KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(10月27日)

・蒸しパンの話を聞いて思い出したのですが、
 今考えてみるとちょっとオソロシイ話をします。
 それは私が小学一年生の時の給食の時間でした。
 確か野菜スープのようなモノだったと思います。
 そのなかに、一切れのシイタケが入っておりました。
 一見普通のシイタケなのですが、よくみると
 とても小さな穴がシイタケに開いていました。
 私はあろうことかその穴を指でいじくりまくりました。
 虫。
 小さくて細長くて黒い虫が現れました。
 ショッキングで冷静な判断ができなくなった私は、
 あろうことか、その虫を隣の男の子のランドセルに
 ひっつけてしまいました(嗚呼)。
 …きっと気づかれなかったと思います。
 今考えると、やっぱりオソロシイ話です。
 いや、私の行為が。
 (はちべえ)

・雑誌「ようちえん」の事を
 書いておられる方がいましたが、
 息子も熱烈な愛読者でした。
 ただ沢山付いている付録が難しいものばかりで
 我々両親の力ではほとんど完成出来ませんでした。
 他所の親御さんたちはどうされていたのでしょう。
 「作って、作って」と泣き叫ぶ息子に手を焼いた夫は、
 雑誌社に付録は付けないでと頼んでくれと、
 私に泣き付いてきました。
 今も沢山付録付いてるのかな、20年近く前の話です。
 (ずっぺ)

・小さい頃、
 『素うどん』は、だしが酢の『酢うどん』と思い、
 食べてる人が信じられなかった。
 (ぴゃ〜)

・私の子供の頃のお話です。
 幼児の頃、家ではトイレに入る前に
 居間でパンツまでおろしてから
 連れて行かれていたのです。
 トイレが狭かったから。
 ある朝、乳児だった弟が泣き出したか何かで
 お尻丸出しの状態で放置された私は、
 近くにあった手ごろな箱に腰掛けました。
 が、それは、ポップアップ式の
 トースター!!!!しかも稼動中・・・。
 3歳くらいのときのことなので
 私はよく覚えてないのですが
 現場にいた大人は大爆笑だったらしいです。
 ひどい。
 幸い痕は残っていませんが、
 お尻に3本線の火傷をこしらえた逸話は
 今でも語り継がれています。
 弟は、アラジンの石油ストーブの青い炎が
 本当に熱いのか確かめようとしてストーブに触り、
 手に火傷をしたため、2人あわせて
 「火傷きょうだい」と言われてます。
 (なお)

・幼稚園のころ、地面の小さいアリを
 べしべしと手でたたき、
 よれよれになったところに、大きいアリをもってきて、
 「ほらもうお母さんが来たから大丈夫だからね」
 という遊びをしていたそうです。
 残酷なんだか、ほのぼのなんだか。
 (まめ)

・中一の時の私の勘違いですが、
 理科の生物の授業で「胞子のう」というのを習った時、
 私の教科書の「胞子のう」の「う」の上にうまい具合に
 印刷時のシミが付いていて、
 私はずっと「胞子のう」と言う時
 「胞子の“う”」というものだと
 思い込んでいました。
 半年くらい経った時、理科の授業で
 別の生徒が胞子のうの
 名称を当てられて回答したとき、
 「あーあ、あの子アクセント間違ってるよ・・・ぷぷぷ」
 と思っていました。
 あとで友達に言ったら、
 「間違ってんのはあんたやー!」
 と大爆笑され、やっとその時真実に気付きました。
 私が当てられなくて良かったと、心底思いました。
 (あひる)

・上の息子は今度10歳になる小学4年生です。
 さっき学校から帰ってくるなり、
 大きなため息をついて一言、
 「学校っていうのは辛抱しなきゃいけないことが多くて
  疲れるなあ」と。
 わけを聞いてみると、
 朝、登校時に校帽をかぶっていない
 (手に持っていた)ことを女子に指摘され、
 教室移動中にちょっとふざけて廊下を走ったら
 別の女子に注意され、
 掃除の時間に、あまり真剣でないことを
 また別の女子に指摘され、
 帰りの会で、全部まとめて糾弾され、
 先生に叱られたと言うわけでした。
 「どれもぜんぶたいしたことじゃないじゃん!」
 とぼやく息子に、 
 まあ、ルールを守ることは大事だからね、
 迷惑かけたらだめだし、
 と、たしなめましたが、つい笑ってしまいました。
 そういえば私もまじめな女子として、
 グループの女子と情報を分け合い、
 よく、小さな罪を犯した男子を
 帰りの会で糾弾したものでした。
 それが正義感あふれる一生懸命さの美徳だと
 思っていました。
 ごめんよ、同級生の男子たち。
 たいしたことじゃなかったよ。
 こんどの週末は参観日で、いま、
 息子はその日に発表するための
 「2分の1成人式」という題の作文を書いています。
 人生の10年目、どんな文章を
 書いているのか楽しみです。
 私はあと数年で2回目の成人式。
 最近はなんとなく生きていたけれど、
 まだまだ先を見ていろいろ考えることが
 出来るんだなあと思いました。
 こういう小さなきっかけが、
 ほんとうの節目なのかもしれないなあ。
 参観日が終わったら、その作文は、
 彼の将来のために
 そっとどこかに隠しておこうと思います。
 (さとさと)

(ミニコメント)


ちょっと残酷だったり、何ひとつ解決していないまま
投げだされている経験ほど、妙にリアルというか、
自分でも、つい忘れたいようなわけのわからない思い出が
よみがえってきそうです!
           (木村俊介)

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2003-10-27-MON
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