アラン諸島の旅を経験した 目指すことを実現するために、
やるべきことが見えてきます。 それは、ひとつひとつ、
「つくるものは、ほんとうにセーターでいいのか」 「何種類のセーターをつくる?」 「色についてはどうしましょう?」
「最高の毛糸ってどうやって用意できるんだろう」 「三國さんの技術を編み手のかたに伝える方法は?」 「編み手のみなさんをどうやって増やしていく?」
「どのくらいの価格になるんだろう」 「撮影は? ロゴマークはどうする?」 などなど‥‥。 ひとつ、ひとつ。
とりわけ、デザインです。 プロジェクトの中心にあるのは、 そこを一身に担うのは、もちろん三國万里子さんです。
アラン諸島から帰国して、 一方で、プロジェクトは そのひとつが、毛糸さがしです。 最高のセーターのために、最高の毛糸を用意したい。 その願いに応えてくださったのは、
▲テスト用に紡いだ毛糸を何種類も用意して。
▲ふさわしい毛糸を、三國さんが探っていきます。
手触りや色の具合、 そんな「毛糸さがし」を進めながら、
ミトンのデザインは、もちろん三國万里子さん。
▲ワークショップは「気仙沼のほぼ日」で8月末に開催。
▲はじめましてのごあいさつから。
「編みものでたのしみましょう!」
▲ワークショップは2日間にわけて行われました。
ちなみに、みなさんからは参加費をいただきました。
▲黙々と編みものに集中する様子は、どこも同じです。
「あら、あんたも編みものするんだったの?」
▲糸井も参加。ときどき冗談のサービスがありました。
気仙沼に、
▲真剣に、ほんとうに真剣に最後まで参加してくれました。
このワークショップで実際に、
▲まさしく、ここが「IPPO」。
こうして出会った編み手のみなさんとは、 そこでまずは、 「ほぼ日」乗組員の数名をお客さんにして、 編むのは三國さんの本に掲載されている、 練習とはいえ、お客さんとなった乗組員は、 毛糸の色を決めてもらったり、 そして‥‥。
▲下宿先の気仙沼からやってきた御手洗瑞子。その手にあるのは‥‥
▲完成したカーディガンの受け渡しです。
▲さっそく、ふわっと‥‥。
▲似合う! かっこいい!
編み手のかたはみなシャイなのですが、
▲「ビデオメッセージ」をみんなで。
「やっと完成しました。 この受け渡しで、社内がわきあがりました。 なによりもほら、
その後も、カーディガンは届きました。
それぞれみな、うれしくて、よろこんで。
そっと包み込んでくれる、
動画のメッセージも、あたたかくて。
NHK BS「旅のチカラ」、番組の終盤に映し出された
▲彼女(田中さん)はグリーンの毛糸でオーダーしました。
▲こんなメッセージが、カーディガンといっしょに。
そして、ビデオメッセージ。
よかったね。
毎回の受け渡しを行ってきた、たまちゃん。
こうして練習で編まれたカーディガンは、
それぞれに個性があって、それぞれに魅力的。 そもそもは技術的な部分での練習でしたが、 やっぱり、こんなにうれしいんだ。
さて。 ここはあえて、具体的な日付を記しましょう。 11月5日。 「ほぼ日」にやってきた三國万里子さんが、
「気仙沼ニッティング」の、 糸井重里がこのプロジェクトを思いついてから、 それが早いのか遅いのかは、よくわかりません。 それでもこうして、 3人の目の前に、それが広がっています。 気を持たせて、申し訳ありません。 もうすぐ、もうすぐです。 初年度となる2012年の販売は、 「いいものを編む会社」は、ここからがスタート。 物語はこれからですが、 すべては、あたらしくつくられる、 ご愛読を、ほんとうにありがとうございました。
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2012-12-05-WED