KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(7月11日)

バスのアナウンスは、天井に隙間があって
 女の人が寝そべって、仕事をしてると思ってた。
 「たいへんだな〜」と思った。
 いつ、本当の事を知ったんだろ??
 (H)

こんにちは。毎日楽しく拝読しております。
 みなさんの投稿に触発されて、
 小さい頃のことを思い出してみたら、
 けっこう出てきたので、少しずつお送りしてみます。
 子どもの頃、学校の先生が
 「心が丸い人はキレイな丸が書ける」
 (書き始めと書き終わりがつながる)
 と言ったので、実際に書いてみたら、つながらなかった。
 あたしは心が汚れているのか、とショックで、
 それから必死に練習して、なんとか書けるようになった。

 その直後、私は転校し、新しいクラスメートで、
 きれいな丸をいとも簡単に書けた人を見ると、
 「この人は心が丸くてキレイな人だ」
 と、勝手に判断して、
 作るべき友達の優先順位を決めていた。
 それは、中学に入っても密かにやっていた。
 (はるちゃん)

ガキ話ともかぶりますが、私の恥ずかしかった話。
 私は方言バリバリの地方に住んでいたのですが、
 小学生だったある日、女の子同士で
 「今日はマンガのしゃべり方で話そう!」と決め、
 その日は「〜だわ」「〜するわよ」「〜よね」
 という今から思えば寒い言葉づかいで遊んでいました。
 気分は当時みんなが読んでいた
 「りぼん」や「なかよし」の少女マンガ世界の一員です。
 しかし、その晩、父親に
 「お前、今日は変な言葉で遊んでたの〜」
 と、からかいながら言われた時は
 子供ながらに「き、聞かれてた・・・っ」と
 恥ずかしくなり
 「そんなん、言うてへんもん!」
 といつもの方言で完全否定しました。
 (naka)

グルメの友人の家の近くに行ったので
 「お昼一緒に食べよう」と電話をしました。
 彼女が
 「この近くにしかない
  おいしい、たぬきうどんを食べましょう」
 私もたぬきうどんは
 久しぶりだし好きなのでもちろん
 「OK」彼女に会うまでの時間、
 「美味しいたぬきうどんって
  天かすが美味しいっていう意味かなぁ」と、
 ぼーっと考えていて、そのことを聞いたら
 「狸うどんじゃなくて讃岐うどんだよ!」
 思わず爆笑してしまいました。
 おっとこれは
 「言いまつがい」ではなく「聞きまつがい」ですね。
 もちろん讃岐うどんはとっても美味でした。
 (トント)

小学生低学年の頃。
 クラス別の散歩に行きました。
 自由時間で公園の野原で遊んでいる時に
 川があることに気付きました。
 私と友達のMちゃんは
 川の中にある大きな岩と岸とを、
 飛び跳ねながら往復していました。
 Mちゃんが「私、もうやめるよ」と言ったのに対し、
 「私はまだやってるよ〜」と答えた瞬間。
 着地する瞬間にボッチャン。してしまいました。
 楽しい散歩の途中なのに母に向かえに来てもらう始末。
 皆の視線の中びしょぬれで車に乗り込む瞬間、
 とても恥ずかしかったです。
 Mちゃんと一緒にやめれば良かったな…。
 (なぎさ)

小学校5年生くらいの時。
 私のクラスではシャ−プペンを
 指でくるくる回すのがはやっていました。
 男子などは結構上手く、
 毎日練習をしていて得意になっていました。
 少し負けず嫌いな私は、
 「男子に勝ちたい」という思いが出はじめ、
 今まで回したことなど一度もなかった
 シャ−プペンを勢い良く回してみました。
 案の定、指からすっぽぬけ、
 前の席の男子に当たってしまいました。
 静かな教室の中、
 大きな音をたてて落ちるシャ−プペン。

 皆、顔を上げて私の方を見ました。
 背筋が凍るほど、恥ずかしかったです。
 (なぎさ)

ガキの頃、根拠もなく
 妙に腕力に自信があった私は、寝る前によく
 「もしこの部屋の天井が落ちてきても
  たぶんこの両腕で支えられるな!」

 と確信してから寝ていました。
 しかも目を閉じて天井を
 必死で支えてる自分を想像したりして。
 (しろ沢しろ実)

小学校低学年のとき
 「雲は水から出来ている」と聞いた私は、
 雲ができる瞬間を見ようとして、
 お皿に水を入れ、ひなたにおき、観察していた。
 しかし、ぽかぽか陽気の昼下がりだったため、
 私は眠ってしまい、
 目を覚ました時にはお皿は空っぽだった。
 「白い雲がふわふわと
  お皿から飛んでいくのを見たかったのに!」

 と嘆いた私・・・
 蒸発なんて知らなかったあのころでした。
 (めぐみ)

小学生の頃、よく父に、
 お前は橋の下から拾ってきたんだと言われました。
 この人たちは私の本当の両親ではないのだと
 ショックを受けつつも、
 橋の下でふるえていた自分を想像し、
 この人たちには捨てられないように、
 いい子でいなければ
と思ったものでした。
 (みさこ)

小さい頃あまりに言うことを聞かないと
 「そんな悪い子は橋の下から拾ってきた子だ!」
 と言われた。
 小さすぎた私は意味がわからず、
 それよりも近所の3つある橋のうち、
 どこの橋の下で拾われたのかが気になって、

 「ねーねー、どの橋の下ー?
  ねー、お菓子やさんのとこ?
  公園のとこの橋?花火する橋?ねーねー」と、
 しつこく、ちょっとわくわくしながら聞いていた。
 しかも拾われる前の橋の下での自分は、
 おくるみにくるまれた、
 それはもう可愛い可愛い赤ちゃんを想像していた。
 (ぴゃー)

私も小学校の時、お花を食べてました!
 食べてたっていうか、蜜を吸ってました。
 下校途中にはツツジがいっぱいあったので、
 開花時期になると、花を摘んでは吸い、
 そして捨て、の繰り返しだったので、
 道路にはツツジがいっぱい・・・。
 「これには蜜がたくさん入ってる!」とか
 「これには全然無い!
  ミツバチに先を越されたか!?」

 とか言ってましたねぇ。
 (アヤ)

小学校に入る手前ぐらいまで、かなり本気で
 「子どもは病院で買ってくるもの」
 と思いこんでました。
 (み)

小学校低学年の頃、近所の兄ちゃんに教わった、
 ほっぺたををすぼめて唇をくちばしのようにして
 「チュッチュッ」と音をだす、
 通称「チュッチュ小鳥」に
 やたらはまっていた時期がありまして、
 その頃の写真を見ると、
 遊園地でメリーゴーランドに乗りながら
 ピースで「チュッチュ」、
 まっ裸でビニールプールに入りながら
 両手ピースで「チュッチュ」、
 公園ですべり台からすべり落ちてきながら
 よゆうの「チュッチュ」、と
 アルバム一面「チュッチュ」だらけ。
 めくれどめくれど「チュッチュ」が続く・・
 われながら「なにかんがえとんやコイツ」と呆れます。
 親もこんな娘の写真をよく撮り続けてくれたものだ。
 (イワ)

20代の話が色々出ていましたね。
 それで思い出したことがあります。
 20才の誕生日に友人から贈られた言葉です。
 「人が丸くなるっていうのは、
  カドがとれて丸くなるんじゃない。
  あちこちがふくらんで、丸くなるのよ」

 その頃の私は、多分相当にトガっていたし、
 自分を見失っていたんだと思います。
 無理して自分を変えなくてもいいんだって
 言われたようで嬉しかった。
 40代後半になった今、
 体型も丸くなったりしましたが(笑)
 私の大切な言葉です。
 (mikky)

届いたばかりのデリバリー版に
 「ガキのころ花を食べていた」
 お話があって、うれしくなりました。
 私も食べてましたもの。
 サルビアがおいしかったなぁ。

 で、小学3年生の息子がやっぱり花を食べるんです。
 学校帰りに。
 彼の好物はつつじで、白い花よりもピンク色、
 それも色の濃い花のほうがおいしい、
 と得意そうに教えてくれました。
 むすこのクラスメイトに花を食べる少年がいて、
 つつじの季節にはふたりで用水路沿いの
 つつじ並木にしゃがみこみ、
 秘密基地を作る相談をしながら花を食べていたようです。
 (ぬ)

香りのいい花が大好きです。
 とりわけキンモクセイの香りにとりつかれていた頃、
 花の咲いている間は一日も欠かさずに登下校の
 途中にある植え込みのキンモクセイに顔を埋めて
 ランドセルを背負ったまま、その香りに酔っていました。
 生のキンモクセイの香りは上品で芳しく立ち去りがたく。
 そこで、ずっと香りを楽しめるようにと思って、
 無意識に小さな花々を鼻の穴にいっぱい詰めました。
 「いい匂い…」とウットリして立ち去ろうとすると、
 鼻から息ができず、
 口から息をすると匂いが嗅げないのでした。

 ガキの頃はバカだった、と
 過去形でいえるといいのですが、
 三つ子の魂百までも。いまも性格は変わりません。
 しかも、鼻ネタは遺伝性がある(!?)。
 (匿名のかた)

二歳になったばかりの娘は、
 曲がりなりにも自分でご飯を口に運び、
 コップから飲めるようになりました。
 「この世の中のことはすっかり分かってるわ」
 とタカビーな一丁前のレディ気分みたいです。
 そこで次には、何事も
 ありきたりのままでは物足りないとばかり、
 創意工夫をくわえてみせるチャレンジャーになりました。
 かたわらに並んで静かに夕食を食べはじめたときのこと。
 おすまし顔で上手に食べている気配。その次の瞬間、
 「うえ〜ん!(涙、涙)」
 横を見ると、
 コップで鼻から牛乳を飲んでみたところでした。
 (Miho)

小学生1年生のとき、
 ガードレールと道路の下の隙間を
 「ほふく前進」で進んでひとり遊んでいました。
 ガードレールの切れ目にさしかかったと思い、
 思いっきり立ち上がると、まだガードレールがあって…。
 ガードレールの細いとこが背中に刺さり出血。
 23歳になった今も、たまにバカやってしまいます。
 最近では、昨年の冬、スカートにタイツという格好で、
 駅のトイレに行き、タイツにスカートが挟まったまま、
 トイレから出てきていました。
 (Y)

ガキの頃・・・。
 長女の私は、とにかくお姉さんがほしかった。
 だから、いとこのお姉ちゃんと一緒に出かけると、
 用もないのに
 『おねえちゃん』『おねえちゃん』と呼びまくった。
 それで人からは自分が妹に見えるだろうと思い、
 うれしくてしょうがなかった。
 更になにがなんでも妹に見られたい私は、
 お姉ちゃんの顔の特徴を真似て、
 あごを突き出して歩いていた。
 「絶対姉妹に見られてる、あたしは妹よ!」
 と思っていた。
 ちょっとあごのしゃくれた細面のかわいい女の子に、
 丸顔のガキ猪木がくっついて歩いてる姿を思うと、
 馬鹿すぎてゲンナリする。
 (ほおとお)

小学生の時とにかく目立ちたくて、
 皆の前で一人芝居をしていた。
 てゆーか、一人コント?
 主にエースを狙えのぱくりでした。
 スパルタコーチと生徒のやり取りとか…
 なんであんなに目立ちたかったんだろう。
 今でもちょっと目立ちたがりやだけど、
 さり気なくイイ意味で
 そうなるよう心がけています。
 (ともこ)
 
   
(ミニコメント)

「われながら、何考えとんのや」
というコメントは、誰もが思い当たるというか、
子どもって、おどろくほど自意識過剰なんですよね。

わけのわからない思いこみが生んだ
子ども時代のケガって、どれも、痛そうだなぁ・・・。
ガードレールにぶつけた話、読んでるだけで痛かった!

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2003-07-11-FRI
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