今年2024年の8月下旬、
どうしても外せない用事があり、
およそ30年ぶりに、北海道外遠征!
青森県と秋田県で1週間ほど過ごしました。
北東北だから少しは涼しいかも!
と、期待しておりましたが、
やはり、内地は、暑かったです!
久々に体感した33度という気温に、
身体中の汗が搾り取られました(笑)。
もう、人類は、
エアコンなしに生きていけない時代を、
遠からず迎えつつあるのかもしれないと、
本気で思いました。
単に、ぼくが暑さに弱いだけではないはずです!
白神山地や奥入瀬渓流にも出かけましたが、
ブナを中心にした広葉樹の森の暑さは、
あまり不快ではありませんでした。
やっぱり、森はいいなあ……。
奥入瀬渓流の流れに沿って遊歩道を進むと、
暑さの中にもやや涼しさが感じられ、
夏の阿寒ではあまり見かけないきのこもちらほら。
もちろん、お馴染みのきのこも。
今回ご紹介するアカヤマドリは、
この夏に奥入瀬渓流で撮影しました。
北海道でもお馴染みのきのこです。
アカヤマドリは、夏から秋にかけて、
ミズナラやシイなど広葉樹の樹下に発生します。
傘は径7〜25cm、
半球形のちまんじゅう形でやがてほぼ平らに開きます。
表面はビロード状で、濃黄土色〜帯褐橙色、
初めは脳状で、のちにしわが伸びて表皮がひび割れ、
淡黄色の肉が見えてきます。
縁は膜状で、管孔よりもやや伸びています。
管孔は黄色のちオリーブ黄色、
孔口は小さく、管孔と同色です。
と、いうことで、イグチの仲間ですな。
柄は高さ5〜15cm、
表面は黄色の地に黄色〜黄褐色の細点があります。
肉はきわめて厚く緻密で、白色またはやや黄色で、
空気に触れるとときにやや淡紅色に変色します。
食。
優秀な食菌。
汁物にすると黄色い煮汁が出て、
こっくりとしたうま味がでるのだとか。
こっくりとしたうま味!
ぼくは、まだ、未経験です。
ちなみに、奥入瀬渓流は、
十和田八幡平国立公園の中にあり、
さらには、特別保護地区にあたるので、
菌類も採集することはできません。
どうぞ、ご留意あれ。