KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(8月1日)

3人兄弟の末っ子の私は、
 い〜っつもいぢめられていました。
 すぐに泣く私を面白がっていたのだろうけれども、
 今でも覚えている私をいぢめる時の言葉。
 「お父さんが川に釣りに行ったら、
  ドラム缶が流れてきて
  その中に○○は入っていたんだよ。
  だから、本当は血がつながっていないの!」

 今考えれば、しょうもない事なんだけど、
 姉と兄に言われて、幼い私は
 横隔膜がヒックヒックってなる程泣いていました。
 自分の部屋のベットの上で泣きながら
 空想したのは、小公女セーラ。
 本当のお父さんとお母さん、
 早く私を迎えに来て!って思ってました。
 でも、でも、父・母・姉・兄・私は、
 「5人兄弟」ってあだ名がつく程、似ているんです。
 どっから見ても家族だろ!気付けよ!って
 あの頃の自分に言いたい。
 (YUMI)

511号「ガキばな」で
 「教科書のはじっこをちぎって食べてました」
 って話が載ってましたが、私も食べました。
 でも、ほんの2〜3枚です。神に誓って。
 当時(小学生)、ドラえもんで「暗記パン」という
 道具を見たんです。
 それは、教科書を食パンに転写して、
 そのパンを食べるとそのページが憶えられる・・・
 というものでした。
 私は「これはもしかすると、いけるかも!」
 期待に胸ふくらませ、実行。
 転写する道具がなかったので、
 現物の教科書をちぎり、
 食パンでサンドして食べました。
 
 1回のサンドに2枚のパンを使ったのが
 悪かったようで、
 何ページか食べておなかがいっぱいになり、
 「ケッ、こんなんで憶えられたらヤギは天才よ!」
 と1人逆ギレし、速攻あきらめました。
 その後、もともと憶えられなかった
 そのページはもちろん憶えることはできなかったし、
 明日の食パンがなくなっていることを
 お母さんに見つかり、怒られて散々でした。
 (ハセ)

小学生の頃、学校の帰りに友達と話していて、
 「糊ってどんな味がするんだろうね?」
 って話題になって、二人で舐めてみました。
 …甘かったのを覚えています。
 クラスには消しゴムのカスを食べる男の子がいたり。
 食べちゃいけないって言われると
 なおさら食べてみたくなるもんですよね。
 (マシマロ)

小学生のころ、姉と私は
 「アタックNO.1」ごっこをしていました。
 2階の和室の押入の上段にコーチになった姉。
 畳の上でレシーブの構えをする私。
 たくさんの風船を私に投げつける姉コーチ。
 回転レシーブでうける私はもちろん鮎原こずえ。
 負けるものかと、
 立ち上がり「ハイッ!!」と気合い。
 なんだったんだろう。
 恥ずかしくて姉にも「覚えてる?」なんて聞けない。
 (40才、子供3人)
 
うちの弟は5歳のある日の食事中に、
 いきなり何を思ったか
 ご飯粒を耳の中に入れてみる実験を試みました。
 「あっ、取れない!」といきなり
 云いだすのでみんなでびっくりしましたが、
 耳掻きでとろうにも奥に入りすぎているのと、
 柔らかいのでつついていたら
 もっと奥に行っちゃいそうなので怖くなり、
 「しばらく放っておこう」ということになりました。
 それからしばらくは
 「あ、耳の中で米がごろごろ鳴ってる!」
 と弟が叫ぶたびに母が
 耳の大掃除に取り掛かっていたのですが
 とれずに終わってばかりでした。
 何年か経って弟が小学生になってしばらくした頃、
 弟が食事中に笑っていたら、
 何かの拍子にポロッとからからに乾いた
 ご飯粒が耳から落ちてきました。

 ご飯粒を耳の中に入れる事件を
 忘れかけていた頃だっただけにまた大騒ぎになり、
 みんなで口々に
 「よかったねえ」
 「いつかは出るもんだねえ」
 と云いあったものです。
 (k)

小学生の頃、学校からの帰り道に
 「目をつぶって歩く」というありがちな遊びを実践。
 (さすがにクルマは来ない道で)
 が、ものの2分と歩かぬうちに
 コンクリート製の用水路に転落(落差約2m)。
 一応転落防止のための
 ブロックみたいなものがあったのですが、
 なにせ目を閉じてますから、
 全く擦ることもなく跨いでダイレクトに落ちました。
 幸いなことには、ランドセルが
 クッションになったらしくなんと無傷だったのですが
 気付いたら、はるか上に大勢の顔、
 近所の大人も混じって大騒ぎに。
 さすがに「とんでもないことをしでかしたらしい」と
 子供心にも思い、しかも小学校低学年ならともかく
 4年生(女子)にもなって、かなり恥ずかしかった。
 そして家に帰ってランドセルのフタを開けたら、
 5cmほどの鮒がはさまっており、
 鮒を出したせいか、
 笑われただけで親には怒られませんでしたが
 その学年が終わるまでずっと、
 乾かした教科書は「なみなみ」になったままで
 いちいち言い訳するのも、つらかったっす・・。
 (う)

小学生の頃、当時はやっていた「メローイエロー」
 というジュースを牛乳で割って飲んでいました。
 さらには飼っていた猫にあこがれており、
 隣り合って「メローイエロー牛乳割り」を
 舌でぺろぺろ舐めていた。
 (うぃっち)

私は小学校の頃まで、父を
 「ダスキンのさだまさし」だと思っていました。
 (みやび)

小学校低学年の頃、近所の子と妹と3人で
 秘密の“仏像作り”に没頭していた。
 自分達だけの神を作ろうと、
 裏山の崖の側面を削って仏像らしき形を作り
 花やお菓子を供えたり、
 “神に捧げる踊り”を作って踊ったりして遊んでいた。
 当時“破廉恥”という言葉をその響きから
 「とても素敵」という意味だと思い込んでいた私達は
 その仏像を“ハレンチな像”と命名し、
 拝むたびに「なんてハレンチなんでしょう!」とか
 「とてもハレンチだわ!」を連呼していた。
 (ちなみに仏像の形は確か普通のお地蔵さん風でした)
 今考えると、恥ずかしいけど楽しかったな〜
 (くう)

私も「びびびさん」と同じく小さい頃から
 雨に濡れるのが好きで、
 28歳になった今でも好きです。
 やはり雨がこぶりだと傘をささずに
 歩き出そうとして、友だちに
 「濡れるよ」「風邪ひくよ」と注意されます。
 好きだから。って言っても、理解してもらえないけど。
 (rassy)

皆様、素敵な子供時代を過ごしておられますね。
 私の子供の頃はと云えば、
 “トイレの窓から外を覗くとキリストに怒られる”
 と思っておりました。
 どうしてかキリスト。何故にキリスト?
 お便所の神様扱い?
 実は今もトイレの窓が開いていたりすると
 微妙にビクビク。
 窓のないトイレは無性に一安心。

 も一つ。
 香水は、う○こから作られると信じていました。
 そんな事はないだろうとは思ってみるものの、
 汚い物からは綺麗な物が生まれるのかも知れないと、
 これが世の不条理ってもんかと
 納得していた気がします。
 本当だったら究極のリサイクルですねー。
 (まおまお)

小学校低学年の頃、
 母とスーパーへ買い物に行った帰り道は
 日も暮れてかなり暗くなっていました。
 「こんなに暗いなら目をつぶっても同じだ!」
 と考えた私は
 自転車に乗っているにも関わらず目をつぶりながら
 走り、コンクリの塀で
 手の甲をザーーーッと擦ってしまいました。
 20年以上経ちますが、一生物の傷になっています。
 (くみん)

赤ん坊の頃「健康乳良児」なるものを受け、
 自宅には表彰状まであるぞ!と豪語していた大学時代。
 友人から「健康優良児の間違いじゃねーのっ」と言われ
 赤ん坊だから「乳良児でいいんだっ!」と言い返してた。
 帰省した時思い出して母に確認したところ
 「乳良児な訳ないでしょう」
 と言われ、にやけた友達の顔が浮かんだ。
 (薩摩)

小学校2年生のお昼休みに本を読んでいたところ、
 あるページにたどり着きました。
 そのページは『ノストラダムスの大予言』について
 書かれていて、挿絵もおどろおどろしく、
 1999年世界滅亡の恐怖に慄いていた
 私の耳に入ってきたのがお昼の放送で流れてきた
 ビートルズの『イエスタデイ』でした。
 低い音で始まるその曲はビートル時を知らなかった私には
 恐怖の大王が降って来るテーマ曲のように
 恐ろしい曲に聞こえ、
 今でも聞こえるとビクッとしてしまいます。
 (minihiyoko)

小学校に入学した直後、
 ジャングルジムに逆さにぶら下がって
 手を離せるのが自慢でした。悔しがった友達から
 「じゃあ、手を離したまま降りれる?」
 とそそのかされて実行し、
 当然落っこちて鼻血を出してしまいました。

 中学校に入学したときは
 高鉄棒の一番高いのに飛びつける女の子は私一人。
 「見せて、見せて」と友達に囃されて
 良い気になって飛びつき、失敗して落下。
 腕の捻挫で入学早々左手を吊って登校していました。
 先日公園で鉄棒につかまってみたけれど、
 逆上がりもできない自分に愕然としました。
 58歳 孫一人 当然か・・・・
 (匿名のかた)

小学校低学年の頃のこと。
 ふいにガムが食べたくなったのですが、
 家にガムがありませんでした。
 あいにく、お小遣いも持ち合わせがありません。
 そこで、わたしが思いついたのが。
 布タイプのガムテープを細く切り、
 ぐるぐるぐると、何回も巻いて小さいボールにし、
 ガムの代わりとして食べることでした。
 なんだか妙に美味しく思えてしまい、
 その後数年間は、人目をしのんでは、
 くちゃくちゃとガムテープガムを食べていました。
 今日あたり、15年ぶりにやってみようかなぁ。
 (あべあべ)

ガキの頃、電車の中でウォークマンを
 音漏れさせて聞いている人が
 なんとも格好良くみえてたんです。
 ある日、懸賞で当たった「携帯ラジオ」という、
 見かけだけはウォークマンそっくりのものを
 手に入れた私は、早速イヤホン(片耳分しかない)を
 耳にはめ、ウォークマンを聞いている風に見える様に、
 あの電車の人のように
 「ツクツク・ツク・ツツ・・・シャカシャカ♪」
 と口で音漏れを再現して満足してました。
 わざと人前でそれをやって、
 「私はウォークマン聞いてます」とアピールしたり。
 そして、その曲はなぜかいつも、
 映画「グレムリン」のテーマ曲でした。
 (o)

友人の久美ちゃんはこどものころ、
 鼻づまりにとても憧れていて、
 鼻水を出口でおさえつつ完璧な鼻づまり状態を
 自らの力で勝ち取った。
 しかし、喜びもつかのまで、
 息苦しさに鼻を開通させようとしたが、
 自力ではどうしようもなく医者に連れて行かれた。
 (みちこ)

かつての私は、トイレが大嫌いでした。
 ドアを閉じたとたん、
 家族全員がすんごい悪い連中になって
 悪さをしていると信じていたのです。
 だから、みんなのためにものすごく速く
 トイレを済ませて飛び出してきたものでした。
 おかげで今も、トイレはめちゃめちゃ速いです。
 あと、トイレがくさいときは、
 口で息をすれば臭くないと思ってました。
 (さやや)
 
   
(ミニコメント)

「ツクツク・ツク・ツツ・・・シャカシャカ♪」
「口で息をすれば臭くない」
このあたり、ガキっぽくて、爽快感があります。
「汚い物からは綺麗な物が生まれるのかも知れない」
とか、妙に哲学的なことを考えるのも、子どもならでは。

でも、だいたい、子どもって、ほんとに
何ともできなくなっちゃうまでは、
問題を、自分で処理しようとがんばるんですねぇ。
けなげだなぁ、と思いました。

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2003-08-01-FRI
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