KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(11月1日)

・小さい頃、弟がいたせいもあって、
 特撮戦隊モノが好きでした。
 ポーズをまねたりして
 ゴッコ遊びを良くやっていたものです。
 そんな中でなぜか憧れていたのが、
 太陽戦隊サンバルカンのバルパンサーの技。
 パンサークロウと言って、敵に接近し、
 相手の顔面を拳で連打する技です。
 その猫が引っかくような動作に
 どうしようもなく惹かれてました。
 鏡の前で練習(?)しつつ、
 いつか実践してみたいと
 ココロひそかに願っていたものです。
 そんなある日、弟と祖母の家に預けられました。
 厳しい母の目も無く、
 ついにあの技を試すチャンス到来!
 と早速弟を実験台に、『動くんじゃないよ』と
 顔中上下にひっかきまわしたのでした。
 当然弟は大声で泣き出し、顔中ミミズ腫れ。
 あとで母にこっぴどく叱られたのは
 言うまでもありません。
 弟にはかわいそうなことをしたと思いつつも、
 テレビのようなすばやい動きができずに
 練習不足を悔やんだのでした。子供って残酷……。
 (カエル)

・「ガキ」を読んでいて思い出した!
 「貧乏草(びんぼうぐさ)」
 その草を家に持って入ると
 「うちが貧乏になる」という植物。
 「気をつけなきゃいけないよ」って
 大きな子が小さい子に向かって
 真剣な顔で伝えたりもしていました
 正体はハルジョオンやヒメジョオンの花だったのですが
 あの花弁の感じがコドモ心にイメージする
 「びんぼう」
 (屋根に穴が開いていて、つぎはぎの洋服に欠けた茶碗、
 というばかばかしいくらい漫画チックなイメージ)
 だった家の中に持って入ったら即、
 自分のおうちがそうなっちゃうんだ、
 と信じてました。
 (JP)

・小さい頃、近所に住んでいるおばあちゃんが
 自宅でアメやガムなどお菓子を売っていました。
 そこで兄妹、近所の友だちと
 付けたあだ名がガムバア(婆)……。
 「ガムバアのところでお菓子買ってくる!」
 が定例行事でした。今はもう、ガム婆もいないけど、
 実家に帰るたびに思い出します。
 (マリザワ)

・昔から爬虫類好きの私はカエルを大量に捕まえて、
 ニヤニヤしている変な子供でした。
 話は変わりますが、
 「子供ってときどき残酷だ」とか言いますよね?
 その当時の私の知識ではカエルは
 水の中を泳ぐ生き物でしたので、虫かご一杯に水を入れ、
 その中に捕まえたカエルを
 ボタボタ落として喜んでいたんです。
 そして必死に水面に上がってくるカエルを
 「なんで泳がないのー!」と怒りながら
 指で水中深く戻していた記憶が。
 (ちり)

・「森の熊さん」の歌で、
 「あら、熊さん、ありがとう♪」のところを
 「荒熊さん、ありがとう♪」だと思い込み、
 ちょっとコワモテのオジサンを想像してました。
 イメージは藤原組長。
 (と)

・3歳の頃、
 じーちゃん、ばーちゃんに預かってもらっていて、
 夕ご飯に出てきたカレーの肉(豚肉)を、
 「これ何の肉?」と聞いたところ、
 じーちゃんが「ねずみの肉」とジョークを飛ばして以来、
 肉全部が食べられなくなってしまいました。
 それまで「ビーフ、ポーク、チキン」で習っていたので、
 「ねずみ」という
 動物バリバリの肉だったとは思いもよらず…。
 それ以来、成長すると供に酷くなってきまして、
 卵は
 「にわとりのおケツから出てくるもの」
 「ひよこになる前のもの」だと思い、
 ひよこを殺して食べているような
 気がして食べられなくなり、
 全てどのような仕組みになっているか
 わかっている現在も、
 動物と食べ物を関連させてしまってダメなんです。
 今現在、妊娠しているので、将来、どのように
 子供を教育したら良いのか考えています。
 (なほ)

・大橋純子さんの歌「たそがれマイラブ」の歌詞の
 「しびれた指滑り落ちた」というところを、子どものときは
 「ちぎれた指滑り落ちた」だと思っていて、
 なんて怖い歌なんだろうと思いつつ、このまま歌っていくと
 結構無理矢理内容は繋がっていたりするんです。
 でもこれでも凄い好きな歌だったんですよ。
 先日歌番組で流れていて、歌詞のテロップを
 見て知った時は衝撃的でした……。
 (匿名希望)

・私が母と兄弟3人で寝ていた
 寝室の壁に暖房供給用のガス栓がありました。
 一番壁側に寝ていてこの栓のつまみが近く、
 成長するつれ、足が届くようになり
 寝ぼけて足が栓に触れたら、ガスがもれて
 母親共々兄弟が死んでしまうと
 日々ビビってました。
 怖いなら親に言ってなんとかすればいいのに、
 他人に伝えないで日々耐えてしまうところは
 現在に続きます....。
 (ツネ)

(ミニコメント)


貧乏草、サンバルカン、ガムバア……。
どれも、別に同じ体験はないのに、すごく懐かしいです。
今の子供にとってのこういう風景っていうのも、
きっと、はっきりとあるのだろうなぁと思います。
                (木村俊介)

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2003-11-01-SAT
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