相変わらず、おセンチというか、アンニュイな気分です。
秋ですから。
なんでか、突然左頬のちょうど真ん中にニキビが。
「想い、想われ、ふり、ふられ」ゲッ、ふられニキビ!?
いや~、どうしよう。
あっ、でもハタチ過ぎると『ニキビ』じゃなくて、
『吹き出物』って言うんだった。
吹き出物の場合は大丈夫なのかなぁ?
って、ここまでくると、そうとう頭おかしい。
これって、秋のせいじゃないかも。
今回は10人分のごはん作りました。
ちょっと慣れてきたよ、大人数のごはんつくることに。
わりと、落ち着いてスムーズに進行しました。
『栗ごはん』

根気のいる作業 |
10人分の栗の渋皮をむくのは、
やっぱり根気のいる作業でした。
むき終わった時は、ほんと脱力しちゃいましたよ。
でもね、おいしかった!!!
まずは、おいしい栗を選ぶことが1番ですね。
ふっくら丸みがあって、
大きさのわりにずっしり重いものが良質。
それから割れたりしてるのは、
虫食いの可能性があるから、
よく、チェックしましょ。
ひとつでも虫食いがあるとほかの栗にも移るので
(虫が移動してる絵を想像すると
ムチャクチャ恐いでしょ?)、
見つけたら、すぐ取り除いてください。
餅米とお米をとぐ |
1、栗はお湯(約60度)に、20~30分ほどつける。
(鬼皮が柔らかくなってむきやすくなるから)
2、お米と餅米を合わせて(2対1の割合)洗い
すぐザルにあげて30分程おく。
3、栗の鬼皮をむく。
底を切り落とし、切り落とした底の方から
包丁を入れ親指で鬼皮を押さえて
下にひっぱるように縦にむく。
4、栗の渋皮をむく。
実にぴったり張り付いているので
包丁で、実も薄く削ぐようなつもりで
少し厚めにむく。
5、栗を2~3つに切ってボールに入れ、
10分程冷水にさらしてアクを抜く。
6、鍋に熱湯を沸かして栗を入れ、再び沸いてから
中火で2~3分ゆでる。冷水にとって手早く冷ます。
7、炊飯器にお米と餅米を入れ、
昆布だし、酒、塩、しょう油を加え、ひと混ぜする。
8、栗をお米の上に均一に並べ入れ、普通に炊く。
10分程蒸らし、さっくり混ぜて器に盛り
ごま塩をふる。
今回の昆布だしで使った昆布は「羅臼(らうす)昆布」。
昆布にも色々種類があるけど、中でもこの「羅臼昆布」は
肉厚で特に上質とされていて、
うまみの強いだしがとれるらしいんです。
たしかに、しっかり昆布の香りと味のする
だしがとれました。
おいしいだしは、質のいい素材があってこそ!
だしについては、今後もっと勉強して
読者の皆さんにご報告します。
『しめじと湯葉のお味噌汁』
しめじと湯葉の歯ごたえと、
西京味噌の甘みがばっちり合って
おいしいお味噌汁でした。
最近スーパーでよく見かける「しめじ」は
「栽培しめじ(かさが黒っぽい)」と
「栽培本しめじ(かさが茶色っぽい)」の2種類。
本しめじのほうが、調理しても形が崩れないので
ま、これはお好みですが、
今回は本しめじを使いました。
かさがやや白っぽい茶色のもので 、
乾いているのが良品です。
ちょっとでも、真っ黒になったかさがあると、
そこから痛んでいくので、
軸の短い小さなかさまでよく見て選んで下さい。
1、乾燥湯葉は水でもどし、水気をきっておく。
2、しめじは小房に分ける。
3、かつおでとっただし汁に西京味噌を溶き入れ
1、2を加え煮立つ直前に火を止めて三ツ葉をちらす。
三ツ葉をちらすと、色どりも香りもよくなります。
『かぼちゃの煮物』
「北海道のかぼちゃ」=「おいしい」この公式が
すっごいプレッシャーだったんですよね。
でも成功しましたよ。おいしくホクホクに煮上がりました。
かぼちゃは、ずっしり重くて、爪が立たないほどかたいもの、
それから、茎の切り口が枯れて乾いているものを選んで下さい。
(旬である夏場は乾いてなくても大丈夫)
それが、おいしいかぼちゃです。
かぼちゃの煮え具合を
チェック |
1、かぼちゃはスプーンで種をくり抜く。
2、縦に4~5つ割にし、
大きさをそろえて5~6ミリ角に切り分ける。
3、水に2~3分さらして、水気を切る。
(こうすると、かぼちゃの青臭さが抜けますよ)
4、鍋にかぼちゃの皮を下にして並べ入れる。
5、隠れる程度の水を入れ、強火にかける。
煮立ったら中火にして砂糖を加え、
お鍋を回して砂糖を溶かし
不織布タイプのペーバータオルなどで
落としぶたをして7~8分煮る。
6、しょうゆを加え、鍋を回して全体に馴染ませ、
さらに3~4分煮る。
とんかく、かぼちゃをおいしく煮るには
重ねず並べて煮ること。
そうしないと、味や火の通りにムラができてしまいます。
お箸でかぼちゃを返したりするのも絶対ダメですよ。
かぼちゃがボロボロ崩れてきちゃいますから。
煮汁が少し残っている程度で火を止めて、
冷ましながら煮汁を充分含ませるとおいしくできます。
『鶏肉の竜田揚げ』
鶏肉をきれいに
しているところ。 |
やっぱり揚げ物は揚げたてが
いちばんですよね。
ゲストに揚げたてを食べてもらうために、
みんなが食べ始めてからも
せっせと揚げ続けましたよ~。
おかげで、「あつあつでおいしい」って
言っていただけました。
「おいしい」って言葉は、作り手にとっていちばん
嬉しい言葉ですね。
1、鶏肉は余分な皮や脂肪のかたまりを取り除き、
包丁をねかせて、
一口大のそぎぎりにしてボールに入れる。
下味を材料を加え、
手でもみ込んで20~30分程おく。
途中で一度上下を返して、全体に下味をなじませる。
2、ペーパータオルに鶏肉をはさみ、
軽く押さえて汁気を拭く。
(こうすると片栗粉が厚くつきすぎず、
揚げあがりもきれいになります)
3、揚げ油を中温に熱し、
鶏肉に片栗粉薄くはたきつけながら
1切れづつ静かに入れる。
4、上下を返しながら、キツネ色になって
表面がカリッとするまで
揚げて、油をきる。スダチやレモンを添えて。
下味をしっかりつけて揚げるので、
ほんと焦げやすいんですよ。
まわりはしっかりキツネ色なのに、
中がナマってことありますよね。
そこで、「そぎ切り」にするんです。
こうすると、大ぶりにみえるけど、厚みはないから、
火の通りが早く、キツネ色になるころには
中までしっかり火が通ってますよ。
『ほうれん草のしらす和え』
1、ほうれん草は茹でて3センチの長さに切る。
2、しらす干しと、かつおだし、しょうゆを合わせて
ほうれん草と和える。
「まあ、いっか」とか「もう、いいや」という、
なげヤリな気持ちを禁止したおかげで、
作り終えた時の満足度が違いましたよ。
やっぱりお料理は手を抜かないということが
ほんと大切なんだと実感。
「おいしかったよ」とか言っていただいたりすると、
嬉しくて調子にのって頑張るタイプなんで、
また、次回もがんばっちゃう!
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