(12月2日)
・とってもチビだった中学生の頃、
近所の犬にメチャメチャなつかれた時期がありました。
電車通学だったのですが、学校からの帰り、
中野駅を出ると必ず近所の「マル」というシェパードが、
どこかで待ち構えているらしく、
猛ダッシュで現れては、私の肩に前足をのせて、
家までその姿でついてくるのです。
何せ私がチビですからマルの方がずっと大きく、
通る人たちが皆一様に驚くのが本当に恥ずかしくて、
いくら叱っても追っ払っても一瞬離れるだけで、
ニコニコしている感じでめげずについてきていました。
当時はまだ犬など放し飼いで、
家の近くで何回か遊んで友達になった後、
ある日突然おんぶ状態が始まったのです。
餌をやった記憶もありませんし、本当に不思議でした。
私、犬にナメられていたのでしょうか?
(まるひ)
・私のいとこは「面」という漢字をならい、
面を使った単語を3つ書くという宿題で、
「らあ面、そう面、たんたん面」
と書いて提出していました。
とっても可愛い2年生です。
ゴロだけはいいけどねー。
(なほ)
・少年時代はよく寝ぼけていました。
起き抜けの夢と現実との区別のつかない時間が、
今よりずっと長かったように思います。
中学生の時、修学旅行の前日の夜の九時くらいに
半寝状態から飛び起きて、リュックを持って
半狂乱でどこかにいこうとするバカ兄である僕と、
「どこ行くの?」と普通に聞く弟。
「うるせー」の一言を残して外へ飛び出したものの、
100メートルくらい走って、だんだん冷静になる兄、
家の中で何一つ気にしていない弟。
恥ずかしながら戻る兄……。
ちなみに、僕は、離れ離れになっていた家族が
再会する番組を見ては、その途中で眠ってしまい、
番組内容そのまんまの夢をよく見ていました。
夢の中は感動が直撃するうえ、
まさに自分の体験として感じられていたので、
起きた瞬間に泣きました。
弟がその番組をあまり興味なさそうに見ている傍ら、
寝ていた兄はクライマックスになるとむっくり起きて、
番組を見てもいないくせに、
なんか泣いてる、嫌な原風景です。
(かわ)
・ちょっと季節外れですけど。
小学校2年生くらいのときのことです。
近くの公民館の庭で夏祭りがありました。
縁日にたくさんのお店が出てにぎやかで
渡されたお小遣いを何に使おうか、
隣り合った金魚すくいと
綿菓子の店の前で迷っていると
浴衣にビーサンの足元を、
なにやらちくちくした感触が……。
てっきりとがった葉の草でも生えていると思って
足を動かしてもついてくる。
蚊に襲われているのかと思って手をやると
一番大きなビー玉より
もっと大きくてごついものが手に触れました。
ぎょっとしてよく見ると
なんとセミのさなぎが登ってきていたのでした。
折角長い間がんばったんだから、人の足で羽化すんなよ。
先日夫にその話をしたら
「セミに木と間違えられるほど
長い間、金魚と綿菓子で迷ってたのか」
とあきれられました。
もちろんそのセミは近くの木にバトンタッチしました。
(KUM)
・小学校4年生くらい。
自分のことを「わたし」というのが何となく恥ずかしく、
自分の名前で言うのもはずかしく、
女の子なのに、「ぼく」とか「ぼくちん」とか、
そんな言い方をしていた頃がありました。
なんとなくかわいい感じもあり、
ブリッコっぽくないかっこいい感じもあり、
そのように言ってたんだとおもうんですが、
そのうち、いつ時からか、これまたなんとなく
「うち」と言うようになりました。
そしてそのうち なにがどうなってか
「うち」から「う○ち」になってました。なってました。
そしてそれの変形で「う○こ」と言ってました。
今考えると、とってもありえない ですが、
そのころは、「う○こもー!」(わたしもー)とか
「う○こねー、今日ねー」など、
頻繁に、しかも当たり前に使用してました。
親の前では使ってなかったとおもいますが、
いったいなんでこうなったのかわかりません。
とにかく、自分というのをそう言葉にしたくて
毎日が楽しくて、でした。
(ペッコ)
・幼稚園の卒園式の写真撮影で、
私たちは卒園証書が入った筒を
斜めに持つようにいわれました。
が、写真を見てみるとが、なぜか私だけ
両手を垂直に曲げ腕の間に筒をはさんで大真面目。
その当時の私は写真をとるときは
バカっぽいことを
しなくてはならないと思い込んでました。
でもきっと同級生の子達が見たら
「この子って・・・」と思われるんだろうなー。
はずかしい!
(MOMO)
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(ミニコメント)
犬になつかれた話や、「面」についての話などは、
かわいくてたまらない、という感じでしたー!!!
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
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