(8月3日)
●「サンタさんは煙突から家の中に入る」
という話が不思議でたまりませんでした。
子供のころ家にあったのは、
母屋の外にあるお風呂の煙突。
あんな細い煙突の中を、
どうやって通り抜けるのか?
仮に苦労して通り抜けても、
そこはまだ家の外・・・。
欧米の家庭にある、
暖炉の煙突の話だと知ったときは、
「なんだそうか」と納得しましたが、同時に、
「じゃあ、わたしのうちにはどうやって?」
という新たな疑問が生まれました。
細かいところにこだわり続ける性格は、
今も変わりません。
(37歳)
●小学校6年生のころです。
ねこやなぎの木に付いているフワフワは、
時間がたつとほんとうの
猫になると信じていました。
程々に区別がつく歳にだったので
「木から猫はうまれないだろう」
とは思ったのですが、
なんとなくファンタジックな気分になり、
フワフワを大事にあっためていました。
(べんべん)
●小学校5年生の頃のことです。
クラスで一番頭のいい男の子が
額の横(目の斜め上辺りで頭に近い)に
ケガをしました。
最初の何日かはガーゼを当てていましたが、
そのうち治りが悪いとのことで、
ガーゼをはずして登校してきました。
まだ傷が生々しかったのでその男の子は
ティッシュで拭いていました。
その様子を授業中ではありましたが
なんとなく見ていたら目が合い、
その男の子がティッシュを
私に差し出すようにして
「のうが出た」と言ったのです。
私はそれで「脳みそって白いんだ」と
思い込んでいました。
その授業が確か理科の時間で
わざわざティッシュを私に見せてくれたので、
頭のいい男の子が
私に教えてくれたのだと思ったのでした。
時は流れて高校1年のある日、
足にケガをしていたクラスの友達が
「のうが出た」と言ったのを聞き、
初めておかしいと気づきました。
わかったとたんに一人で大笑いしましたが、
「のう」とは「膿」つまり
「うみ」のことだったのですね。
頭の近くにケガをしたから
頭の悪い小学5年の私は勘違いしたのでした。
でも本当に脳みそって白っぽいんですよね。
(Shoko)
●子供がまだ保育園に通っていた頃、
同じクラスの女の子が私に聞いてきました。
「おばちゃんは、どうして声は男なの?」
すばやく周りを見回して、
あたかも人に聞かれてはいけないというように、
私は彼女の耳元でささやきました。
「おばちゃんはね、女に見えるかも知れないけど
(一段と低い声で)本当は男なんだよ・・・・
ぜ〜ったい誰にも内緒だよ!」
「う、うん・・・」
今でも信じてるかなぁ。ごめんね。
(ポン)
●小学校1年か幼稚園の頃、
私たち姉妹は自宅で美容師の叔母に
髪を切ってもらっていたのですが、
母の話によるとどうやら私は
それを真似したらしく、
廊下にきちんと新聞紙を敷き詰め、
子供椅子をその中央に置き、
妹(1歳か2歳だった)を座らせ
首にバスタオルをかけて、はさみで
チョキチョキと切ってしまったそうです。
あとで叔母に妹はきれいにそろえて
貰ったらしいのですが、
あまりにも私が切りすぎた為
かなり短くしか残っておらず、いまだに
その頃の写真を家族で見たりすると
妹に「あんたのせいで!」と
言われてしまいます。
その時の事ぜんぜん私は
覚えていないんだけどね〜。ごめんね。
(匿名希望)
●私もヘンなもの食べてました。
虫とか、植物じゃないんですけど、
ビオフェルミンというお腹の薬です。
子どもの頃、
お腹が弱い子だったのでよく飲んでたんです。
粉っぽいその味が大好きで、親の目を盗んでは
救急箱から取り出して、よく食べてましたねえ。
今でも時々食べたくなります。
(むうみん)
●たぶん「アラレちゃん」を見てだと思いますが、
ポッキーのチョコレートの部分だけを
なめて食べてました。
あとに残る、唾液でふやけた
「プリッツ」は、まずかったなぁ。
でもかなり長いことやってた気がします。
チョコボールでも散々やったけどね。
(ヤンヤン)
●スイミングスクールのバスの後部座席から、
後ろの車に手を振る という遊び、
私もやっていました。
バイバイ!バイバーイ!と叫びながら、
それはそれは一生懸命に・・・。
そして、手を振り返してくれたら、
あの人はいい人だ!
手を振り返してくれないと、なんて冷たい人だ!
と勝手に決めつけていました。
なかでもレアな出来事は、
タクシーに手を振ったら
運転手さんではなく、後ろに乗っていた
お客さんが手を振ってくれたこと!
それにつられて
運転手さんも手を振ってくれました。
これにはみんなで大喜び。
(ろん)
●私の娘(小3)は小さい頃から
「私は飛べるんだ!」と信じています。
毎日、傘を持って高い所(階段3段とか)から
ピョン、と飛ぶ訓練をしています。
そして、ちょうちょを捕まえられた時には、
粉をもらい(手に付くだけなのですが)
なんか小さい声でごにょごにょと唱えてから、
その粉を頭に振りかけて、それはもう必死に
両腕をバタバタさせて飛んでみるんです。
そしてボソッと
「まだ時期が早いんだ」とその日はブルーに・・。
(なおてぃ)
●小学校にあがってはじめての遠足。
大好きなお菓子を買いあさり、
先生におすそわけしに行ったところ、
「こいつはー!」と大笑いされました。
私のリュックには、
柿の種・さきイカ・タラ珍味・都こんぶ・
チーズかまぼこ…。
両親ともお酒を飲まなかったため、
普段食べられないスペシャルなお菓子ばかり。
大好物をかかえ、
「遠足って楽しーい!」と大喜びだった6歳児。
20年余りたって
幼なじみの結婚式で同席した先生に
むやみやたらとお酒を注がれて参りました…。
(mun)
●ガキばなし、たのしく読んでます。
指しゃぶりが大好きだった私に母は
「おいしそうねー」
私は「いいよー」といって
よく右の親指をなめさせてあげていました。
母は多分指しゃぶりを
止めさせたかったんだと思います。
(し)
●私がガキ(小学校低学年)の頃といえば、、、
両親がこどもだった時代には、きっと
世界が白黒だったんだ、と思ってました。
「お母さんはいつごろカラーになったの?」
と母に聞いたら、
わけがわからない顔をされました。
(きょこ)
●子どもの地理感覚って、
すごく自分の生活に密着してる感じですよね。
私が子どものころ住んでいたA村は
私にとっては、自宅がある社宅と幼稚園と
時々行く病院くらいの範囲で、
それがA村なんだと思っていました。
けど、A村には小学校も中学校も高校もあるし
病院も、いつも行くところ以外にもあるし、
海も裏山もお寺も神社もあると知ったときに
A村って本当はなんて広いんだ!と
驚愕した記憶があります。
そして隣町(やっぱり車で15分くらい)の
B町、C市は今の感覚で言うと
まるで東京まで行くような距離感で
(ちなみに、今の家から
東京までは電車で2時間半くらい)
たまに出かけると、
すっごい遠出をしたような気分だったし
「東京」は、今の感覚で
北海道くらい遠い感じでした。
(ふいづ)
●幼稚園児の頃、ピアノを習わせようと、
親が中古のアップライトピアノを
買ってくれました。
幼稚園で見るグランドピアノと
形が違ったので、こういう四角いピアノは
中古のピアノと言うんだ。
と勝手に納得してしまいました。
そして、初レッスンの日、
マンション住まいの先生の家のピアノが、
自分の家のピアノと同じ形だったことが
うれしくて一言、
「お母さん、先生のも中古のピアノだね!」
大きくなってから、母親に、
あの時は顔から火が出るほど恥ずかしかった、
と聞かされました。
(D)
●うちの姉が、
まだ滑舌の悪いちびっこだった時の話です。
ある日、向かいのお宅でお葬式があり、
母と2人で出席。
みんなが故人を偲んでしんみりしている中、
何を思ったか、
「あーなたーがのぞむなら、
わたし、なにをされてもいいわー」
と、百恵ちゃんの歌を熱唱。
みんな笑うに笑えずしーん。
母は恥ずかしくて真っ赤になり、
早々に退散したそうです。
今でも母は
「あの時は本当に恥ずかしかった…
よりによってあんな色っぽい歌を…」
と愚痴ってます。
(匿名希望)
●末っ子の弟だけ
夜は父母と一緒に隣の部屋に寝ていたので、
3人兄弟の中で一番夜更かしをしていました。
ある日父親が
夜食にラーメンを作っていたときに、
例の弟がキッチン周りを
うろうろしていたせいで父はうっかり
ラーメンを弟のお腹に落としてしまいました。
見事に火傷となってしまい、
弟は泣きつづけていたので
それまで眠っていた私もさすがに目が覚め、
ふすまを開けてとなりの部屋を覗いたら、
こたつの上に
パンツ一丁の弟が寝かされていました。
蛍光灯の紐から下げた氷嚢が
お腹においてあり、
その異様さに何かの儀式かと
ビクビクしていたことが印象深いです。
ちなみにその弟、生まれたばかりの頃は
ベビーベッドを買ってもらえず、
ステレオのスピーカー(その頃は大きかった)
の上に寝かせられていました。
不憫でなりません。
(匿名希望)
●今でもバカなので、ガキの頃のバカ話を
今まで思い出せなかったのですが、有りました。
小さい頃
母の手伝い(と言っても足手まといですが)で
洗濯物をベランダで干していたときのこと。
ベランダの柵に私が手をかけると
「ばちっ!」という
ちょっと強めな静電気が起こりました。
びっくりした私はしばし硬直。
そして、ばちっとなった柵を
そーっと撫でてたそうです。
もうなんにも起こんないよーと
母に言われても分からなかったガキの頃でした。
(静電気マン)
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(ミニコメント)
サンタさんの煙突への疑問も、
たしかに、思った思った!
ポッキーのチョコの部分だけも、懐かしいわぁ。
子どもって、自分でも
なんだかこれは信じられないかも、
とうすうす気づいていたとしても、
信じられない積極的な理由がないかぎり、
たいていのことを、鵜呑みにするんですよね。
それと、基本的に相手の発言は
いい意味で受け取る。
世界から祝福されている存在として、
ずっとガキのままでいられるというのも、
なかなか、しあわせなことだと思います。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
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