KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(7月7日)

じぶんちにもドラえもんが来ると思っていて、
 毎日机の引き出しを点検していました。
 (し)

子供の頃、
 「カセットテープはTDK」というCMがありました。
 私はなぜかそのCMが気に入ってたらしく、
 しょっちゅうマネしていたそうですが、
 当然正しい発音が出来るわけもなく、
 「かせっとてーぷは ちーびーけー」
 と、イバって言ってたらしいです・・・。
 未だにイトコに「よぉ、ちーびーけー」と呼ばれます。
 (s)

電車に乗ると、
 「次は〜、新橋〜、新橋〜、お出口は右側で〜す」
 みたいなアナウンスがあるでしょう?
 アレを聞くたびに
 「どっちが左?こっち向いたらこっちが左だし?」
 とか考えてワケがわからなくなりました。
 電車の進行方向に向かって左に決まってるのに。
 多分、車掌さんの立場にたって
 考えられなかったのでしょう。
 ちなみに左利きです。
 (Yasuhiro)

子どものころ、時計の針(長針と短針)が
 いつのまにか進んでいるのが不思議で、
 動く瞬間を見てやろうと、五分くらい
 じーーっと時計を見つめたんだけど
 その瞬間がよくわかりませんでした。
 子どもごころに
 「時間って気づかないうちにたっちゃうんだ」
 と納得していました。
 (匿名希望)

子どもの頃、
 手鏡を目の下あたりに上向きに当てて、
 天井を見ながら家中を歩きまわると言う遊び

 弟と二人で熱中していました。
 部屋と部屋の境目を超える時、
 下がった壁が下から立っているように見えて、
 それを足を持ち上げて超えるのが、ムズカシイのだ。
 まぁ、実際は、平らな床を歩いてるわけだけど・・・・
 見えてる世界は、上下逆の不思議空間。
 見慣れた部屋が異次元空間になるということと
 見えてる世界と体の感覚が
 別物という不思議さを両方を味わえた。
 (やまんば)

以前、くるぶしの中には
 ビー玉が入っていると思っていた人の話がありましたが、
 私は、くるぶしを開ける(?)と
 クラッカーの様にパーンと音をだしながら
 紙テープが飛び出して来ると思ってました。
 実はそれ以前に父親にくるぶしを指して、
 「ここには何が入っているの?」
 と聞いたことがあるのですが、
 答えは「何も入っていない」でした。
 せっかく膨らんでるのに何も入ってないなんて
 もったいないと思った私は、

 自分でクラッカーのようになっていると
 想像しているうちにそういう物だと
 思い込んだようです。父にも後から
 「ここにはクラッカーの中身が入ってるんだ」
 と誇らしげに解説しましたが、
 父からの反応は無かったように記憶しています。
 (サワロ)

梅図かずおの”紅蜘蛛”が流行っていた頃、
 私と2学年上の姉は、
 学校でたまたまお互いを見かけた時、何も言わずに、
 目を見開き、口を肛門の様にして、
 そこから蜘蛛の糸がヒューッとでる様を
 手で補ってすれ違うと言う事をやっていた。
 やがて、姉が高校へ上がってしまった時、
 それを見ていたと言う同級生が
 自分もやりたかったと言ってきたので、
 中学校を卒業するまでやった。
 (はる)

小学生の頃、”ラブレター”を書くことが
 ブームになった時、
 私も家でこっそり隠れて書いていました。
 何回も構想を練り直して、やっと
 「これや!」っていうのが出来上がり、封筒に入れて、
 渡すときのことを考えてドキドキしていたその時・・・
 不意に姉が帰ってきて、
 あわててその場にあった本に隠しました。
 翌朝、その本が無くなっていて
 必死で探したけど見つからず、
 姉に聞くのも不自然やしとあきらめかけていた時、
 近所のおばちゃんに呼び出され、
 「これ」と渡されたのは例のラブレターでした。。
 まさかあの本が図書室の本で、学校中に広まって、
 あげくにそれを発見した
 近所のおばちゃんの手によって帰ってくるなんて、、
 「これ私のんじゃないねん」と言いつつ、
 自分の名前が書かれたラブレターを
 しっかり握って帰った
のは言うまでもありません。
 (ととろ)

私とすぐ上の姉は父方の血を受け継ぎ
 顔が柔らかかった。
 ほっぺたを風船の様に膨らませるヘチマ顔はヒット作で、
 2人でヘチマ音頭を創作して鏡の前で良く踊った。
 「ヘチマ咲いたかXX家〜に」というところで、
 2人同時にヘチマの顔をして正面を向き、右手を
 「つる」の代わりに頭の上に立て、
 ヘチマがぶら下がってる様にして、右へ進む。

 (へちま)

私と妹は、小学生の頃に
 漫画の登場人物をそれぞれ二人分割り振り、
 カセットテープにアフレコしていました。
 どちらが役になりきるかを競っていて、
 私が比較的声が低いので男役を、妹は女の子の役を。
 2人で気合を入れてつまらずに演じ切り、
 聴きなおして2人で感動していました。

 残ったのは、漫画の吹きだしに
 姉のKと妹のAというイニシャルで割り振った
 鉛筆の跡です。
 何年も経ってその漫画を読み直しなんだか
 「あーあ」という気分にさせられたのでした。
 カセットテープにまつわる話はいっぱいありますが、
 子どものころに父親が私の話す言
 葉を隠し録りしたことがあって、
 面白いのでよく聞かされていました。
 そのときに唄っていたのが童謡の「海」です。
 「うーみーはひろいーなおおきいなー。
  そーらとどっちがひろいかな?
  そらにきまってるじゃん」
 とひとりで延々と唄っていたそうです。
 (k)

私は小学二年の頃、
 とても大人にあこがれていました。
 自分は大人になりたいから、
 きっと大人と同じ事をすれば
 すぐにでも大人になれる、と思っていました。
 もちろんそれは大きな間違いなんですが、
 当時7歳のガキがそれに気付くはずもなく、
 そして私の奇行は始まりました。
 先生に回答を指名されても
 一拍置いてからぼそぼそと言ったり、
 クラスでも必要なとき以外には
 あまりしゃべらなかったり。
 (昼休みのサッカーでも
  パスしてくれとは言わず手招きするほど)
 私が思う「大人と同じ事」は
 ズバリ「無口」だったのです。

 ちょっとぐらい無口な方が
 カッコイイと思っていたのです。
 その学期の通知表には
 「もうすこし
  あかるくげんきよく なれるといいですね」
 との先生のコメントがかかれてあり、
 自分の思惑とはまったく違った大人の反応に
 「なんでだよっ」の思いでいっぱいでした。
 (k.k)

保育所の年長さんの時、
 同級生の「あきひこ」くんに恋をして、
 いつ、いかなる時も、心の中で
 「あきひこさま、あきひこさま」
 と唱えていました。
 いじめられたり、おもらしをして凹んでしまったときも、
 彼の名前をつぶやくだけで幸せでした。
 あきひこさまは、男なのに「こ」が付くなんて、
 なんて王子様チック、とも思っていました。
 思いを伝える事もなく、ただそれだけ。
 (ねぎ)

高校1年生の春に、尾崎豊さんが亡くなりました。
 私は彼を好きでも何でもなかったのですが、
 亡くなったニュースが届いた日、同じ部活の男子が
 「彼に似ている」と気づいた瞬間、
 その男子を好きになってしまいました。
 同じ部活だから、いつも練習は一緒でしたが、
 好きで胸いっぱいいっぱいでちゃんと
 話すこともままならなかったです。
 全校集会でも真っ先に
 彼がどこにいるか見つけられたし、
 彼の教室の前をわざわざ通ってトイレに行ったり、
 部活後に「おつかれさまー」と言えるだけで
 幸せでした。

 バレンタインにチョコをあげたけど音沙汰なし、
 その後、告白したけれど振られました。
 思えば、私の人生で、片想いで
 あんなに盛りあがった恋はなかったです。
 相手につれなくされても、
 あきらめないガッツとパワーは後にも先にもこの時だけ。
 しかも、なんだかんだと3年間好きでした。
 純粋に「好き」という自分の気持ちだけで
 突っ走れた懐かしい思い出です。
 あ、尾崎豊のCDは、あの頃、全て購入しました。
 恋のパワーです。
 (noreen)

実家は飛行場が近くて、
 昼も夜も飛行機の音が家の中に響きます。
 夜、しかも窓を開けっ放しにしている夏の夜、
 特によくゴゴゴゴゴと聞こえます。
 幼稚園に入る前からの記憶ですが、
 あの音が何か判らなくて、ものすごく怖かったです。
 母は飛行機が通りがかると
 「おばけの音よ」とかとんでもないこと言うし。
 小学校低学年まで、
 あれはおばけなのだと本気で信じてました。
 3年生くらいになると、
 「おばけなんていないのでは」と思いはじめ、
 あの音の正体がまた気になりはじめました。
 その頃、天体に興味を持ち、色々本を読んでいたのですが
 自分の中で何故か、
 「あの音の正体はブラックホールが
  地球に近付いている音だ」

 と結論づけ、夜が来る度にほんとに怖くて、
 世界のすべてが吸い込まれることを想像し、
 怖すぎて誰にも言えませんでした。
 あの頃の自分に、
 「目ェ覚ませ」と言ってやりたいです。
 (まや)

「りんご投げ女伝説」のメールで思い出しました。
 私が小学生高学年の時、「口裂け女」が流行りました。
 初めて聞いた日のことを、今でも覚えてます。
 しとしと雨が降る日でした。
 学校で聞いたものだから、
 あまりの怖さに家に帰れなくなり、
 泣きながら、職員室の前の公衆電話から親に電話して
 「口裂け女が、北上中なんだってえー、
  迎えに来てよおお!」

 それはもう、必死に訴えました。
 職員室の中からはドッと笑い声が起きましたが、
 本当に怖かったので、無理やり迎えに来てもらいました。
 しばらくの間は、家の中でも一人で行動できず、
 何をするにも婆ちゃんについてきてもらい、
 当時和式だったうちのトイレのドアを開けて、
 婆ちゃんにお尻をみせつつ用を足していました。
 ごめんね、ばあちゃん。
 (りのぼ)

(ミニコメント)

子どもの頃の迷信って、
たくさん寄せられていますけれども、
時代差と地方差が見られてはいても、いつも、
恐怖におとしいれる量はおなじなんですよね。
ガキんちょにとっては、いつだってコワイ!

今回は、自作の歌の、
「ヘチマ咲いたかXX家〜に♪」
という節まわしと、しかも古いふりつけが、
とくに、たのしかったなぁ。
ドラえもんばなしも、やっぱり、好きです。

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2003-07-07-MON
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