KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(7月10日)

私が保育園児だった頃。
 祖母が飛行機に乗って、
 どこかへ旅行に行くことになりました。
 わたしは、スーパーの袋を祖母にわたし、
 「飛行機のったら、窓あけて、これに雲いれてきて!!」
 と言いました。
 雲で遊ぶことを想像しながら、ワクワク待っていたけど、
 おみやげに雲はなくて、落ち込みました。
 (は)

小学1年の時、クラスメイトの
 佐々木太郎君が、突然
 "君は僕のスヌーピー、
 僕はチャーリーブラウン。
 僕は君が大好きだからね"
 といって、ほっぺに、チュッとされました。
 びっくりしましたが、当時私は、
 スヌーピーが何かを知らず、太郎君に尋ねると、
 "日曜の夕方、NHKを見るとわかるよ"と言われ、
 楽しみにしていました。
 そして、スヌーピーが四つ足の犬と知り、
 尚且つチャーリーの声が、
 谷啓だったことにブッ飛び、
 "っつーことは、私は谷啓にキスされたのだ!"
 と、大変複雑な思いでした。
 しかし、その後、彼は、私を自宅に招き、
 母上の前で、
 "ママ、この子が僕のスヌーピー!"と、
 頬を紅潮させて報告していた。
 (nyckingyo)

大きく咲いたひまわりが
 太陽の方向に向きを変えるのを
 「小さい子供を食べるための
  レーダーになってて動くんだよ」

 と聞かされた小学校低学年のころ。
 学校や通学路にあるひまわりの前を
 (自分では)マッハのスピード(のつもり)で
 通り過ぎるという努力をしていました・・・。
 (後年妹も同じことをしてるとの告白を聞き
  姉妹の馬鹿さ加減におおわらいしましたっけ)
 小さいころから文学少女で現実社会には疎かった私。
 妖精の出てくるトロールやノーム、
 ゴブリンの出てくる話が好きで
 どきどきしながら読んでました。
 たまたま読んだ本に
 「ノームはいたずらが好きで悪いこともする」
 とかなんとかあったのは定かではないのですが
 勝手にそう思っていました。
 ある日の天気予報で「ノーム注意報」の言葉をきいて
 パニックになったそうです(母談)。
 ノームが濃霧と知ったのは
 もうちょっと大きくなってからでした・・・
 (桃)

お昼時にやっていた
 『キンキンケロンパ シャボン玉こんにちは』。
 この冒頭、スポンサー紹介のテロップで
 牛乳石鹸のマークに、
 "んもぉぁぉおおお〜お"と牛の声がかぶる。
 この声が怖かった!

 なんで怖かったのかわかんないけど、
 とにかくとーにーかーくー怖かった!
 この前の番組が『ベルトクイズQ&Q』。
 最後の挑戦者が出てくると、もう怖い。
 家ではこれをきっかけに、テレビの前から逃げていた。
 ところが
 親戚のお見舞いに行った病院の食堂のTVで、
 たまたま『ベルトクイズQ&Q』の
 エンディングに遭遇してしまった。
 逃げたいのに逃げられない。
 ああこのCMの次にあの"んもお〜お"が来る。来る…
 ひきつけ起こすまで泣き叫び、大騒ぎになった。
 (mun)
  
小学生のとき、クラスの皆で
 「アメリカ横断ウルトラクイズ」に憧れ、
 近所の公園の数カ所をチェックポイントにみたて
 自転車で渡り歩きました。
 ナゾナゾの「早押しクイズ」や
 滑り台から紙をまく「バラマキクイズ」など
 頑張って真似をしながら、落第者をつくり、
 優勝者を決めました。
 1日で終えることができないので、
 何日かに分けて遊び、最終地点の
 公園に着いたときは感動ものでした。
 気分はもうNY。
 やっと出場出来る18才になった時には、
 番組はすでに終了してしまってました。
 (s)

小学校4年のとき教室移動で廊下を歩いていたとき、
 突然頭部に衝撃が・・・。
 壁に設置されていた火災報知器の角に激突&流血。
 保健室へ連行され、
 頭にネットをかぶせられて下校しました。
 あの「頭にネット」以上に
 恥ずかしいことはありませんでした。
 家に帰ったら皆は心配するどころか大笑い。
 しょっちゅう何もないところで転んだりしてたので、
 ヘンに免疫ができてたようです。
 (まな)

私の初恋は小学校6年生の時。同級生でした。
 中3の時にやっと気持ちを伝えることができ、
 (ウチの学校では最上階の踊り場で
  「自己紹介を書いてもらえますか?」
  と聞くのが一種の告白みたいになってました。)
 卒業式には第二ボタンももらったけれど、
 とてもとても付き合うなんて
 恥ずかしくてできませんでした。
 高校は違うところでしたが、
 学校帰りに駅で偶然会うことがあり、
 自転車の後ろに乗せてもらったのが、
 本当に嬉しかったー。

 今でも胸キュンの思い出です。
 (ともちょ)

わたしの初恋は、
 となりに住んでた「ひろちゃん」という
 4歳年上のお兄ちゃんでした。
 昨日、探し物をしていてアルバムを
 パラパラめくり、当時のことを思い出しました。
 よく「ひろちゃんのお嫁さんになる!」
 と言ってた記憶があります。
 もう引っ越してしまい、おとなりさんではないですが
 母同士は時々会っているようで、
 ひろちゃんは、まだ独身だそうです。
 わたしも独身です。
 が・・会ってみたいような、みたくないような・・
 っていう微妙な感じです。(笑)

 (みぃちゅ)

小学校の校長先生は厳しい人で、朝礼ではいつも
 「ガマンの上にもガマン!」と言っていました。
 小学1年生の私にも分かる教え!
 下校時おしっこがしたくなると必ず
 「ガマンの上にもガマン、ガマンの上にもガマン」
 と念じながら、体をよじらせ家にたどり着いたものでした。
 (さやや)

小さい頃兄に騙され、麦茶は焦げたトーストを
 水に浸したのをこして作っている
と思い込んでいました。
 (y)

幼稚園の卒園アルバムに将来なりたいものとして、
 「サラリーマン」と答えていた。
 当時、父は、脱サラして自営業をはじめたばかりだった。
 一応、僕はサラリーマンになる夢を果たし、
 今は自営業です。
 (匿名のかた)

鼻にネコヤナギが入ってしまった方の話を読んで、
 思い出しました。
 私の弟は一度、耳に黒いBB弾を入れた事があります。
 しかも、入ってしまったのではなく、
 入れたらどうなるかなと、故意に入れたそうです。
 少し後に発覚して、母親が取り出しました。
 綿棒にボンドを付けて弾を引き出す、という荒業でした。
 ちなみに、BB弾は、男の子がよく、
 サバイバルゲームとかで遊んでいた
 おもちゃの銃の弾なのですが、
 使いもしないのに、この弾を集めるのも
 何故か流行っていました。

 (くみ)

小学校低学年の頃。
 その頃は空を見るのが好きで、授業中雲を眺めては
 「今日も地球は回ってる」と感じてました。
 風の強い日で雲の流れが速い時などは
 「今日の地球は速い!」とか思ってたし。
 誰にも話さなかったけど、
 すごい大発見をした気分になってました。
 家庭訪問では必ず
 「ぼーっとして授業を聞いていないときがある」
 と報告されてました。
 (s)

右や左に回ったりしたら、
 元に戻すために同じ数だけ逆回転してました。
 Uターンしたら次は逆向きにターンします。

 回転数が左右で違うと
 なんだか「ねじれて」いくような気がして。
 ある日兄とキャッチボールしていて
 後ろに逸らしたボールを拾って元の位置に戻ると
 その場でクルっと逆回転。
 初めは笑った兄でしたが三度目くらいから怒りだし、
 やめろと言われてもやめないので
 しまいには逆上してしまい、ぶん殴られました。
 わけをはなしたいけどどう話したら良いかわからず
 困ったりしてたっけ。
 (てっちー)

3〜4歳頃、食べるのがすんごく遅かった私。
 母によると、
 「朝ごはん食べてたら昼になってた。
  もういらないの?
  って聞くと食べるって言うし」

 らしいです。
 だって、口の中でどろどろになった食べものを
 どうしても想像してしまい、飲み込もうとすると、
 おぇっとなって飲み込めないんだもん・・・
 しょうがないからかみ続けてると、
 ますますどろどろしてくるし。
 そんな私も今じゃ、早食いで
 食べすぎて太っちゃう患者さんに、
 「だまされたと思って30回かんでみてくださいね。
  満腹中枢が刺激されて、
  たくさん食べなくても満腹になってきますから」
 な〜んてにっこり言っちゃってる内科医です。
 どろどろしてきて食欲なくなるから、
 ではありません、念のため。
 (こま)

高校か大学に入ったころでしょうか、
 小学校のとき6年間ずーっと大好きで
 片思いだった男の子と同姓同名の野球選手がテレビに。
 まさか本人!?
 あまりに変わってしまって
 パンチパーマでしかもお笑いキャラ。
 当時、その彼は私の心に
 色白ですらりと背が高く黒目がちで大きくうるんだ瞳、
 といった王子様のようなイメージで
 記憶に残っていたので、本当にショックでした。
 あとで別人とわかってほっ♪
 でもあの日の衝撃は忘れられません。
 パンチ佐藤さん、すみません!
 でも、初恋というものはたまにふと思い出して
 にんまりしたり、恥ずかしがったりするものなのに
 佐藤さんが現役でいる間、
 頻繁にテレビに出てきて私の美しい思い出を
 無理やり引っ張り出すので少し辟易したことも。
 いつの間にかすり替わって
 もともとの佐藤君がどんなんだったか
 ぼんやりしか思い出せません。
 (Y)

小学校4年生の頃、初恋したSくんがいました。
 ある日、学校帰りに彼にバレないように、
 友達と一緒に彼をつけていました。
 ドキドキしながら、後ろをこそこそと近づいたその瞬間、
 彼が「ブッ」とオナラをし、
 その後「ゲッ」とゲップをしたのです。

 私の純真な乙女心が深く傷つき、
 初恋が終わった思い出があります。
 (R)

小学校の中学年のことだったと思うのですが、
 自分が道を歩いていると
 実は、ハムスターが車輪をまわすように
 地球をまわしているのであって、
 自分は本当は動いていないのではないか、

 という妄想です。
 乗り物に乗っていても
 自分の乗った車や電車は動かないで
 車輪の回転にあわせて
 地球が回っているのではないかなんて考えてました。
 カーブすると地球の回転が
 急に変わって大変だなんて馬鹿なことを。
 われながら壮大だけど
 自己中心的な妄想にあきれますが、
 今でもふと考えてみることがあります(汗)。
 (MIZ)
 
   
(ミニコメント)

「実は、ハムスターが車輪をまわすように
 地球をまわしているのであって、
 自分は本当は動いていないのではないか」

「右や左に回ったりしたら、
 元に戻すために同じ数だけ逆回転してました。
 回転数が左右で違うと
 なんだか『ねじれて』いくような気がして」

「授業中雲を眺めては
 『今日も地球は回ってる』と感じてました」

こういうメールで語られる子ども時代って、
「ガキの頃は、バカだったなぁ」とは言うものの、
ちょっと、戻ってみたいような気もするんです。

「なるほどー」なんて、自分なりに
観察結果に興奮している子どもっていうのは、
やっぱり、没頭できる強さがありますからねぇ。
もちろん、かわいいし。

あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
       

2003-07-10-THU
BACK
戻る