、ドラゴン、ということで、
今年最初にご紹介するきのこは、
その名も、ノボリリュウタケです。
ノボリリュウタケは、夏から秋にかけて、
各種森林や庭園の地上から発生します。
全長8〜10cmほど。
頭部は鞍形で凹凸があり、帯黄色〜黄土色。
縁は波打ち、あるいは、切れ込み、
高さ、横幅ともに、6cmほど。
柄は白っぽい色で、
深く不規則な帯状の縦のくぼみがあります。
食。
見た目にはあまり食べる気にはなれませんが、
そこそこおいしいきのこです。
風味には癖がなく、
しこしことした歯切れのいい食感で、
いろいろな料理に合います。
この姿で、なぜ「昇り龍」と名付けられたのか、
いまいちわからないのですが、それでも、
この、縁起のいい名前にあやかって、
今年1年をステキな年にしたいものです。
読者の皆さんも、いい年でありますように!