(7月15日)
●わたしは幼稚園の頃、
それはそれは暗闇が恐くて仕方なかったんです。
「暗闇から、ショッカー戦闘員が現れる!」
という、なんとも変な思い込みを信じてました。
夜、部屋の電気を付ける時、
スイッチを入れてから電気が付くまでの
数秒間の暗闇が恐怖でした。
いつも、「キキー!」という
ショッカーたちが叫ぶ声が聞こえような
気がして(たぶん幻聴ですが)、
恐怖のあまり、倒れそうになりながら
走って逃げていました。
こんなおバカなことを、毎晩考えていた私も
もう26歳です。
(ゆっかー)
●小学生の頃、自然環境に恵まれた土地だったため
それはもう田んぼや畑が多く、
遊びのフィールドも幅広かったです。
そんな土地なので季節の果物がいただける時期は、
様々な木に登り
美味しい午後のおやつをいただいていました。
その中でも特に
「柿」と「ぐみ」は圧倒的に人気でした。
誰が言い出したのか
「木の一番てっぺんの実は、
太陽がいっぱい当たってすごく甘いらしい」
子供の頃は純真なんです。
今は考えるだけでぞっとしますが登ってました。
限界ギリギリまで…毎年誰か木から落ちてました!
(き)
●小学校の頃、
家でコップを口に吸い付けて遊んでました。
真横にしてても、コップが取れないのがおもしろくて、
熱中していたのだと思います。
で、そのあと口の周りがまん丸く真っ青になり、
かっこ悪くて、数日学校を休みました。
やっと薄くなってきたので、
母がファンデーションを塗ってくれて、登校しました。
不思議と怒られた記憶はありません。
(のこ)
●5歳と7歳のいとこ兄弟が、私に出したクイズ。
「ハリーポッターの、
秘密の部屋の入り口はどこだったでしょうか!」
全く知らない私が、
「うーん、どこだろうなー、うーん、わからないなー」
と言ったら、
「ヒント!ちょっとエッチなところです。
ねーっ!(とお兄ちゃんが弟に向かって)」
「ねーっ!(と弟がお兄ちゃんに向かって)」
と二人で盛り上がり、
「正解は、女子トイレでしたー!!」
と言いました。
女子トイレを「ちょっとエッチなところ」
と表現する幼い兄弟。
ああ、かわいい!
ちなみに二人は猛烈な勢いで
「ハリーポッターと秘密の部屋」の筋書きを
私に説明してくれるのですが、
お気に入りの場面を欲望に任せて喋りまくるので、
聞いていても全くあらすじがわかりませんでした。
(ななこ)
●私の通っていた幼稚園では帰りに
かんゆが配られていました。
食べ終わってしまうのがもったいなく
舌の裏やら歯と歯のあいだに挟んだりして
少しでも長持ちさせていました。
かんゆを腹いっぱい食べたいといつも思ってました。
大きくなって、薬局でかんゆを見つけてビックリ。
かんゆを肝油と書くなんて・・・。
ちょっと怖くて、買えませんでした。
あんなにおいしかったのにな。
(サカイ)
●小学生の頃の夏休みのある日の昼間、
祖母の部屋でテレビを見ていて
そのまま寝入ってしまい、
すごく喉が渇いて目が覚めました。
寝起きで台所に行くのが面倒で、
なにか飲み物はないかと
寝ぼけ眼で部屋を見渡すと、
黒いフェリックスの柄の
マグカップが棚の上にあるのを発見。
あーラッキー、お茶だーと棚まで這って行って、
カップを手に取り、一口ごくんと飲むと、
カップの底にはおばあちゃんの
ピンクの入れ歯が揺れていました。
かなりショックでした。
(かよこん)
●子供の頃、けっこうおおきくなるまで
(中学1年くらいまで)
おもちゃを入れておく場所(戸棚)があって
その中から音がすると
あ〜、決して人間の前では見せないけれど
やっぱりオモチャはオモチャ同士で
話したり動いたりしてるんだ、
と思っていました。
「おもちゃのチャチャチャ」の歌が
流行ってる頃でした。
(piro)
●小学2年の私にとって
小学4年の兄は偉大だった・・・
ある日、おまえの頭文字はH.M
ゆうちゃんはY.O あきちゃんはA.K
と近所中の子にいってた。
なんでわかるんだろう?と不思議だった。
それから道を渡るとき、あの車は左に曲がるから
だいじょうぶとか、あの車は右に曲がるとか
ぜったいにあたるのもすごい!
としか思えなかった。
(るる)
●こんにちは。
毎日まいにち、ごくろうさまです。
私の小さい頃のバカ話を
話したくなったので、メールします。
5つ年上の姉に
「お姉ちゃんはこうのとりが運んできたけど、
みきちゃんは橋の下で拾った」と言われ、
よく泣かされました。
絶対にそんなことないと思ったんだけど、
うまく言葉で言えなくて、くやしかった・・・。
そんな思いが今でもリアルに残ってます。
(みき)
●小学校2年生のとき、
引っ越しをすることになりました。
当時住んでいたのは、○○郡○○村という山村で
複式学級から4クラスもある隣町へ転校するのです。
○○市というくらいだから、仕草も洗練されていて
言葉もきっと標準語に違いないと、
鏡を見ながら必死に勉強しました。
でも、思うように話せるまでにはならず、
転校の日、ドキドキしながら自己紹介をし、
しばらく周りを観察しているうちに、
全く同じ方言だと気づきました。
むしろ、浜言葉で少し乱暴にさえ聞こえました。
ほっとしたというよりも、
なぜか失望感の方が大きくて、
そのことを話したくても、
子ども心にうまく話せないような気がして
あの時のせっぱ詰まった自分の姿を
思い出すのも恥ずかしくて、
今まで誰かに話したことはありません。
(みこ)
●自分の住んでいる市が
日本と書いてあるのをみて思い出しました。
私も子供のころそう信じていたものですから
いつも近所の山を越えたいと
しきりに母に訴えていました。
母はなんでこの子はそんなに
山越えをしたいんだろうと
不思議だったそうです。私は
『向こう側はきっと金髪で
きらきら輝いてるに違いない!見たい!』
と思っていたのです。
(m)
●昔は、自分が成人する頃には、
親は老衰で死んでいるのだろうと思ってました。
その頃までには自立せねば、と決意してました。
私は今年で二十歳になりましたが、
親はまだまだ元気いっぱいです。
(keina)
●先日
「夜空にかがやく月は、アメリカだ」
と思っていた・・・
というメールがありましたが、
私も同じような思い込みがありました。
保育園の年中さんのころ、家の住所を覚え、
また自分は日本に住んでいるという
自覚がありました。
当時車で5分の距離にある駅は、4歳児にとっては、
かなりの長距離移動。
「お母さん、ここってアメリカ?」
何言ってるの?と首をかしげる母。
「だって家は日本でしょ。だからここは外国でしょ?」
と。自分の事ながらほほえましいわ・・・。
(K)
●小学校2年生のとき、同じクラスのりえちゃんは
私に歌を教えてくれました。
よいこノートに「歌詞書いたげるね」と言って
教えてくれたのは
「氷雨」。
その選曲になんの疑問も持たずに、
なぜか一生懸命覚え、帰り道でも
「♪飲ませてぇーくださいぃ〜、もぉ〜おすこしぃ〜」
と小学生には似合わない歌詞をぶつぶつ歌いながら帰り、
学校では、りえちゃんの猛特訓を受けて
とうとう完璧な「氷雨」が歌えるようになりました。
あの達成感は忘れられません。
今でも「氷雨」はバッチリ歌えます。
(やすかふぇ)
●私は、6年生の時に、
習い事で知り合った、
1年生の女の子にとても慕われていたのです。
私の顔を見るといつも、
私のあだなを大声で呼びながら駆け寄ってきて、
いつもにこにこまとわりついてきました。
ある日、ふざけて追いかけっこをしていて、
その子を転ばせてしまいました。
謝って、保健室に連れていったけど、
その間泣くばかりで、
一言も口をきいてくれなかったので、
「嫌われたかな」と思っていました。
でも次の日、その子はいつものように
駆け寄ってきて、
どーんと私に抱きついてくれました。
私の友達がその子に、
「昨日ケガさせられたのに、怒ってないの?」
と聞くと、
「だって○○(私のあだな)
大好きなんだもーん!」
とにこにこ。
きゅーんとしてしまいました。
小さい子は「お姉さん」が好きなものだけど、
弟妹のいない私は、
そういう風に慕われるのは嬉しい反面、
いつもどこか不思議でした。
その子には小さい妹がいて、
「お母さんをとられて寂しい」
と言っていたことがあったので、
特に「お姉さん」が欲しかったのかもしれません。
そして私も当時なにかと寂しい時期だったので、
共鳴するものがあったのかも。
なんとなく、切ない感じの思い出です。
今、あの子が幸せだといいなぁ。
(はる)
●子供の頃、「シリカゲル」という言葉を耳で聞き、
「尻翳る」=ホタルの真逆に位置する虫で
だから、タンスの中でひっそり生息しているのだと
実物を見たことがないのに
勝手に想像して感情移入していました。
(TO)
●「ガキばなし」を読んでると、
皆さん子供の頃はやっぱり子供だったんだなぁと思い、
自分が子供だった頃の事をポロポロ思い出します。
ここ2〜3年の事、それどころか
昨日の晩御飯すらなかなか思い出せないのに、
もう20年以上の前の事は
よく覚えてるのが不思議です。
(みづき)
●「Gメン75」をものすごく恐ろしがっていました。
主題歌が流れ、Gメンが一列に並んで
こちらに向かってくるのがもう、それはそれは・・・。
いま思うとホントなぜ?なのですが。
週末というほんわかした気持ちも
吹っ飛んでしまうくらいに、恐怖でした。
ついうっかり主題歌を聞いてしまおうものなら、
1人では決して2階の寝室には行けませんでした。
なんやかんやぐずぐずして、最終的には寝たフリをして
(もう寝なさいと言われて眠くないと頑張る!)
父親におぶって連れて行ってもらうということを
繰り返していました。
たぶん寝たふりはバレバレだったと思います・・・。
内容を見たことはありません。
「太陽にほえろ」は大丈夫でした。
(りんりん)
●「食べてからすぐ横になると牛になるよ」
と、小さい頃、言われませんでしたか?
祖母と暮らしていた頃、よくそう言われました。
牛になるのは困ると思ったので、
わたしは、庭の隅に抜いた雑草を
まとめて取っておいて、干草にしていました。
これで、牛になっても安心、と思って・・・。
(りんりん)
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(ミニコメント)
おばあちゃんの入れ歯洗浄中の水を飲んだ話も、
「イニシャル、なんでわかるんだろう?」と
不思議に思ったという話も、たしかにどちらも、
覚えている理由は、わかるなぁと思いましたよ。
肉体に刻みこまれた記憶っていうか。
それにしても、女子トイレについての
「ちょっとエッチなところ」という発言は、
男の子らしくて、かーわいいなぁー。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
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