KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(10月8日)

・私は昔からマンガを描いてたんですが、
 「マンガのフキダシの中のセリフは覚えやすい」
 という認識がありました。
 このため、中学の定期試験前に
 世界史のノートを暗記する際、
 主な項目を全て簡単な人物イラストを添えた形で
 「マンガのセリフ」として書き出しました。
 ちゃんと「○○は××なんだそうよ」みたいな
 会話調にして(笑)。
 その結果、当時の私には大量に思えた内容を、
 ほぼ一発で暗記。
 すっかり味を占め、その後も
 ◆高校時代:家庭科で習った料理の調理手順
 ◆大学時代:発生学で習った受精から発生までのシステム
 といった内容をコママンガ風に図式化。
 全部の内容を絵にしなくても、
 絵と結びつけて思い出せる部分もあるため
 簡略化したマンガを使って
 ほぼ完璧に暗記することができました。
 このシステムは友人にもウケて、
 コピーを頼まれたこともあります。
 まともに暗記するのがかなりハードな場合、
 簡単な絵にして意味が通じるなら、
 絵を描くのに費やした時間くらいはペイします。
 ちなみに中学時代、生物の解剖図で
 臓器の名称と図の対応が
 なかなか覚えられなかったとき、
 ためしに色を塗ったら一発で覚えました。
 似たような問題を抱えている方にはオススメです。
 (あかね)

・ピアノでなかなか弾けないフレーズを
 ドレミでいうと……という投稿がありましたが、
 私も、ピアノや吹奏楽の練習で、
 心の中で物凄くうまく演奏(妄想?)してから
 再度とりくむと、びっくりするほど
 上手にできることに気づいてました。
 つっかからずに演奏できるだけではなく、
 なんというか表現が豊かになるのです。
 やっぱりイメトレって効果があるんだなぁ〜と思って、
 発表会前には必ずしていました。
 新入社員になった最近では、訪問先でドアをあける前に
 「にっこり笑って、こんにちは……」
 などと美人な私のイメトレをしています。
 (にゃんすけ)


・私が高校のとき行っていた塾で使っていた
 国立大クラスの数学のテキストには
 本番の試験より難しいような問題ばかり載っていて、
 毎週2問ずつくらい予習することになっていました。
 大抵一問に一時間くらいかかるんですが、
 ある時一問に3時間かけたことがありました。
 ああでもないこうでもないと
 狭い部屋をぐるぐる歩き回って考えたり、
 食事中も頭の中はその問題で一杯。
 結局3時間かけてもその問題は解けませんでした。
 もうどんな問題だったか覚えてませんが、
 後にも先にも
 一問にそれだけ時間をかけたことはありません。
 でもきっとあの時一問に
 それだけこだわって考えたことが
 どこかで役に立っていると思います。
 今バイトで個別指導の講師をしていますが
 生徒にはすぐあきらめないで
 なるべく考えてもらうようにしています。
 (mic)

・私が小学校の6年生の時にはやった勉強法は、
 まず教科書にセロハン紙を一ページずつ貼っていって、
 その上から随所随所を黒マジックで塗っていく方法。
 黒マジックの下の字を丸暗記していくのです。
 分からなかったらセロハン紙をめくると
 答えが載っている、という。
 でも、作業に思いの他手間がかかって、
 いつも夜寝る頃にやっとセロハン紙を貼り終えて
 マジックで覚えたい言葉や数字を消す作業が完成。
 結局肝心の覚える、と言うところまでいかずに
 テストを受けないといけない羽目になっていた
 馬鹿な私でした。
 (やすこ)

・「勉強」で思い出したのが、「語呂」「替え歌」です。
 受験前には、数々の作品が教室内を飛び交っていました。
 中でも、今でも覚えていて、秀逸だなあ〜と思ったのが、
 文学史上の「白樺派」を暗記するものです。
 「北国の春」のメロディーで♪
  しらかば〜 し・が・な・お・や ありしまたけお〜
  む・しゃ・こうじ・さねあつ さ・と・み・とん
  ああ、しらかばはのみんな〜
 というものでした。
 歌ってお聞かせできないのが残念ですが、
 「武者小路実篤」のところは、なかなか絶妙です。
 これが各クラスに広まって、
 「白樺派」が出題されると、みんな「よっしゃー」と
 心でガッツポーズでした。
 ちなみに「北国の春」は、「生物学」で
 植物の生態系(亜熱帯植物・高山植物など)を
 覚える長編のものもあって、大活躍のメロディーでした。
 (hiroko)

・留学中なのですが、
 苦労というほどでもないけど、
 やはり私も名前でいろいろあります。
 「よしこ」なのですが、アメリカの人々は、
 「し」にアクセントを置くので、
 「おしっこ」に聞こえます。
 前に通っていた学校の、
 イタリア系アメリカ人の数学の先生は、
 出席の時「ちんこ」と呼んでくれました。
 学校の子達とよくキャンプに行くのですが、
 ある日少し遅れてキャンプ場に着くと、
 みんなが口々に私の名前を声に出しているので、
 「あら、私ったらいつのまにそんな人気者に」
 などと思っていたら、友達の一人が最近飼い始めた、
 子犬の「チコ」でした。
 飼い主の子が、
 「Yo! チコ、うんこなんか食べないの!!」
 などと叱るたびに、ドキドキしました。
 (喜)

・先生のあだ名の話で思い出しました。
 小学4年生の頃、神保先生という先生がいました。
 私たちは影で「ちんぽ先生」と呼んでおり、
 ある日クラスの松本君が神保先生に怒られて
 先生が前のドアから去った後松本君が
 「なんだよーちんぽせんせいのやつー」と
 言ったら後のドアから「まつもとー」という
 声が聞こえました。先生は私たちが
 どんなあだ名をつけていたか知っていたのね〜。
 ちんぽ先生元気かな?
 (カオリーヌ)

・小学生の頃、一部の友達と流行ったのが
 「ドラクエごっこ」です。
 登下校の時に、ドラクエのように
 縦一列に並んで歩くというものでした。
 当時は「ドラクエ3」がブームでして、
 ゲーム上では仲間は4人までだったんですね。
 だから、5人目が入ろうとすると
 「おまえ、入ってくんなよー」って…
 あのコダワリは何だったんだろう。
 そしてその奇妙な四人の集団を見た
 周りの人は何を思ったのか。
 (ちなみに先頭になると、皆がついて来てないのでは、
  と心配になって後ろをちらちら振り返ってたなぁ)
 今、考えるとスゴイ恥ずかしいんですけど、
 ガキだからできたことって面白いですね。
 (HT)

(ミニコメント)


ガキの頃にこだわらず、
勉強法全般についてのメールを中心に、ご紹介しました。
絵を描いてみる、というのが、
今回はいちばん、効果がありそうに思いました。
「ドラクエごっこ」って、子どもっぽくてかわいいですね。

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2003-10-08-WED
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