いまなにしてるの?

11:00 中継開始は15時以降になります。
それまでちょっと待っててくださいね。
(今日もお相手は木工用ボンドガールでございます。)
12:00 プラハのビアレストランで買ったTシャツを着て
そのレストランの大皿まで自宅から持ってきた
シェフ武井です。ほら、あまり役に立たないかも
しれないから、気分だけでも、ねえ。
まだダイニング部は稼働してません。
14時くらいから買いだしに行って、
実作業は15時すぎくらいになるんじゃないかな。
それまで、shinoさんから届いた
「今日のメニュー」の紹介をお読みください。
ちょっとすごいよ! こんなの食べられないよ!
darlingさん、残しておきますから安心してね。
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■koprova polivka(コプロヴァ・ポリーフカ)
サワークリームの酸味と、
ディルの独特な風味のすっぱいスープ。
koprova omacika(コプロヴァー・オマーチカ)
という肉料理にはソースとしても使います。

■branborak(ブランボラーク)
じゃがいものパンケーキというかハッシュドポテト風。
ビアホールではつまみとして、レストランでは
肉料理の付け合わせとしてだされます。
たっぷりのニンニクとマジョラムで香りづけしてあり、
ビールとの相性は抜群。子供は牛乳と。
以前はファースト・フードとしてよくスタンドでも
売られていましたが最近は少なくなりました。

■veprknedrozeri(ヴェプシュクネドロゼリ)
豚肉(Vper)、茹でパン(Knedrik)、キャベツ(zery)の
盛り合わせによる典型的なチェコ料理の1品。
茹でパンにはいろいろな種類があり、プレーン、
ホウスカというヴァイオリン型のパンを混ぜたもの、
ジャガイモを混ぜたものなど。
チェコではメインディッシュに対する付け合わせが
かなり厳密に決められていて、例えばシュニッツェルには
マッシュポテト(または、ゆでじゃが)といった具合。
茹でパンとライスは主にソース系の料理と饗され、
揚げ物とあわせることはタブー。


■ovocni knedriky(オボツニー・クネードリキ)
フルーツ入り茹で団子。
今回は苺をくるみますが、他には杏、プルーン、
ブルーベリーなど生の果物を使います。
生地には2種類あって、上記料理の付け合わせと同じ
キヌティーとよばれるイースト菌発酵のもの。
これは中華饅頭の中味が果物になったような感じ。
もう一つ(今回はこちら)は、生地にカテージチーズを
練り混んだちょっとニョッキ風の弾力のある感じのもの。
いずれも、できあがりにトヴァロフというチェコ特産の
カテージチーズと粉砂糖、溶かしバターをかけて
いただきます。
または摺ったケシの実と粉砂糖をかけたり、
胡桃を削ったものと粉砂糖をかけるなど、
各家庭でいろいろなヴァリエーションがあります。
日本ではトヴァロフが手に入らず、
普通のカテージチーズで代用するので、
ちょっと塩気がきつくバランスが
悪くなりますが、大目にみてください。
今回はデザートとしてだしますが、
これはれっきとした一品料理です。

■korac(コラーチ)
典型的なチェコの焼き菓子。
チェコの薄力粉、中力粉、強力粉は、見た目からして
いかにも目の粗さが違います。
お菓子には主に中力粉が使われます。
焼き菓子には大抵フルーツを使います。
以前はフルーツはとても貴重だったので、
大抵の人が庭に(プラハに住んでいる人は別荘の庭に)
果物を植えていて、旬の果物を使ってお菓子を作ったり
コンポート(瓶詰め)にして保存します。
リンゴ、チェリー、杏、洋なし、プルーン、
それにナッツやベリー。特にベリーは種類が豊富で、
赤、黒、白のカシス、ラズベリー、グースベリー、
それぞれをかけあわせたもの、また、ブルーベリーは
山へ行けばいくらでも摘むことができます。
果物の他には、ケシの実を牛乳と砂糖で煮たもの
(ちょっとあんこに似ています)や、
トヴァロフ(カテージチーズ)などをのせて
焼いたりもします。
厳密にコラーチというと、イースト菌で発酵させた
菓子パン(デニッシュ)に近いものをさしますが、
今回はベーキングパウダーで膨らます
ピシュコティと呼ばれる生地に
サワーチェリーをのせて作ります。
12:00

shinoさん登場。
これからりかちゃんが到着したら、
買いだしに行きます。

shinoさん持参のスパイス類
左から、マジョラム(マヨランカ)
クミンシード(クミーン)
黒コショウ(ぺプシュ・チェルニー)


じゃがいもすり下ろし器

中継は調理がはじまってからよ。

15:30
材料到着!

下ごしらえ開始で〜す。

包丁研がなきゃ。

大量のキャベツをあらうシェフ・武井

三キロの豚肉。
ああ、赤子くらいの重さなのね。
これにクミンとコショウをふって
鍋へ。
鍋に水を常に2センチくらい張りながら調理。
15:40 森川さん登場!

いちご入りだんごになるカッテージチーズの
水を切る。


サクランボのカンヅメ。



パンの素。イースト、砂糖、
小麦粉、牛乳を入れて、発酵させます。


↑さっきの肉。
16:20
いちごのへたとりな森川さん


スープにはいるベーコンとタマネギ。


なぜかスープは土鍋で作る。
と言うか、鍋日照りの鼠穴。
16:30


きゃべつ茹だってきました。
きゃべつは料理の腕の
善し悪しを判定する野菜だそうな。
千切りしかしない人には、
それだけの力をば。
ここに、ベーコンとタマネギをいためて
お酢を加えたものを投入!

サワークリームに小麦粉と
牛乳を。

16:40


台所に混乱なし。
このくらいの時間になるといつもは
3人のシェフが鍋を争奪し、
包丁を奪い合い、
まな板をふたりでつかったりと
カオスがやってくる時間なのに。
今日は、「チェコといえば」
なんつう、暢気な会話もできる。
ブラボー、シェフひとり、お手伝いロボ4人状態!!

17:00
味付けをみまもるわたくしたち。


なぜかshinoさんに鼠穴のオーブンの
「発酵」機能について教えてもらう
わたくしたち。
「おお、いままで知らなかった。」


肉!

1次発酵完了。
17:30
手持ちぶさたな森川さんを
初めて見るの巻き。


パン!これを茹でるのだ。


イモをすりおろすシェフ・武井


小麦粉、バター、卵、などに
レッドチェリーをのっけて、
オーブンで焼く。
18:00
フルーツいりゆでだんご製作中。


korac(コラーチ) やきあがり!


お気取りシェフ、じゃがいもを混ぜる。
18:20 なんと、準備完了。
ゲストの皆さんの到着を待っている
と、いうような「異常事態」。
19:00
veprknedrozeri(ヴェプシュクネドロゼリ)
のキャベツ部分完成!


koprova polivka(コプロヴァ・ポリーフカ)
完成!


veprknedrozeri(ヴェプシュクネドロゼリ)
の豚肉部分完成!

あと20分でいただきますの巻きだ!
19:16
これが茹でパンだ!
速攻で蓋をしめないと、ゆでたあと
硬くなってしまうのだ。
19:25 いっただっきまーす。
あとは中継画面でどうぞ!

 

2000-11-05-TUE

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