KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(8月25日)

・NHKのど自慢の鐘の数は、
 うちのお父さんが決めていると信じていました。
 お父さんが「うーん鐘2つ」とか言うと、
 本当にそのとおりになることが多かったからです。
 採点がちがうと、
 「今のはゲストの細川たかしがサービスしたんだな」
 などと勝手に思っていました。
 (karu2)

・小さな頃、私は
 よそ見をしながら歩いていて
 よく溝に落ちていました。
 今、愛犬を散歩させていると、
 遠くを歩いているわんちゃんに気をとられて、
 同じように溝に落ちます。犬のくせに。

 きまり悪そうな上目遣いの顔を見ながら、
 犬は飼い主に似るって本当なのねぇ、と思います。
 (mihoco)

・中学生の頃、
 「コズン」と呼ばれていた友達がいました。
 そいつは、水泳部で個人メドレーというところを
 何を間違えたのかコズンメドレーと言ってしまい、
 それ以来「コズン」というあだ名がつき
 水泳部でもないものにまで、呼ばれる始末…。
 今では本名さえ思い出せないのに
 あだ名だけははっきりと覚えています。
 (まっちゃん)

・5歳くらいの頃。
 クッキー缶のフタをハンドルに見立てた
 「車のレースごっこ」という遊びが
 近所の同い年の男の子の友達と流行っていた。
 ある日、4歳上の兄を呼び
 「一緒に車ごっこしようよ」と誘うと
 「えーいやだよ。どうせぼくが勝つんだもん。
  面白くないよー」と言う。しかし、
  「そんなのやってみなきゃわかんないよ!」
  無理に横に座らせて
 「よーい、ドン!」とスタート。
 皆でブンブン言い缶のフタを回しながら遊んでいると、
 数十秒して兄が、
 「ホラ!もうゴールだ。ぼくが勝った」
 とつまらなさそうな顔。そして、
 「あーホントだー!負けた〜!」と、
 さもヤラレた顔の私たち。
 何を基準にゴールのタイミングを決めていたの?
 兄も兄だが、負けた気になっていた私たちも私たちだ。
 (ペリーニョ)

・幼かった頃、
 私はとにかくじーっとしてる子供だったそうです。
 昔住んでた家は
 台所から子供の遊び場だった駐車場が見えるのですが、
 ある日三輪車を与えられた(まだこげなかった)
 私は、母が料理してる間中、駐車場で、
 ただひたすら三輪車にまたがったまま
 じーーーっとしていたそうです。

 通りすがったおじさんも
 私があまりに平然とじーっとしていたので
 怪訝そうにしながらも声もかけずに行ってしまいました。
 そのとき三輪車にまたがって
 何を見ていたのか、何を思っていたのか、今もってナゾ。
 (おじぞうさん)

・小学校の帰り道、
 自宅よりも150メートルくらい手前に
 祖父母の家がありました。
 なぜか私は下校中に便意をもよおすことが多く、
 自宅まで我慢できずに祖父母の家に駆け込んでは
 トイレに直行。いまだに祖母には
 「あんたはいっつも、
  ランドセル背負って冷や汗たらしながら走ってきて、
  ウンコしてたなぁ」
と会うと一度は言われます。
 (NORI)

・先日引退されましたが、
 私はテニスプレーヤーの
 マイケル・チャンの大ファンでした。
 当時は学生だったため、よくやる結婚したら
 変わるであろう名字を想像して楽しんでいたのですが、
 もし私がマイケル・チャンと結婚したら
 「ナオちゃん」がフルネームになるということに気付き
 非常に焦ったのを思い出します…。
 (nao)

・昔、自分のお父さんと野口五郎は
 同一人物だと思っていて、野口五郎のファンの人を見ては、
 「みんなは知らないけど、
  野口五郎はもう結婚してるよ。子供もここにいるよ」

 と申し訳なくなっていました。
 (すう)

・夫は、高校野球の甲子園で歌われる校歌のことを、
 選手や応援団の歌声そのものだと思っていたそうです。
 ある日女声合唱団が歌っていたときがあって、
 それを聴いて、
 「なんだ、テープやんか!」
 と気づいたと、しみじみ話してくれました。
 高校生にしてはうますぎるとか、
 そういう感想はいっさいもたなかったようです。
 (ぶりおこし)

・小学生のころ、「キャプテン翼」の翼くんが大好きでした。
 高校の時に引っ越しで押入の整理をしていたら
 その頃のノートが出てきて
 「つばさくん大好き」
 「つばさくん命」
 「みさきのバカ」
等や
 私と翼くんの相合傘が書かれていました。
 そのアホさ加減に我ながらビックリしました。
 (チビコ)

・高校の時の化学の先生のあだ名は、
 「はくさいポン」でした。
 髪が天然パーマで、それを上のほうに集めていて
 顔全体がちょうど白菜のような形をしていたんです。
 (ぎょもこ)

・小さいとき、おばあちゃんに
 「寝ながらものを食べるとへんなところにはいってくよ」
 と言われ、すごく恐怖でした。
 横向きで寝れば、腕に食べたものが移動して、
 体がおかしくなると思ってました。
 起きればいいのにこりなくて、
 寝方の工夫までしました。

 消化器官というものなんて、もちろん知りませんでした。
 (匿名希望)

・小学校の時、名前に「ケン」のつく子は全員、
 苗字の一部と続けて「○○ケン」と呼ばれていました。
 クロダケンジくんは、クロケン。
 ヤマダケンタくんは、ヤマケン。
 シバタケンイチくんは、シバケン。
 なのに、サトウケンジくんだけ、スシケンでした。
 家がお寿司屋さんだから。

 (777)

・うちの高校は私立で仏教系でした。
 お坊さんの先生も多く、
 その中の一人は待望の長男に
 「智慧麿(ちえまろ)」
 という名前をつけました。
 先生は授業中、その名前の由来のありがたさなどを、
 嬉しそうな顔で説明していたのですが、生徒は一様に、
 「・・・・・・・いろんな意味でかわいそう・・・・・」と。
 先生は、
 「もうつけてしまったんですから、
  かわいそうって言わないでくださいっ!!!」

 と叫んでいて、余計に涙(?)をさそっていました。
 (みけねこ)
 
・どうしてそう思ったのかは分りませんが、
 小学校三年生位の頃、蝉の抜け殻を土に埋めると、
 七年後には蝉になると信じていました。
 夏休み中に、蝉に抜け殻を見つけると、
 一生懸命埋めていた記憶があります。
 もし、埋めないとこの抜け殻は蝉になれないと思うと、
 妙な使命感さえあったような気がします。
 妹と一緒に、庭や裏山で探しまくっていました。
 一体、なんであんなに一生懸命だったのだろうと、
 今ではとても不思議です。
 (ツルアネ)

・私は奈良在住ですが、
 小学校低学年の頃、私たちの小学校で
 まことしやかに流れていたうわさ。
 「鹿のふんを踏むと、足が速くなるぞ!」
 ・・・信じて踏みまくりましたとも。
 そしたらなんか早くなった気がして、
 「鹿のふん、すげー!」と思っていました。
 (あひる)

・避暑地に住む私の友達には
 「お父さんが脱サラしてここへ来たの」
 という子がたくさんいました。
 そのころの私は、脱サラ=脱サラ金と思い込んでおり、
 脱サラしてきた子を不憫に思って
 給食のパンをあげたこともあります。

 しかし、たいてい脱サラしてきた子は垢抜けていて、
 おしゃれなペンションに住んで
 お姫様のような生活を送っていました。
 サラ金から逃げてきているのに・・・都会人は苦しくても
 プライドだけは捨てないんだと子供心に思っていたのでした。
 (n)

・「はくさいポン」というあだ名の先生が
 おられたようですが、私の同級生に
 「パイナポン」と呼ばれている男の子がいました。
 理由はほぼ同じで天然パーマですごく髪の量が多くて
 パイナップルみたいだったから…。
 (M)

・小学生の頃、アダ名で
 名前の頭の字+んじ+ロースというのがありました。
 ゆきひろ→ゆんじロース
 よしろう→よんじロース
 まさひこ→まんじロース
 なぜ「んじ」と「ロース」がついたか
 不明ですが、30年近くたってもたまに呼びます。

 (れんじロース)

・子供の頃、おばあちゃんとおじいちゃんと寝てました。
 その時に、祖母が昔話をしてくれていました。
 たぶん桃太郎や浦島太郎とかの話だったと思います。
 お話が終わり祖母が「はいおしまい」というと、
 私は「もっとして〜」とせがんでいました。
 そういう時、祖母は長いおはなしをしてあげようかと
 これでおしまいだからね、と前置きをしてから
 「むかしむかし、天から長い長い長い〜〜〜〜〜〜〜〜
  (この間にずっと長いはつづく・・・)
  ふんどしが、落ちてきました。
  はい、おしまい。もう寝なさい」

 と、「ふんどし」の話で終わらせていました。
 この「長いふんどしの話」祖母のオリジナルなのか
 それともそういうナンセンスがあったのか、
 今となっては出所は不明なのですが、
 「ながいながい〜〜〜〜〜」と続くところが、
 なぜかしら大好きでした!
 (moko)

・小学生の時、カギっ子でした。
 子供が一人で留守番しているのがばれると
 泥棒がやってくると思ってたので
 電話には父の真似をして低い声で出ていました。
 しかも名前を名乗ったら逆探知されると思っていたので
 受話器をとったら「はい」しか言いません。
 でもそんな昼間に電話を掛けてくるのは母親くらいなので
 「電話を取ったら名前を言いなさーい!」と怒られてました。
 「私が頑張ってるから泥棒が来ないのに・・・」
 と思ってましたが、母が怖いので言えませんでした。
 (ぴぃ)

(ミニコメント)

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2003-08-25-MON
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