COOK
ダイニング部に
集合してくださーい!

こないだの「スズキを釣って食う」で、いい気になって、
カワハギに出発なんですが、
釣り人系のスタッフは、「食うために釣る」というような
漁師のよろこびに目覚めてしまったようです。
いちばんたくさんつって食材を確保してくれそうな、
カメラマンのツルサキさんが、釣りに行けず料理で参加。
これは、ちょっと痛い。
しかし、バスプロの河辺さんと、
現役釣り人の斉藤海仁さんが、それぞれ50尾釣る、と。
そして、セイヒローは船酔いしつつ20でしょ。
森川くんに、義務として10はお願いしたい。
日活ことモモンガ部長こと偽村拓哉には、
元・海釣り雑誌の男ってことで、30は期待する。
アッキーは、運よく6でどうだろう。
で、darling・1101は、15に大きいのを混ぜる。
これで、181尾です。

こいつを、「樹の上の秘密基地」のデザインをしてくれてる
GLTの3人や、ぼーっとした女子高生や、ベイちゃんや、
留守番スタッフ合わせて15人で食べる・・・だけじゃなく
舞台の夜の部を終えたカグチヒナコさんの周囲の数名が、
「はしぐち」さんで待っているので、そこに魚を分ける。
さらに、夕べ、吉本隆明さんご一家に、
「うまいのなんの、釣れるのなんの」とホラを吹いたので、
あの家族の分に10尾くらいは持って行かなきゃ。
となると、181尾じゃ、足りないかなぁ?

「釣りだけ好きで、釣っても持って帰らない」という、
名人がいるというウワサを聞いたので、
そういう立派な方々に、お話をして、
『もらってくる』という作戦も、考えておきたいものだ。

(ここ、darling・記)


く〜っ、みんな釣りに行っちゃったよ。
仕方ないね、きょうは「特別カワハギ料理人」の
アシストがんばっちゃいますよ。

『カワハギ』メニューは
・肝和え
・お刺身
・煮物
・唐揚げ
・なべ物

の予定だそうです。
アシスタントとして
煮物となべ物用のおだしと
唐揚げ用のもみじおろしの準備しときます。
それからねぇ、西田部長から
「農林で育ててるエンドウと三ツ葉をぜひ使って下さい」
と言われて大変困ってます。
なぜかってねぇ、そのエンドウと
三ツ葉見せてもらったんですけど
ちょっと「えぇーー!!」ってほど、ちっちゃすぎる。
しかも、エンドウは10個程度しかないんです。
「だってねぇ、都会のプランターで
こんなに育ってるんですよ」
と、なんだか自信満々。
驚いちゃいますよ、
きょうのダイニングゲストは15人いるんですから。
「そうかぁ、じゃあひとり1つも無理だねぇ」って
そんな2センチ程度のエンドウ1つ食べたって
味なんか分からないでしょう?
まあ、せっかくですので使わせて頂きましょう。
まだ、何に使ったらいいのか、考え中です。

それにしても、『食あたり』ってのはキツイですね。
このまま、トイレで死んじゃうんじゃないかと思いました。
その、トイレで過ごす3時間前にね
焼き肉屋でユッケ食べたんですよ。どうも、これが・・・。
でもね、その前にも違うお店でかにみそとウニを食べたの。
だから、食べあわせが悪かったとか、
食べ過ぎだって話もあるんだけど。

改めて食品の衛生上のことや保管のしかたについて
考えさせられました。
食品をお店で買うときには、
鮮度や賞味期限を確認しますよね。
でも、その後の保管のしかたって
わりといい加減にしてしまいがち。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ〜」
なんて思ってると、えらい目にあうのです。
で、ユッケにやられたらしいわたしとしては、
今回はお肉の保存について
ちょっと真剣になってみようと思うのです。
毎日、その日のための新鮮なものを買いに行くのが
ベストに決まっているけど
スーパーの特売日にたくさん買いだめしたほうが経済的だし
毎日買い物に行く時間の余裕のない場合だってあるしね。

『薄切り肉』
2〜3日中に食べきれないぶんは、すぐ冷凍。
そうすれば1ヶ月保存できます。
買ったときの包装から出して、
できるだけ空気に触れないように
ラップでぴったり包み直すことが大事。

調味料を加えて下味を付けておけば
冷蔵でも1ヶ月くらいは大丈夫。
ポリ袋に、しょう油、お酒など下味用の調味料を入れて
軽くもんでなじませて冷蔵庫へ。
しょうが焼き用とか煮物用とか、
お料理の種類別に下味をつけて
保存しておくと便利ですよ。

『ステーキ肉・かたまり肉』
ソテーやカツ用の厚切り肉は、市販のパックのまま
冷蔵で4日くらいは大丈夫。

期限内に食べきれない分は、
買ったらすぐパックから出して
金属バットに並べて急速冷凍させてから
ラップできっちり包んで再び冷凍で1ヶ月。
もも肉などのかたまり肉は、ひと口大に切って
塩こしょうで炒めてから冷凍しておくと、
凍ったまま炒めたり煮込んだりできます。
それでも1ヶ月。

『鶏胸肉』
鶏肉は水分が多いので傷みやすい。
冷蔵で2〜3日。冷凍で3週間。
お料理の種類別に分けて保存するのがコツです。
ソテーやフライ用には
1枚ずつラップできっちり包んで冷凍。
グラタンやシチュー用には角切りにして塩こしょうで
炒めて冷蔵か冷凍。
和え物やサラダ用には、
酒蒸しにしてラップできっちり包んで冷蔵か冷凍。
加熱してから冷凍すれば1〜2ヶ月は大丈夫。
ひと手間を上手に生かすといいですね。

『ひき肉』
買った時点で、すでにお肉の間に空気が含まれているので
すっごく傷みが早いんです。
なので、冷蔵だったら
その日か翌日には使いきってください。

でも、使いきれないときは即座にお料理の種類別に
小分けしてラップできっちり包んで冷凍で1ヶ月。
タマネギのみじん切りと炒めてたり、
ハンバーグに調理してからラップで
きっちり包んで冷凍で1〜2ヶ月。

『ウィンナー』
お弁当に2〜3本使って、ゴムでちょちょっと結んで
冷蔵庫に入れ、賞味期限まで平気で食べてたりしてません?
いったん開封すると、冷蔵庫に入れても、
賞味期間は半減しちゃうのです。
開封後は1週間以内に。

包装された袋のままなら、袋の口を少しだけ開けて、
ストローを差し、中の空気をできるだけ吸い出して
真空に近づけて袋の口を閉じ冷凍すれば1〜2ヶ月。

ラップの代わりにフリージングパックなんていう
便利な物もあります。
これに関しても、
できるだけパックの中の空気をしっかり抜いて
冷凍することが肝心です。
ようするに、空気に触れて酸化してしまうと
傷みが早くなるってこと。

分かっちゃいるけど、なかなか怠りがち。
怠ってる場合じゃない。『食あたり』って恐いですよ。
気を付けないとね。
ま、今回の一件でこうやって学習したし
2キロ痩せたし、
『食あたり』はチャラってことかな。

さ〜て、『カワハギ釣り』ご一行は
何尾釣って帰ってくるのでしょうか。
楽しみですねぇ。

1998-12-18-FRI

いや〜とうとう街中は
クリスマス気分盛り上がってきましたね。
でも、鼠穴はそんな西洋の伝統に
振り回されちゃぁいませんよ。
ダイニング部『釣って食べる』第2弾
「カワハギ釣り」に出かけます。
っていうか、出かけるんですって。
そう、わたしは連れていってもらえないのです。
なんでーどうしてー。
だって、前回わたしが1番戦力になったじゃない!
きっと、わたしがチャンピオンだったから
みんな、悔しいんだわ。

釣りご一行が釣って港に着くのが
4時頃になるそうなので
ダイニングに「カワハギ」が到着するのは
6時頃の予定。
なので、ダイニング部中継はいつもより
開始時間が遅れます。

仕方ないので、ダイニング部部長としては、
今回はお料理することに専念しましょうか。
え〜〜、今回は「特別カワハギ料理人」が
やって来るってぇ?
ひどい、釣りもダイニングもわたしのフィールドなのに〜。
こうなったら、「特別カワハギ料理人」の
アシストに力を注ぎます。

ふんっ、ま、たくさん釣ってきて下さることを
願ってますわ。
じゃ、いってらっしゃい。
あ〜ん、ほんとに悔しがってるのはわたしなのです。

「カワハギ釣り」連れていってもらえない
ほんとの理由は、
実はわたし、先週『食あたり』で、
吐いたり、お腹壊したりで
一晩中トイレで過ごすという
ショッキングな病に倒れていたのです。
おかげで、2キロ痩せてちょっと嬉しいんだけどね。
完璧復活というには、まだちょっと栄養が足りてないので
今回は残念ながら断念することにしました。

まあね、今回行かなかったからって
どうってことでもないしね、
もともと釣りってものは、他人と勝負するものじゃなくて、
自分と魚との勝負だから。
う〜ん、やっぱり負け惜しみっぽいよねぇ〜。

1998-12-17-THU

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