KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(6月21日)

小学2年生くらいの時、
 お姉ちゃんとお姉ちゃんの友達と3人で、
 泥でウンチを作り、電信柱の所に置いて
 (つまり犬かなにかのウンチを演出して)
 道行く人々がどういう反応をするか、
 観察して、ノートに書いていました。
 今思えば当たり前なのですが、道行く人々の中に、
 さしてメモるような
 リアクションをする人はいませんでした。
 しかも時間が経つと、
 泥が乾いてウンチみたいじゃなくなるので
 定期的に水をかけたりして、
 よりリアルに見せようという努力までしていました。
 どういう反応を期待していたのでしょう・・・。
 そして、反応を書き留めることで、
 何のデータが欲しかったのでしょう・・。
 そして、社会人になった今は、
 マーケティングの仕事をしています・・・。
 (skipped-beat)

子どもの頃、
 「そんな事したらバチが当たるよ!」と
 祖母に怒られるたび、バチっていうものが
 いったい何なのか考えるだけで、恐ろしくて
 夜も眠れませんでした。
 幼い私の、その頃の「バチ」のイメージは、
 硬い、しかも弾力性のある
 スーパーボールみたいな玉

 背後から、突然、後頭部めがけて
 弾丸のように飛んでくるというものでした。
 (な)

子どもの頃、ほんと懸賞に夢中でした。
 ハガキを必死に書くのですが、
 唯一いつも頭を悩ませるのが
 「○月×日必着」の言葉。
 「うわぁー、この日に必着ってことは、
  うちから東京まで届くのに2日かかるとして、
  △日に出せば×日に着くよなあ」

 ってことを思ってました。
 ・・・その×日に届いたハガキのみ
 有効だと思ってたんですねえ。
 そんな難しい懸賞があるわけないのに。
 (かず)

子どもの頃、政府の広報か何かで、
 「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」
 というCMを見るたび、恐怖心が植えつけられ、
 母親が(化粧するため)自室に入り、中々出てこないと
 「・・・お母さん、クスリやってる?」
 と心配でたまらなくなり、
 あとでコッソリ母の鏡台の引出しをあけては、
 注射針がないか真剣に探しました・・・。

 (も)

砂鉄取りに熱中した人のメールがありましたが
 うちの小学校では、先生が理科の時間に、
 「砂の中には必ず砂鉄が含まれているんだ!」と
 断言したもので、近くの川原にある公園に、
 友達5人くらいで砂鉄を集めに行きました。
 まったく取れないのになぜか熱中し、気づいたら
 もうかなり日没状態。
 「あたりが暗い」=「家に帰れない」=「野宿」と
 いう空気が漂い、なぜかみんな「いくら持ってる?」
 (食べ物を買うためか?)「このおりたたみ傘、
 売ったら500円ぐらいになると思う・・・」などと、
 持ち物を出し合い、高級そうな持ち物があるごとに
 ほっとしていました。
その後どういういきさつで、
 家に帰れることになったのか覚えていません。
 (み)

「公平にする」が
 ブームだったという話で思い出しました。
 私はトイレットペーパーに公平でした。
 予備のペーパーを2個置く
 ペーパーホルダーがあったのですが、
 必ず上、下、上・・・と
 順番に入れることを鉄則にしていました。
 私のいない間に上が2つ続けてなくなっていたら、
 「ごめんね、下の」
 「つぎはきみだからね」
と呼びかけていました。
 置いていかれて泣いてるように思えたのでした。
 (てびり)

小学校を卒業するくらいまでの趣味は、棒集めでした。
 幼稚園で小枝を同級生と取り合って以来、
 あちこちから枝を集めはじめました。
 校庭で木の枝を切っているときなどは嬉々として物色し、
 気に入ったものを見つけると
 「うん、いい枝だ!」と言って持って帰っていました。
 当時、倉庫は私のコレクションが一杯で、
 短い枝から太い枝、どこからもってきたのか短い丸太、
 はては荷造り用の硬いプラスチック紐まで。
 捨てようとすると、私がものすごく怒るので
 母は決してそれを捨てようとはしませんでしたが。
 賛同してくれた唯一の友達と、朝早く、
 親が寝ている隙に枝と工具を持って家を抜け出し、
 人気のない空き地で、
 「私は窓を作るよ」「じゃあ、ドアを作るよ」
 集めた枝を釘で留めて家を作る作業に没頭していました。
 今思えばおかしな話ですが、
 当時はとても楽しかったのを覚えています。
 (きゅあら)

私の弟は、子供のころビー玉が大好きで
 自分の両足の丸いところ(くるぶし)には
 『ビー玉が入ってるんだー!!』
 と思い込み、
 皮膚の上からさわりまくるだけでは飽き足らず、
 本気でカッターで取り出そうとしてました。
 姉の私は彼の将来を心配しながら
 真剣に止めました・・・。
 (みちこ)

低学年くらいの頃、2コ下の弟と二人で
 敵の襲来に備えて爆弾を作っていました。
 (稔)

小学生の時、自分はサイボーグだと信じていて、
 身体検査の時に、
 ばれたらどうしよう
といつもヒヤヒヤしていました。
 (ステファン)

となりのうちのおばあちゃんは
 男だと思っていました。

 なぜかはまったくわかりません。
 (ひら)

弟が小学校低学年の頃、
 カブトムシやクワガタ採りに熱中していました。
 採ったばかりの虫かごの内側に小さい紙を貼り、
 カブトムシに見えるように
 「でられん(出てはいけないの意味)」
 と大きく書いていました。
 ・・・カブトムシは字、読めないよ!
 (mo)

小さい頃、どういうわけだか
 「うつぶせになって寝ると、下からへそを刺される」
 ような気がして、どうしても
 うつぶせになって寝ることができませんでした。
 (みや)

小学生の頃、自転車に乗ると
 「骨折をした時のために…」と思い
 片足を変な方向にまげて、
 もう片方の足だけで漕ぐという練習を毎回していました。
 それもエスカレートしてきて、
 しまいには片足骨折、片手骨折という設定で
 必死で自転車を漕いでいたのを思い出します。
 今思ったら骨折したら
 自転車なんか乗らないよなぁと空しくなるけど。
 (なお)

うちのダンナは、小学校の頃、
 「雨は点々に降るので、高速によければ雨に濡れない」
 と思いこみ、雨の日は意地でも傘をささず、
 高速で雨をよけながら下校していたそうです・・・。
 (ハセ)

わたしの通う小学校は山の上にありました。
 なので、朝は
 ただひたすら上り坂を登って通っていました。
 わたしは、上り坂は
 後ろ向きに上った方が楽だ
と信じていたのですが、
 みんながいるときに後ろ向きに進むのは、
 さすがにはずかしく、一人になったとたんに、
 必死に後ろ向きで駆け上ってました。
 遅刻しそうなときなど、半泣き状態で
 坂道を逆走していた姿を思うと、
 ちょっと泣きたい気分です。
 (みわ)

小学生のころ、いとこの女の子と
 オナラの音をテープレコーダーに
 録音して喜んでいました。
 最近そのことをその人に話したところ、
 「そんなことはしていません!」
 と強く過去を否定されました。
 (kazuo)

小学校低学年の参観日の日に
 自分で考えた「しりとり」を
 発表するという授業がありました。
 自分でもこんなこと言ってはだめだと
 思っていたのですが、
 母親が来ていたので興奮していた私は、
 「うんち、ちんぽ」
 と下ネタだらけのしりとりを発表してしまいました。
 (藤豊)

まつぼっくりは
 人のウンチが枯れたもの
だと思ってました。
 もしあの頃、Xmasのリースに飾られる
 まつぼっくり見てたら、
 相当カルチャーショックだったろうなあと思うと
 見てないのが残念なくらいです。
 (ふゆ)

小学校の4年の頃だと思います。
 たぶん漫画の影響だと思うのですが、
 教会の入り口でひざまずいて
 手を合わせてお祈りする図に憧れていました。
 漫画では、家族が死に至る病気で
 それが治るように
 祈っているとかいう話だったと思います。
 学校の帰り道、雨が降っている日に
 「今日だ!」と思い立ち、
 通学路破りをして、教会の前で傘を横に置き、
 濡れながらやってみました。
 全然絵になってなかったと思うのですが、
 やったあとは達成感でいっぱいで、
 「不幸にも負けずけなげに祈る私」
 を演じながら、幸せに浸っていました。
 できれば友達がそこを通りがかり、
 「あれ、こんなところで何してんの?」
 と聞いて欲しかったし、聞いてくれたら、
 「今日見たことは誰にも言わないで」
 というつもりでした。
 あいにく誰も通りませんでしたが・・・。
 (chi)

私は小学校低学年の頃、郷ひろみの大ファンでした。
 季節ごとのテレビの芸能人運動会が楽しみで、
 会場の体育館にいることを想像し、広告の裏に
 「GO!GO!ひろみ」
 とマジックで書き、それを持って応援してました。
 でも、マジックで書くのはかっこ悪いような気がして、
 次の運動会にはビニールテープを切って
 「郷ひろみ」と制作していたら、「郷」の画数が多くて
 うまくテープが貼れず、運動会がはじまってしまい、
 「間に合わない〜」と泣いたことがありました・・・。
 (いずみ)

小学生の頃、時代劇などに出てくる
 不憫な女中さんに憧れました。
 お風呂に入ったとき、
 スポンジで床をしんみり磨いては、
 ため息をつき、床磨きに疲れたら、
 蛇口から直接水を飲む…。
 そんなひとり遊びを楽しんでました。
 もちろん素っ裸で…。
 「ああ、私はこの家に雇われている
  かわいそうな女中なのだ」
 と想像しては、ワクワクしてました。
 (和)

小さい頃、私は
 「仮面ライダーV3と結婚する!」
 と宣言していたらしい。
 しかも、変身した後なんだそうな。
 今、30才過ぎた今も独身のワタクシに、
 母は「もうV3はあきらめなさい」と注意します。
 んなこと言ったって、本人、覚えてません。
 (m)

子どもの頃、お箸が使えて
 文字も書ける器用な右手が大好きでした。
 ろくに文字も書けない左手が大嫌いで、
 右手をいつもひいきしていました。
 何故かおトイレに入ると右手と左手で
 じゃんけんをする癖があり、
 必ず右手に勝たせていました。
 でも、時々間違えて左手が勝ってしまうと、
 ふんばりながらも左手を右手でピシャリとたたき
 「なんで勝つのよ」と怒っていたりしました。
 自分のことながら、まったく理解できない行動です。
 (もんもんち)

子どもの頃、自分の左手を差別していました。
 右手ちゃんはお姫様、左手は家来という風に。
 メチャクチャ寒い冬場でも、
 左手は布団の外に出して寝てました。

 (グリコ)

子どもの頃、
 「左右対称」を何よりも尊んでいた時期がありました。
 学校から帰るとき、片足だけ石やマンホールなどの
 デコボコを踏むのがガマンならなくて、もう片方の足も、
 同じ強さで、同じ部位で踏むことを心がけていたため、
 帰る途中、何度も行ったり来たりしていました。
 友達に肩を触られたら、
 「もう片方も触らないのに肩に触るんじゃねーよ!」
 と、不合理なマジギレをしたこともあります。
 そういう時は怒りながら自分で反対側をたたいてました。
 (k)

小学生の頃、
 「笑っていいとものテレホンショッキングに
  自分もいつか紹介される」

 と思い、びくびくしていました。
 鏡の前で、どんな質問でも答えられるように
 練習していました。
 (iron)

子どもの頃、よく見た夢があります。
 それは
 「ともだちが大きな車を片手で持上げる」
 というもの。
 これが当時の私にとって、とてつもなく怖い夢でした。
 翌朝、この夢を母親に興奮して毎回言うのですが、
 いつも母は、この子何を言ってんの??という反応。
 「なんで怖くないの!」
 といつもじれったく思っていました。
 今思うと、私も母と同じ気持ちです。
 何が怖かったんだろう。
 (みる)

子どもの時、
 「醤油って、髪の毛を燃やして作る」と友達に聞き、
 今思うと全く信じられないような事を
 真剣に信じてました。
 だから、自分で醤油を作ろうと思い
 試しに落ちている髪の毛を燃やしましたが
 溶けて縮れるだけだったので
 「いつも買ってくる醤油は、
  一体どれくらいの髪を燃やしているんだ?
  そんなに世界には髪の毛が余っているのか。
  髪の薄い人は、醤油を作るために売っているのか」
 などと、訳のわからない事を思って過ごしてました。
 (べんちゃんず)

わたしが小6で弟が小3くらいのときでしょうか。
 弟が愛してやまないカールを、小腹のすいたわたしは
 つい、食い尽くしてしまいました。
 活火山のごとく、泣き喚いて怒る弟。
 これは形勢悪しと思ったわたしは、なぜか
 (そうだ!おかしくなったふりをしてやれ)
 と思いついたんです。
 「うがあ*@#=4?¥ーーー!!」
 と、わたしは突然叫び、頭を壁に自らぶつけたり、
 ざぶとんに噛み付いたり、
 タンスを意味なくがたがた揺らしたり、
 それはいろいろしました。
 弟はあまりのことに恐怖で凍りつき、
 カールのことなど忘れて、
 「ご、ごめん・・・まじでごめん・・・」
 と謝ってしまっていました。
 今思えば、ものすごい作戦ですよね。
 (えり)

小学生の頃、ポストは全て四角になって
 丸いものは無くなるというニュースを聞き、
 「あの薬屋さんのトコのポストも壊されてしまう!
  今行かなければ無くなってしまうー!」
 とさんざん悩んだあげく
 (決まったからって一斉に壊すはずがないのに)、
 こっそり家を抜け出し
 夜道をドキドキしながら走りました。
 「かわいそうに。何で壊すんだ」
 となでなでして、一人別れを惜しみました。

 そのポストは今も健在です。
 あらっと気が抜けますが、今も見るたびほっとします。
 (さちっこ)
 
(ミニコメント)

今日は、昨日に配信した
メルマガ「デリバリー版」からと、
「まだ、どこにも掲載していないネタ」を、
あわせて、こちらにのっけてみました。
・・・あなたは、どの話が、好きでしたか?

こうして、たくさんの「ガキ」の姿が出てくると、
なぜか、自分がどういうガキんちょだったのかってことも、
よくわかるような、気がしてくるんです。

「あるある、こういうところは、あった!」
「こういう時、自分は、こうしたよなぁ、きっと」

いちいち反応していくうちに、また、
ヘンなエピソードを、思い出したりするのも不思議だなぁ。
ご両親や兄妹など、まわりの人に、
「わたしって、どういうことしてた?」
と聞いてみると、予想外の事実がわかったりするかも。

きょうは、土曜日。

ゆっくりした気持ちで思い出した、
あなたの、「ガキ」の頃のナゾな行動を、
postman@1101.com
こちらまで、ぜひ、送ってみてください。

明日も、更新します。また、寄ってね!
       

2003-06-21-SAT
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