(11月22日)
・6歳の息子はひじきが苦手。
ちぎれたカブトムシの足に似てるから……。
しいたけも苦手。
切り口がナメクジに似てるから……。
(匿名希望)
・先日の給食に
ワインゼリーの話で思い出しました。
確かに小学生時代、給食に
様々なゼリーが登場してました。
基本的にデザートは人気のあるものですが、
その中でもワインゼリーの人気は
ちょっと一線を画していました。
やはりワインで作ったゼリーらしく、
葡萄ゼリーとは違った苦味がちょっとあって、
苦手だったのですが、子供ゴコロに
「この苦味が大人の味なのねぇ〜」
としみじみしながら食べてました。
特に男子はワインゼリーを食べた後に、
「ウィ〜ヒック!」とか言って
酔っ払ったフリをして遊んでました。
きっとみんなあんまりおいしくないけど、
大人の気分に浸れるのが楽しかったんだと思います。
(カエル)
・天気予報の降水確率。
「明日の降水確率は30%……」と聞くたびに
私の頭に浮かんできていたのは、
気象予報の人が10人いて、30%だったらそのうちの
3人が「明日は雨だと思う人ー?」「はーい」と
手を挙げている場面でした。
最高100%なんだから100人にすればいいのに、
さすがにそれは多すぎるだろう、と
思っているあたりが子供らしい微妙な心づかいでした。
(まいこ)
・W杯バレーボール、盛り上がっているようですね。
うちの前の公園でも、がきんちょたちが、
珍しくバレーボールごっこをしていました。
「に・・・(日本と言おうとして言い直し)、
ジャパンの切り札!ズームイン!!」
おいおい、チャンネルがごっちゃだよ。
しかもその切り札、
「切り札のくせに、ボールよけんなよ!!」
と、怒られてました。
(漆花)
・水戸黄門とどんぐりころころの
曲と詞を入れ替えるのは流行りましたが
「じーんせい、ひっつっじ!」の
メリーさんの羊は初耳でした。
気付けなかったのが不思議なくらい
きれいに決まっていて悔しいです。
というのも私も高校時代に友人達と
この手の遊びに熱中して
皆で既存ネタを持ち寄ったり
新作を披露したりした時期がありましたので。
ちなみに当時の私の持ちネタは
『ギザギザハートの子守唄』と
『舟歌』のミックスでした。
どちらも歌詞が七五調なのでバッチリハマります。
特に『舟歌』のメロディーのサビを
「ギザギサハァトのぉッ!
(トン、トン)こもりぃうたぁ〜」
とこぶしをきかせながらキメる快感はおすすめです。
(匿名希望)
・僕の目の前に今なお色鮮やかに蘇るのは、
中三の暑い夏休みのころの思い出です。
先生の提案でクラスで体育館に
キャンプすることになりました。
夕方集まった僕らはヒグラシの声を聞きながら
夕食のカレーをつつき
それから思い思いの遊びを楽しみました。
夜になって保護者が帰り、
先生と生徒だけになりました。
それだけで僕らはいつもと違う興奮を覚えました。
駐車場での花火も、校舎内の男女カップル肝試しも、
怖い話も、真っ暗闇の中に
「イマを友達と確かに生きている」という彩りを加える
それらは、死ぬまで忘れられない
光り輝く一大イベントなのでしょう。
大人でも子どもでもない微妙な時期の僕らは
ほんの少し甘酸っぱい夜を
満喫ししっかり就寝したのでした。
(さんたん)
・私は、瀬戸内海に浮かぶ島で生まれ育ちました。
小学校は、近くにありましたが、
中学校へは片道2キロを歩いて通いました。
冬になると、海沿いの道は瀬戸内海とはいえとても寒く、
また、防波堤に打ち付ける波は、
そのままの勢いで頭の上から降ってくるのです。
ちょうど今頃からの登校時は、
降って来る波をよけながら歩いたものでした。
もちろんいつも何人かはその波の犠牲になっていました。
下校時には、波も静かに収まり、
真っ赤に沈む夕日と、黒く浮かび上がる島影。
沖を行く船のシルエット。
みかんがおいしくなるこの季節になると
決まって思い出す私のお気に入りの夕景です。
(タンポポ)
・小学1年の時、ものもらいができました。
目医者かなにかにいって処置をしてもらった帰り道。
まだ、目がよく見えないまま、母に手を引かれながら
見た夜(午後7時くらい)の町並みが
とても印象に残っています。
なにもかもがぼんやりしていて、よく、
夜のネオンをカメラのピントを
ものすごくぼかして映したような感じでした。
(Y)
|
(ミニコメント)
決まって思い出す子どもの頃の風景は、
ずいぶんたくさん、あつまってきました。
原風景はそれぞれ違うけど、そこへの思いは、
なんだか似てくるという、不思議なことが起きてますね。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
|
|