KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(8月31日)

・中1の時、賢かったクラスメイトの峰くんは、
 誰よりも早く英語の筆記体をマスターし、
 自分の持ち物にサインしていました。
 彼が全ての持ち物にMineと
 記入し終わった頃でしょうか。
 英語の先生が所有格というものを教えてくださり、
 mineが私の物という意味だとわかりました。
 その日から、帽子でも上履きでも何でも
 「♪mineだから俺のもの〜♪」と唄いながら
 クラスの皆が峰くんから
 物を奪い取る遊びが大流行しました。
 (シーカヤック)

・高速道路のトンネルって、オレンジ色のライトが
 無数に点灯していますよね。そのオレンジ色を、
 「あの中にはオレンジジュースが入っていて、
  道路工事のおじさんとかが、ノドが乾いたら飲むんだ」
 となぜかずぅ〜っと、信じていた。
 かなり大きくなるまで・・・
 みんなそう思っていると思い込み、家族や友だちに、
 「あのジュースってすごいよね、
  いつ、誰が入れてるんだろう?」とか
 本気で話しかけていました。
 トンネルの事故なんかで、閉じ込められて、
 食べ物がなくて死にそうになっても、
 あのジュースを飲めば
 しばらくは大丈夫!と安心したりしていた。
 28歳になり、2人の子持ちになったいまでも、
 運転中トンネルに入ると、
 「あ、ジュース」という感じが
 どうしてもしてしまいます。
 (a)

・中学校の略称で私の市内の
 ものすごい略称の中学校を2校。
 「行田中」「海神中」
 私たちはみなこの2校を
 「行中」「海中」と呼んでいました。
 字で書けばなんてことないのですが
 言葉にするととんでもないですね。
 でもみんな平気で使ってました。
 (美伊ママ)

・私が小学生の頃、時々田舎の親戚の家で
 夏休みを過ごしていました。
 ある日、私より年上のその家の息子が
 私を連れて遊びに出てくれました。
 途中で友人にあった息子は
 「今日はガキのお守り」と言いました。
 ガキながら、なんだか心がチクリとしました。
 私が成長した後に
 その息子との縁談話が持ち上がりましたが、
 おことわりしました。
 (ゆりかもめあじさい)

・うちの旦那さんは、お肉の脂身が苦手。
 小学校の給食では、残したら怒られるので
 全部、机の隙間に押し込んで隠したそうです。
 ぎえ〜。
 (そ)

・子供の頃によく
 「将来オトナになってインタビューされる自分」
 ってのを想像して、受け答えの練習してました。
 そのインタビューが雑誌かTVかなんかってのは
 ちっとも考えず、
 とにかく「インタビュー」(笑)
 さらにいじめられたりすると心の中で
 「将来インタビューされたら
  こいつの悪口言ってやる!」とか
 いいことされると
 「よーし、こいつはインタビューで良く言ってやろう」
 とか、頭の中の「話のネタリスト」にチェック。
 けっこう本気で考えてたんだけどなぁ。
 (ヤギダイ)

・小学1年のむすこは、「すきな道」の絵を描いた。
 まっすぐで、角ばった道だった。
 そして、添えられたコメント
 「ぼくの好きな道は、曲がった道です」
 意味不明なところがいいなぁ。
 (sumi)

・子供の頃、
 いつも便秘だった私に業を煮やして母が一言。
 「うんこをずーっと我慢してるとね、逆流して
  体中の毛穴からうんこがでてきちゃうのよ!」
 子供心に心底ぞーっとして、
 それから毎日トイレでふんばりました。
 (にゃおこ)

・みなさまのガキ話、
 いつも笑って読ませていただいてます。
 私もふと思い出したので、
 ひとつ、あまりきれいな話ではありませんが。

 幼稚園の頃、私は
 「鼻血をとめるために鼻の穴に
  ティッシュをつめてのぞかせておく」
 というのに妙にあこがれていました。
 ある日、密かに自分の鼻にティッシュの
 切れ端をつめて
 鼻血でたみたい!と隠れて喜んでいました。
 ところがそのティッシュが取り出せない!
 どうも穴の奥深くに入りこんでしまったのです。
 どうしてもでてこないので、あきらめて、
 そんなこともすっかり忘れて
 友人と遊んでいたところ、
 「はーくしゅーん!」と大きなくしゃみが…
 ものすごい勢いで、飛び出したのは
 鼻水にまみれた小さなティッシュの塊だったのです。

 地面に落ちたその物体を、その場で
 「なにー?」とみんなに覗き込まれ聞かれて
 「あ、ガムがでちゃった〜」とごまかしました。
 みんなは気づいてなかったとは思うけど
 自分はとても恥ずかしかったので、
 よく覚えている、変な光景です。

 こんな私もOL時代は、男性社員には癒し系、
 とずいぶんかわいがっていただきました。
 みんなには、ちょっといえませんよね。
 でもみなさんのお話も、あー分かる分かる、
 といったものがたくさんあって、
 なぜかなんでも一生懸命だったあのころが、
 やはり懐かしいです。
 これからも、楽しみにしています。
 (元銀行窓口嬢)

・ガキ話を読んでいて、
 私だけじゃなかったんだーと
 安心した事があります。
 小学校4年生くらいまで
 放送事故画面
 「しばらくお待ち下さい」が恐かったんです。
 色んな画面がありました。
 お山の景色のなかに浮かぶ気球やお花畑…。
 カラーでしたが、あれが恐くて恐くて
 よくコタツの陰に隠れていました。
 でも異彩を放って本気で恐かったのが
 白黒の「アイヌの木彫り」の画面!。
 北海道限定でしょうが、
 それがナンバーワンに恐かったです。
 だって、アイヌのカップルの木彫りですよ!
 2体仲睦まじくならんで!
 しかもその時だけ白黒…。
 目を閉じるとその映像がしっかりまぶたに
 浮かび上がって、焼き付いております。
 今でもちょっと、恐い…。
 (は)

・小学校低学年の頃だと思うのですが、
 登校してから教室へ入る間での時間や
 給食を食べた後の休み時間、
 学校全体に放送されている
 音楽(クラシック)に完全にのって
 校庭を踊るように走り回っていました。
 ほとんどバレリーナになりきって
 陶酔状態といってもいい感じ
 たぶん私にしか解らない至福のひとときでした。
 家にはラジオしかなく、
 クラシックの初体験だったのだとおもいます。
 (おぴろ)

(ミニコメント)

名前の「Mine」も、
クラシック音楽に合わせて
バレリーナになりきって恍惚の時を過ごすことも、
「体中の毛穴からうんこがでてきちゃうのよ!」
と子ども相手に怒鳴る母も、
共通の、真剣だからこそのおかしさがありますよねぇ。
今回も、のんびりしたものを、選んでみました。

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2003-08-31-SUN
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