KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(8月30日)

・「SF」と「SM」
 どっちがエッチな言葉なのかがわからず
 うかつに口にできなかった。
 (ませがき)

・私は小学生3〜4年生の頃、泳げなかったので
 水泳の時間が憂鬱でしょうがありませんでした。
 そこで、ある日熱があると
 仮病を使ってサボることを計画。

 私の小学校では水泳の授業では
 「水泳をして大丈夫である」という証明書
 みたいなものを提出しないといけないのですが
 それには、朝、計った体温と
 水泳の授業を受けられない理由(保護者が書く)
 それから押印が必要でした。
 私は朝、親に黙って、それを偽造したのです。

 必死に親の筆跡をまねて
 「熱があるため欠席」と書き
 見つからないように、
 こっそりと印鑑を持ち出して押印、
 そして体温を記入する欄には
 「熱があるっていったらこれくらいかな〜?」
 と適当に数字を書いてそれを先生に出しました。
 そして、その日はめでたくサボることに成功。

 ところが家に帰ると母親から
 「ちょっと来なさい」と呼び出しが・・・。
 「あんた、きょう水泳をサボったでしょう?
  先生から連絡があったよ」
 なんで?うまくいったはずでは?
 と、私はもうパニック!
 「な、なんで分かったん?」
 と聞くと、母親は怖い顔から一転大笑い!
 「あんた熱があるって書いといて、
  体温のところに『30℃』って書いたでしょう?
  人間は普通でも36℃あるもんなんだよ」

 そう・・・私は平熱の温度を知らなかったのです。
 30℃と書いた時点で
 私の偽造はバレていたはずですが
 それでも、休ませてくれた先生は、
 なんなんでしょうね?
 (しょうこ)

・長靴の中に水を入れて歩く話がありましたが、
 わたしは絶対に水が入らないようにしていました。
 長靴に水と一緒にカエルが入ってきたらどうしようと
 怖くて怖くてたまらなかったからです。
 歩いていて中から、ぎゅぷっと音がすると
 もしかして長靴に入ってしまったカエルを
 踏んだのではないかと思い、
 歩けなくなってしまうのです。
 中を見るのも怖いので長靴を脱いで中を
 見ないようにして裸足で家に帰っていました。
 (f)

・子供のころ、お菓子やさんにある、
 アイスクリームのいっぱいはいった
 冷凍庫のにおいがたまらなく大好きで
 買わないのに行っては、ケースの戸をあけて、
 顔をつっこんでにおいをかいでいました。
 もちろん、お店のおばちゃんには
 嫌われてましたけど。
 ちなみに、今でも好きです、あのにおい。
 (まーちゃん)

・子供のころ、お祭りの金魚すくいで
 持ち帰った金魚と一緒に
 お風呂に入ろうと思い湯舟の中に入れましたが、
 しばらくしてピューっと急降下し、
 やがてプカぁと浮いてきました。
 短い生涯でした。
 かわいくて、ただ一緒に入りたかっただけなのに。
 悪気は無かったんです。
 (ひだまり)
                  
・大地震に怯えていたわたしは
 「天災は忘れた頃にやってくる」
 という格言を耳にして
 忘れる=大地震が来る、と思い込みました。
 それから毎晩寝る前に
 どうか地震を起こさないでください
 と知っている限りの神様仏さまに
 お願いをしていました。
 が、実際の気持ちとしては
 わたしがこうして覚えている限り
 大地震は起こさせないんだもんね。へへんだっ。
 というくらいの
 地震を阻止するヒーロー気分でありました。
 (え)

・僕が小学1,2年生のころに
 母親に怒られたときのことです。
 何で怒られたかはおぼえていませんが
 妙に腹がたったのでしょう、
 急いで近くの交番に行って、おまわりさんに
 「僕のおかあさんは悪い人です、
  おかあさんを逮捕してください!」
 とお願いしたそうです。
 おまわりさんは家に電話をしてくれて
 「かくかくしかじか.....これからおこさんを
  帰しますけどしからないで下さいね。」
 とお願いしてくれたそうです。
 おまわりさんが電話をしてくれている横で
 僕はおまわりさんが買ってくれた
 ショートケーキを食べていました。
 (たら)

・死への関心の高さについての指摘がありましたが、
 自分を振り返って、死を一番意識したのは
 4歳の時でした。
 当時「Gメン’75」を楽しみに見ていた私。
 ある日のオープニングで、
 工事中の人が白骨を掘り起こして
 「わ〜!」となるシーンがありました。
 はじめて見たガイコツの不気味なこと!!
 そしたら一緒にテレビを見ていた祖母が
 「ニンゲン、死んだらみんな ああなるんや。
  おばあちゃんかて、そのうち ああなるやで。」
 とひとこと。
 火がついたようにワンワン大泣きして
 もうテレビどころじゃなくなりました。
 その日から、夜眠るたびに
 「起きたらおばあちゃん、
  ガイコツになってるんじゃないか」と思って
 トイレの帰りにおばあちゃんの部屋を
 いちいち確認しにいったのを覚えてます。
 幸いというか、祖母は約30年経った今でも健在です。
 (こぱんだ)

・子供の頃(多分幼稚園〜小学校低学年ですが)
 他の子より男勝りだった私は、
 「私にはまだないけど、
  これからおちんちんが生えて、男になるんだ」
 と思い込んでいました。
 トイレに行くだびにじーっとながめ、
 「いつかなぁ」と心待ちにしていたものです。
 子供ながらに体格・体力で劣っていることが気に食わず
 対等になりたかったのでしょう・・・。
 (りく)

・幼少のころ、金曜ロードショーなどの洋画で、
 俳優たちが全く違う口の形で
 日本語を喋っているのを見て
 (要するに吹き替えです。
  例:「WHY!」の口の動きをしてるのに
    「なぜ!」と言っていたり)
 私もこれができたらガイジンと喋れる!と思い、
 一生懸命練習しました。
 その姿は思い返せば、
 さながらいっこく堂のようでした。
 〈ニーチョ〉

・最近、仲の良かった高校の同級生と
 学生時代の話をしたのですが、
 私ったら、何も覚えていません。
 いくら20年以上も前のこととはいえ、
 自分のクラスさえも覚えていないし、
 ましてや級友達のことなんか
 何も覚えていないんです。
 友達にも呆れられましたが。
 もともと何でも忘れるたちなんですが、
 ここまで覚えていないと、
 なんかすご〜く損した気分です。
 これじゃあ、同窓会も行けやしません。
 (mao)

・あんまり子供のころの話ではなくて、
 ある程度大きくなってきてからの話なんですが。
 ワキ毛が生えてきて、
 剃るとか処理することを知らなかった私は
 ワキ毛ボーボーのまま、学校のプールの時間、
 泳いでました。今考えると、すごく恥ずかしいです。
 母がワキ毛があまり生えない人だったので、
 処理する、ということを知りませんでした。
 他の友達とか、まだ生えてないだけだと思ってました。
 (ささ)

(ミニコメント)

今日は、子どもの頃の夏って、こうだったよなぁ、
と思えるような、おだやかなエピソードを集めました。
ガキたちにとって、今日や明日は、
宿題に躍起になっている土日なんだろうなぁと思うと、
なぜか、思いっきり、のんきにたのしく、
時間をムダに使いながら過ごしてみたくなりますね。

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2003-08-30-SAT
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