(10月15日)
・小学生の頃、放課後は、
コインゲームを置いてい
るサンリオ・ショップがたまり場でした。
店主の優しいおじさんは、小指の先がなく、
「おじさん、なんで指が
途中までしかないの?なんで?」と
私がよく尋ねると
「内緒だよ♪」と笑っていました。
あるとき母にそれを話すと真っ青になって
行くのが禁止されましたが、
理由が分からずまた通っていたある日、
負けたくやしさにゲーム機を叩いた
少年に向かって
おじさんは聞いたこともない
恐ろしげな言葉で怒鳴り始めました。
何かを悟ったような気がして、
以来あまり近づかなくなりました。
ほんと、文字通りの怖いもの知らずでした。
(pumipumi)
・こどものころの入院中、
血の検査しますね。と言われて、
知能検査だと思い、悪い成績だったら
どうなるんだろうかと、ドキドキした。
(iwa)
・ももたろさん、の歌の中に
「お腰につけたキビダンゴ」という歌詞がありますが、
ぼくはかなり大きくなるまで
「おこしにつける」という
調理法があるのだと思っていました。
オコシというお菓子もあるし。
(ミニボイラ)
・小学生の時、大人を見上げた時に
見えるの鼻と口がふと気になったんです。
そこだけじぃっと見てると・・・
ゴリラに見えたんです。
以来、そこに現れる「ゴリラ」が
人の本当の姿のように思えて、
「この人は勝ち気なゴリラ」とか
「この人はたれ目のゴリラ」とか
勝手に想像してました。
そんなある日、母を見上げて、
「ゴリラが笑ってるよ」って言ったら、
死ぬほど痛いゲンコツを食らいました。
教えてあげたつもりだったのに。
(えうろぱ)
・私の通っていた幼稚園は
小学校の一角に間借りしていて
保健室なんか共用しておりました。
ある日、保健室に行く途中に
小学校の職員室をのぞいた私は
先生達を見て「小学校の中に、会社がある!」と
興奮してしまいました。
いなかに育った私のまわりには、
冠婚葬祭以外でスーツを着ている大人なんて
TVにでてくるサラリーマンしか
見たことがなかったもので・・・
今は都会のOLなんですが、私のまわりの人々は
だーれもスーツなんて着てなんですけどね。
(桂)
・短冊の話がありましたが、
私は妙な絵馬と灯篭を見かけました。
絵馬に子供の字で
「おこずかい500えんほしい」
……あのねボク。この絵馬、500円なんだ。
お願い事しないでおうちの人に
現金でもらった方がいいと思うな、お姉さん。
それに、灯篭にウルトラマンの絵とともに
「うるとらまん」と書いてある。
これは何を供養したいのであろうか……。
(ぎょもこ)
・小学校1年生の頃。
5歳下の妹を連れて、散歩に出かけた。
川の向こうに小学校が見える斜面に座って
何か話していた私が、ふと妹をみると
一心に私の顔を見ながら口をぱくぱく動かしている。
一瞬何をしてるのかと思ったけれど、すぐに
「あ、話す練習をしてるんだ!」と理解した。
私の話している口元に合わせて、自分の口を
動かしていた妹も45歳。たまに会うと争うように
お喋りをするけどいつも、
「私が教えたのよ、そのお喋りは」と内心思っています。
(匿名希望)
・小学生の頃、歴史に登場した
天草四郎(隠れキリシタン)に憧れました。
家は敬けんな仏教徒でしたが、
クリスチャンになりたいと親に申し出ました。
即座に却下されました。で、私は
隠れキリシタンになり、版画用の板に
聖母マリアの絵を張って
親に見つからないよう、机の下に隠していました。
ときどき自分を試すように、仏壇の前で
『踏み絵』を行いました。こころのなかで
「私の心はいつも主の元 にあります。
お許し下さい。云々」とつぶやきながら…。
親はもちろんなんにも知りません。(と思ってたけど)
いまも普通の仏教徒ですが、観光や友人の結婚式で
教会にいくと、あの日の『踏み絵』を思い出します。
(じん)
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(ミニコメント)
誰もそのドキドキを共感してくれる人はいなかったけど、
自分なりには大冒険だった思い出って、
子どもにとっては、毎日起きるぐらいなんですよね。
わけがわかっていないぐらいのほうが、
かえって、豊かじゃないか、なんて思っちゃいました。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
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どんどん、おおくりくださいませー!!!
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