(7月7日)
●じぶんちにもドラえもんが来ると思っていて、
毎日机の引き出しを点検していました。
(し)
●子供の頃、
「カセットテープはTDK」というCMがありました。
私はなぜかそのCMが気に入ってたらしく、
しょっちゅうマネしていたそうですが、
当然正しい発音が出来るわけもなく、
「かせっとてーぷは ちーびーけー」
と、イバって言ってたらしいです・・・。
未だにイトコに「よぉ、ちーびーけー」と呼ばれます。
(s)
●電車に乗ると、
「次は〜、新橋〜、新橋〜、お出口は右側で〜す」
みたいなアナウンスがあるでしょう?
アレを聞くたびに
「どっちが左?こっち向いたらこっちが左だし?」
とか考えてワケがわからなくなりました。
電車の進行方向に向かって左に決まってるのに。
多分、車掌さんの立場にたって
考えられなかったのでしょう。
ちなみに左利きです。
(Yasuhiro)
●子どものころ、時計の針(長針と短針)が
いつのまにか進んでいるのが不思議で、
動く瞬間を見てやろうと、五分くらい
じーーっと時計を見つめたんだけど
その瞬間がよくわかりませんでした。
子どもごころに
「時間って気づかないうちにたっちゃうんだ」
と納得していました。
(匿名希望)
●子どもの頃、
手鏡を目の下あたりに上向きに当てて、
天井を見ながら家中を歩きまわると言う遊びに
弟と二人で熱中していました。
部屋と部屋の境目を超える時、
下がった壁が下から立っているように見えて、
それを足を持ち上げて超えるのが、ムズカシイのだ。
まぁ、実際は、平らな床を歩いてるわけだけど・・・・
見えてる世界は、上下逆の不思議空間。
見慣れた部屋が異次元空間になるということと
見えてる世界と体の感覚が
別物という不思議さを両方を味わえた。
(やまんば)
●以前、くるぶしの中には
ビー玉が入っていると思っていた人の話がありましたが、
私は、くるぶしを開ける(?)と
クラッカーの様にパーンと音をだしながら
紙テープが飛び出して来ると思ってました。
実はそれ以前に父親にくるぶしを指して、
「ここには何が入っているの?」
と聞いたことがあるのですが、
答えは「何も入っていない」でした。
せっかく膨らんでるのに何も入ってないなんて
もったいないと思った私は、
自分でクラッカーのようになっていると
想像しているうちにそういう物だと
思い込んだようです。父にも後から
「ここにはクラッカーの中身が入ってるんだ」
と誇らしげに解説しましたが、
父からの反応は無かったように記憶しています。
(サワロ)
●梅図かずおの”紅蜘蛛”が流行っていた頃、
私と2学年上の姉は、
学校でたまたまお互いを見かけた時、何も言わずに、
目を見開き、口を肛門の様にして、
そこから蜘蛛の糸がヒューッとでる様を
手で補ってすれ違うと言う事をやっていた。
やがて、姉が高校へ上がってしまった時、
それを見ていたと言う同級生が
自分もやりたかったと言ってきたので、
中学校を卒業するまでやった。
(はる)
●小学生の頃、”ラブレター”を書くことが
ブームになった時、
私も家でこっそり隠れて書いていました。
何回も構想を練り直して、やっと
「これや!」っていうのが出来上がり、封筒に入れて、
渡すときのことを考えてドキドキしていたその時・・・
不意に姉が帰ってきて、
あわててその場にあった本に隠しました。
翌朝、その本が無くなっていて
必死で探したけど見つからず、
姉に聞くのも不自然やしとあきらめかけていた時、
近所のおばちゃんに呼び出され、
「これ」と渡されたのは例のラブレターでした。。
まさかあの本が図書室の本で、学校中に広まって、
あげくにそれを発見した
近所のおばちゃんの手によって帰ってくるなんて、、
「これ私のんじゃないねん」と言いつつ、
自分の名前が書かれたラブレターを
しっかり握って帰ったのは言うまでもありません。
(ととろ)
●私とすぐ上の姉は父方の血を受け継ぎ
顔が柔らかかった。
ほっぺたを風船の様に膨らませるヘチマ顔はヒット作で、
2人でヘチマ音頭を創作して鏡の前で良く踊った。
「ヘチマ咲いたかXX家〜に」というところで、
2人同時にヘチマの顔をして正面を向き、右手を
「つる」の代わりに頭の上に立て、
ヘチマがぶら下がってる様にして、右へ進む。
(へちま)
●私と妹は、小学生の頃に
漫画の登場人物をそれぞれ二人分割り振り、
カセットテープにアフレコしていました。
どちらが役になりきるかを競っていて、
私が比較的声が低いので男役を、妹は女の子の役を。
2人で気合を入れてつまらずに演じ切り、
聴きなおして2人で感動していました。
残ったのは、漫画の吹きだしに
姉のKと妹のAというイニシャルで割り振った
鉛筆の跡です。
何年も経ってその漫画を読み直しなんだか
「あーあ」という気分にさせられたのでした。
カセットテープにまつわる話はいっぱいありますが、
子どものころに父親が私の話す言
葉を隠し録りしたことがあって、
面白いのでよく聞かされていました。
そのときに唄っていたのが童謡の「海」です。
「うーみーはひろいーなおおきいなー。
そーらとどっちがひろいかな?
そらにきまってるじゃん」
とひとりで延々と唄っていたそうです。
(k)
●私は小学二年の頃、
とても大人にあこがれていました。
自分は大人になりたいから、
きっと大人と同じ事をすれば
すぐにでも大人になれる、と思っていました。
もちろんそれは大きな間違いなんですが、
当時7歳のガキがそれに気付くはずもなく、
そして私の奇行は始まりました。
先生に回答を指名されても
一拍置いてからぼそぼそと言ったり、
クラスでも必要なとき以外には
あまりしゃべらなかったり。
(昼休みのサッカーでも
パスしてくれとは言わず手招きするほど)
私が思う「大人と同じ事」は
ズバリ「無口」だったのです。
ちょっとぐらい無口な方が
カッコイイと思っていたのです。
その学期の通知表には
「もうすこし
あかるくげんきよく なれるといいですね」
との先生のコメントがかかれてあり、
自分の思惑とはまったく違った大人の反応に
「なんでだよっ」の思いでいっぱいでした。
(k.k)
●保育所の年長さんの時、
同級生の「あきひこ」くんに恋をして、
いつ、いかなる時も、心の中で
「あきひこさま、あきひこさま」
と唱えていました。
いじめられたり、おもらしをして凹んでしまったときも、
彼の名前をつぶやくだけで幸せでした。
あきひこさまは、男なのに「こ」が付くなんて、
なんて王子様チック、とも思っていました。
思いを伝える事もなく、ただそれだけ。
(ねぎ)
●高校1年生の春に、尾崎豊さんが亡くなりました。
私は彼を好きでも何でもなかったのですが、
亡くなったニュースが届いた日、同じ部活の男子が
「彼に似ている」と気づいた瞬間、
その男子を好きになってしまいました。
同じ部活だから、いつも練習は一緒でしたが、
好きで胸いっぱいいっぱいでちゃんと
話すこともままならなかったです。
全校集会でも真っ先に
彼がどこにいるか見つけられたし、
彼の教室の前をわざわざ通ってトイレに行ったり、
部活後に「おつかれさまー」と言えるだけで
幸せでした。
バレンタインにチョコをあげたけど音沙汰なし、
その後、告白したけれど振られました。
思えば、私の人生で、片想いで
あんなに盛りあがった恋はなかったです。
相手につれなくされても、
あきらめないガッツとパワーは後にも先にもこの時だけ。
しかも、なんだかんだと3年間好きでした。
純粋に「好き」という自分の気持ちだけで
突っ走れた懐かしい思い出です。
あ、尾崎豊のCDは、あの頃、全て購入しました。
恋のパワーです。
(noreen)
●実家は飛行場が近くて、
昼も夜も飛行機の音が家の中に響きます。
夜、しかも窓を開けっ放しにしている夏の夜、
特によくゴゴゴゴゴと聞こえます。
幼稚園に入る前からの記憶ですが、
あの音が何か判らなくて、ものすごく怖かったです。
母は飛行機が通りがかると
「おばけの音よ」とかとんでもないこと言うし。
小学校低学年まで、
あれはおばけなのだと本気で信じてました。
3年生くらいになると、
「おばけなんていないのでは」と思いはじめ、
あの音の正体がまた気になりはじめました。
その頃、天体に興味を持ち、色々本を読んでいたのですが
自分の中で何故か、
「あの音の正体はブラックホールが
地球に近付いている音だ」
と結論づけ、夜が来る度にほんとに怖くて、
世界のすべてが吸い込まれることを想像し、
怖すぎて誰にも言えませんでした。
あの頃の自分に、
「目ェ覚ませ」と言ってやりたいです。
(まや)
●「りんご投げ女伝説」のメールで思い出しました。
私が小学生高学年の時、「口裂け女」が流行りました。
初めて聞いた日のことを、今でも覚えてます。
しとしと雨が降る日でした。
学校で聞いたものだから、
あまりの怖さに家に帰れなくなり、
泣きながら、職員室の前の公衆電話から親に電話して
「口裂け女が、北上中なんだってえー、
迎えに来てよおお!」
それはもう、必死に訴えました。
職員室の中からはドッと笑い声が起きましたが、
本当に怖かったので、無理やり迎えに来てもらいました。
しばらくの間は、家の中でも一人で行動できず、
何をするにも婆ちゃんについてきてもらい、
当時和式だったうちのトイレのドアを開けて、
婆ちゃんにお尻をみせつつ用を足していました。
ごめんね、ばあちゃん。
(りのぼ)
|
(ミニコメント)
子どもの頃の迷信って、
たくさん寄せられていますけれども、
時代差と地方差が見られてはいても、いつも、
恐怖におとしいれる量はおなじなんですよね。
ガキんちょにとっては、いつだってコワイ!
今回は、自作の歌の、
「ヘチマ咲いたかXX家〜に♪」
という節まわしと、しかも古いふりつけが、
とくに、たのしかったなぁ。
ドラえもんばなしも、やっぱり、好きです。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
|
|