(7月26日)
●「北斗の拳を恐れていた」という方が
いらっしゃいましたが、私は、小学3年生頃、
3歳年下の妹と共に、松田優作さんを恐れていました。
当時、たしか整髪料のCMに出演されていたと思います。
CMが始まると、
「また、あの人が来た!
アップになる前に逃げなくては!」
と、妹とぎゃあぎゃあ叫びながら、
ソファーの後ろへ避難。
終わった頃を見計らって、のそのそと顔を出すのですが、
タイミングを間違いうっかり目があってしまうと、
強力な何かに射抜かれたようになり、
畳の上でバタバタしてました。
ある日、その姿を7歳年上の姉に見つかり、
理由を説明すると、
「何でー?松田優作じゃん。かっこいいじゃん」
とあっさり。
「...あの人って一応有名な人なんだ。
そして、かっこいいんだ?
じゃあ、怖がらなくてもいいのかも?」
と、少し安心し、
その日からだんだん恐怖は薄らいできました。
今思えば、初めて見た
「男の色気(強力タイプ)」に脳みそが対応できず、
いたずらに怖がったのかもしれません。
ちなみに、同時期、マイケル・ジャクソンの
出演CMにも同様の対応をしてました。
妹も覚えてるかなぁ。
(ミツタ)
●多分4〜5才の頃だったと思いますが
何故か幼稚園=捨てられると思い込んでて
幼稚園に入ったら二度と家には帰って来れない
と勝手に思い両親に「幼稚園行こう」と言われると
びぇ-と大泣きしてました。
よって悪いことした時や
いう事聞かないときなどよく
「幼稚園に行かせるよ!」
と言われると泣きながら
「ごめんなさいぃ-」と謝ってました。
けれど近所に同じ年の子が引っ越して来て
その子が幼稚園に楽しそうに通うのを見て
「幼稚園に行ってもお家に帰れるんだぁ」
と分かってから怖がらずに無事入園しました。
でもなんで
そんな風に思い込んだんだろ?未だに謎です。
そのほかにも暗くなってから
2階の部屋に一人で行くと
忍者が出ると思い込み、怖くて
一人で2階へ行くときは息を止めて全力疾走。
悲しいくらいアホな子でした・・・。
(kumi-2)
●小学校の頃、自分はふたごの姉と(自分は妹)
よく人形遊びをしてました。
(ジェニーちゃん、リカちゃんとかで)
その頃はまだ、子供の姿から大人の姿になるのを
「成長によるもの」なのだということを理解しておらず、
「どうやってあんな風になったんだろう」と、
とても不思議に思っていました。
そんなオツムでしたので、人形遊びでも、
最初は二人とも「幼い男の子、女の子の人形」を使って、
夜になって(という設定)みんなで寝て、朝になったら
「あれー!?ぼく、こんなに大きくなってるー!?」
「わぁー!わたしもだわー!」
・・・なんて、「幼い男の子、女の子の人形」から
いきなり「お兄さん、お姉さんの人形」に入れ替えて、
「急成長」させてました。
(カエル)
●私は3人姉妹の長女です。
子どもの頃は、同じく3人姉妹が
主役のアニメ「キャッツアイ」に3人ではまりました。
その頃小学校6年、3年、1年生だった私達は
テレビが始まると、紺のスクール水着を着用。
三角座りでテレビを楽しく観賞。
エンディングをウキウキと待つのでした。
そしてメーンイベントはエンディングのダンス。
杏里の当時意味の分からない
英語の歌詞を適当に口ずさみながら、
3人で足をからませあい、
何とも怪しげなダンスを
唇ちょっととがらせ気味で熱く踊りました。
楽しかったな。
でも、私はいつもちょっとセクシーな
「ルイ姉」役(長女だから)。
口元にマジックでホクロを書いて、
主役の「瞳」役の妹をうらやむ毎日。
たまーにお菓子と交換に
「瞳」役をやらせてもらってたなー。
今でもまたやりたいなあ。
(つるてんぴーか)
●幼稚園のころ近所の友達と泥水を作り、
コーヒーと言って飲んでいましたし、
空き缶で雑草を煮て食べたりもしました。
・・・なぜかおいしかった。
中年になった今もお蔭様で胃腸は元気です。
(チャコたん)
●私のバカ話といいますと
昔、父が帰ってくるたびに
偽物と入れ替わってるんじゃないか
と、心配していました。
多分小学生くらいだったと思います。
今となっては本当に謎なのですが
行動が怪しくないかどうか
毎晩チェックしていました(悟られないように)
ボロをだせば、すぐ母に知らせる気まんまんでした。
(知)
●小学校入りたてのころ、
ローラースケートで歌って踊れるアイドル
光ゲンジの「カークン」に恋をしていました。
彼等が出る歌番組は必ずクギ付けで見てました。
七人メンバーいたんですが他には目もくれず、
彼ただひとりを追っていました。
しかしどうしても見れないシーンが…。
それはカークンがアップになった時のカメラ目線。
目があったような気がして、ドキドキして、
顔がポッポしたりして。
パッと目をそらしてました。
想像力がたくましいというか
思い込みの激しい子供だったようです。
(r)
●小学校2年の時、「はだしのゲン」と
ノストラダムスの「1999年7の月人類滅亡説」を
同時に知ってしまった私はショック所では無く
厭世観にとらわれてました。
楽しい事をしていてもはっと我にかえり
「こんな事してても今ゲンバクが落ちて来たら
みんな死んじゃうんだ」とか
「1999年にはもう終わりなんだ」と、
それまで騒いでいたのにいきなり静かになってしまう私を
周りの人は不思議がってました。
でも理由を言えない所がまたバカなところ。
(りょう)
●4,5歳の頃のこと。
よい子の私はその頃から一人で布団に入り、
さっさと寝ていたのですが、
親の目がとどかないのをいいことに、
よく絵本や人形を布団の中に持ち込んでいました。
でも、それらの品物は朝起きると、
布団の中から消えているのです。
そして所定の場所(本棚やおもちゃ箱)に戻っている。
これは、きっと、私が眠っている間に魔法の力で
「お片づけ」をしているに違いない。
と思い込んだ私は、親が片付けているなどとは
露ほども思わず
「どーして魔法の力は
寝ているときにしか使えないんだろう・・・
大きくなったら起きてるときにも
使えるようになるのかなあ」
と思い、大きくなる日を楽しみにしていました。
(匿名希望)
●春まだ日の浅い日の明け方
屋根に積もった雪が融けて、
その下の屋根に滑り落ちていきます
下手するとそのまた下の地面に落ちていきます
ズズッ ドン ズズズズッ ドッ ドッ ドドッ ドバッ
という水気をたっぷり含んだ
雪の滑り落ちる音で目覚めるのですが
一人で窓際のベットで寝ている小学生の私は
枕元近くでするその音が何なのか分からず
ただただ恐怖におびえていました。
一人で寝ること自体かなりの勇気で臨んでいたので
得体の知れないこの音に、寝間から出ることも出来ず
目も開けられず、朝の日課のトイレも必死に我慢して、
寝たふりを続けていました。
でも、怖いなんて他人には言えません。
弱肉強食の兄妹関係で弱みはみせられません。
そこで
「これは、忍者の足音なんだ。
忍者が飛び降りているんだ」
と思ってガマンしていました。
得体の知れないものより、
忍者というものにしてしまった方が
また、恐怖におびえて動けないとするより、
忍者は他の人に見られてはいけないから
知らん振りしているのさ
と強引に答えを出したのです
なんてかわいい強情っぱりだったのかしら。
(coo)
●りんご→アップル、空→スカイ、というように
物の名前はすべて日本語→英語になり、
人の名前も当然英語になると思い込んでました。
例えばゆうこ→キャサリン、ひろみ→ローズマリーと
言う具合に。
「ママ、あーちゃんの名前って
英語になると何になるの?
あーちゃんまだ子供だからわかんないんだよね」
って、そんなの親だってわからないのに
しょっちゅう聞いてました。
(ayu)
●北海道にずっと住んでいた私。
そのころはまだ青函トンネルがなくて、
青森の祖父母のところに行くには
青函連絡船に乗らなければなりませんでした。
函館から連絡船に乗り、船が岸壁を離れた時の私の一言。
「ああー、これで日本ともお別れかー」
周りの大人の失笑を誘いました。
本州には外人が住んでいると
思ってたわけではたぶんないのですが、
「北海道=日本」だと思っていたようです。
(ぎょもこ)
●小さい頃、ウソをついたりしたのがバレたとき父親に
「えんま様にいいつけるからな!」と言われたり、
クリスマスプレゼントをリクエストすると
「じゃ、サンタに言っておくよ。ムリだと思うけど」
と言われたりするので、
「どうやって連絡するの?
電話するの?電話番号知ってるの?」
と聞くと、
「お父さんは特別に連絡できるの。秘密だけど」
と言われました。
当時、私の家はいわゆる
「ボットントイレ」でガス抜きの為(?)
外にカラカラと回るヘンな煙突みたいなのがありました。
何故かはわからないのですが、
当時の私はそれを通信機のようなモノだと思いこみ、
トイレの窓から見えるそれをみては
「きっとアレで連絡してるんだ」
とひとり確信していました。
回ってる時が通信中(笑)。
いまでも郊外でそれを見かけると
「……通信機だ」と思ってしまいます。
(Y)
●5年生の時,先生が
「ちかんが出没してますから注意するように」
と言いました。
そこからなんだかじわじわと火がついて,
「オレ見たぜ」
「おれも見た!!」
「ほうたい巻いてたような」
「見た見た,全身ほうたいだった!」
「ほうちょう持っててよ,第2公園だった!」
「ちんちんだけ出てたんだよー。こえー!」
と,第2公園には
全身ほうたいでちんちんを出した,
ほうちょう男が現れる,と
すごーくウワサになって,
今考えればどっかからおかしくなってるぞ!
というのはわかるんですけど,
当時はホントに怖くて女の子は
第2公園には行かなくなりました。
でも,小学生のロマンといいますか,
『どこどこの畑にカラスの首がぶらさがってる』
といえばおそるおそる何人かで見に行ったりするノリで,
男の子が「第2,行こうぜ!」と
カッコつけてるのにくっついて
こわごわ行ってみたりしました。
中学になると突然なくなる,
小学生時代だけの感覚でした。
(あぎのん)
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(ミニコメント)
かっこいい人をコワイと思ってしまったり、
その逆だったり、
子どものころと、オトナになった後とでは、
別の人間かのように変化する部分って、ありますよね。
味覚とかも、そうかもしれない。
それにしても、松田優作の
「また、あの人が来た!
アップになる前に逃げなくては!」
は、いかにも松田優作らしくて、シブイです。男っぽい話!
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
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